私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

涼を求めて

2015-08-14 05:12:59 | お出掛け日記
何処か涼しい所に連れて行ってほしいと言った妻に「朝霧高原はどうか?」と提案したのは富士山に行く前だった。
気持ちとしては富士山に行ったのだから朝霧高原は無くても良いんじゃないかと思っていたのは私だけで朝霧高原も行く事に成って居た。

朝から雨模様で全国的に一日雨と聞くと出掛けるには不向きな日だ。何処か屋根のある施設を考えたのだけど、つい最近検索したばかりの「富士山レーダードーム館」が頭から離れない。

富士吉田まで足を延ばして「吉田うどん」を食べ、富士山レーダーを見る事に予定を変更。


約1時間30分強で河口湖町に到着。外気温は19°雨降り(小雨程度)だから涼しいのか河口湖町が涼しいのかと気象観測員でもないのに気になる。こんな日は富士急ハイランドの「フジヤマ」も動いていない事を横目で見ながらうどん屋を探す。

多分うどん屋は混雑するだろうから早めの昼食として適当なうどん屋に入る事にした。それがこの店。



メニューが分かり難くて(文字で書けば理解できるのだが、写真とポップではちょっと…)チク天うどん(ちくわの天婦羅)を注文した。
妻は冷やしたぬきに生卵をトッピング。どうしても月見にしたかったらしい。

さて、出て来たうどんはと言うと温かい。てっきり冷たいうどんと思い込んでいただけに驚いた。
もう一度分かり難いメニューを見直してみると確かに冷たいうどんの中に「ちく天うどん」は無かったりするので二度びっくり。
他のうどんは有るのになぜ「チク天」だけ外すかな~。

自分の愚かさを反省しながら一口食べると太いうどんは堅い。腰が有ると言うより芯が残っている感じ。初めて食べた吉田うどんなので、印象を記憶して置く。

それでも温かいうどんは良い方で、妻の冷たいうどんは更に固い。温かいうどんが正解だった事を思い知る。吉田うどん恐るべし。(笑)

妻の冷たいうどんを噛み締めて食べた。思った通り腹持ちがよくこの後買い食いが出来なくなってしまうから面白い。



うどん屋から15分ほどで到着。道の駅「富士吉田」と隣り合っているので駐車場は大混乱しているのだけどドーム館に近い所(道の駅の施設から遠い所)は空いている。

NHK「プレジェクトX」の第一回目の放送で取り上げられた富士山レーダー設置のドキュメンタリーをシアターで見て居ると、涼しくてふかふかの椅子に暗い所と三拍子そろい爆睡間違いなし。他にも寝てしまった男性を見かけて何処も同じと苦笑いするのでした。

話半分のドキュメンタリーなのだが(寝ていたから)富士山山頂に組み上がったドームをヘリコプターで運ぶ時のパイロットが特攻隊の教官だった話の時は急に目が冴えて、彼の自分がやらなければと言う強い気持ちが真面に伝わって来た。八月だからでしょうか。

そう思って最上階のドーム内側は感動的でもあった。



館内撮影禁止なのでパンフレット。

気温マイナス8°風速13メートルは体感温度ではマイナス20度にもなるそうだ。
体験コーナーに入って実感してみる。係員が入る時に「体験は30秒ですから」言う。然も入り口横には貸出し用のジャンパーが吊るされていて、こんなのを見ると中はそんなに寒くなるのだろうかと期待と不安が入り混じるのでした。
でもジャンパーを使っても良いとは言わないので、ちょっと安心。

最初の風速5メートルでは、ちょっと涼しくて気持ちがいい。そこから10メートル、そして13メートル此れは寒くて凍えそうで早くスイッチを切ってくれ!と思いながら停まるのを待っているとやっと止まった。30秒を侮る無かれ。風速13メートルは10秒も無かったと思うけれど寒かった。そりゃあTシャツに短パンですから。

ドーム館を出て来ると外の気温は28度まで上がって居た。吉田町は暑くなるようです。



帰路の途中、最初の目的地「朝霧高原道の駅」に立ち寄る。気温22°。涼しいのだけれど悪天候のため霧の中に居る感じ。
晴れていれば気持ちいいと思います。
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医者の話

2015-08-12 05:57:44 | 治療経過
主治医と今後の妻の治療(延命)方針についての面談が持たれ、ホルモン療法ではがんを抑えきれなく成った今、抗がん剤治療に切り替える事に成った。

此れは飲み薬と点滴が有るそうで点滴の方が効くと言われているが飲み薬もそれほど変わらない結果が出ているそうだ。
抗がん剤は副作用が厳しいので副作用の少ない飲み薬から始める事に成った。

2週間服用して1週間休みを1クールとして2クルールで様子を見る事とし有効であれば継続する事に成るだろう。

点滴による抗がん剤も6種類あり此れは副作用(髪が抜ける、食欲不振など)が強く出るらしいのだけど、ガンには効くと言われているそうだ。
薬は個人差があるしがんの種類によっても有効か否かはっきり出るので、果たしてどの薬が効くのか全く分からない。

医者の一言が「薬が効いた人で3年有効だった人も居ます」と言われまるで余命が3年と言われた様な気がした。

妻の質問で「勤め先の健康診断を受診した方が良いでしょうか」と聞くと

「あれは、健康な人が受診するもので、あなたの場合は私が全部見ていますから受信する必要がありません」ときっぱい仰った。

確かに無駄にX線を浴びる事も無いでしょう。

ただ、「健康な人」と言う括りに妻は入って居ないんだなとぼんやり思った。
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納涼登山的な

2015-08-09 16:42:06 | お出掛け日記
日頃の暑さに「何処か涼しい所に連れて行って欲しい」と言う妻に近所のスーパーに行ったら涼しいよなどとお茶を濁していたのだけど、昔富士山の麓の遊園地が涼しかった事を思い出して富士山に行って見る事にした。

富士宮口はマイカー規制をしているので、登山者に不人気でマイカー規制をしていない御殿場口を目的地に決めた。
車載されている屋外温度計を表示して見ると出発時は34度と見ただけでも汗が出て来る。

富士市から登り始め「富士山こどもの国」まで来ると車外温度は28°まで下がって下界から脱出しつつあることが感じられた。
途中で外気温度が25°まで下がって来たので車載エアコンを止め窓を開けると気持ちの良い風が吹き込んでくる。

神の領域に入ったのでしょうか。(富士山信仰)




駐車場は殆ど満車状態だったけれど、日曜日の昼前(11時頃)なので下山して来た登山客などもあり空いている所を見つけるのにそんなに時間は掛からず駐車出来ました。

此処の気温は23°まで下がり、吹き抜ける風は人工的に冷やされた風と違って気持ちがいい。
天然イオンが沢山含まれている気がします。(個人の感想です)

案内所まで行くと登山客と明らかに登山じゃ無い客(Tシャツにスニーカー)を区別してカウントしていて話を聞くと民間と役所と両方のデーター集めだそうだ。

真っ黒に焼けた顔はどこか健康的で陸上の為末さんを思い出させた。

御殿場口から富士山山頂を見ると左側に宝永山が見え(写真左の高い木の当たり)最高峰の剣が峰を見る事は出来ない。剣が峰には気象レーダーのドームが有ったのだけどそんな事を知る人も少なくなったでしょう。

1999年に富士山レーダーの役目を気象衛星ひまわり5号が引継ぎ役目を終えた。
2001年に麓の吉田町に移されたドームは2004年から富士吉田市立富士山レーダードーム館として体験学習施設に成って居る。



登り口の脇に「↑上の小屋まで10分 24h食事ok **茶屋」の立て看板を見付け其処まで登って何か食べようかと提案すると意外と食い付が良く火山の砂山を登り始めたのでした。

ところがたった数分登っただけで「無理~」と言い始め昼食を断念する事に成りました。
振り返ると箱根の山が目線よりも低い処に見え話題の大涌谷辺りを凝視するも、雲が多く火山の煙と区別できませんでした。(笑)



ボランティアガイドのご婦人が熱心にフジアザミを説明してくれるので相槌を打ち調子を合わせ、涼みに来ただけの富士山を楽しむのでした。

花が咲く頃にはちょっと早いそうで蕾を見るだけに留まりました。(残念)
コメント (6)
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みなと花火

2015-08-04 05:28:18 | お出掛け日記
毎年、花火の場所取りをしてくれる熱心な花火愛好家に誘われ打ち上げ1時間前を目指して妻と家を出る。

途中の酒屋でビールを買い求めるのだけどこれが傑作で、応対に出て来たご主人がレジを上手く打てないのだった。
然もビールの値段をショーケースまで見に行くと言う有様にあらあらと思っていると女将が出て来てレジを交替した。

ところがこれが又おかしい。何度打ち直しても思う金額に成らないらしい。こちらも暇つぶしに暗算で計算してみるとレジの表示と同じに成るのだが一体何が腑に落ちなかったのだろうか。

女将の言い訳が「いつも発泡酒ばかり出るので、ビールの金額が高くて…」といつもと違う高額に納得できない様だった。
田舎のこんな小さな店までビールが売れていないとは思いませんでした。(年寄りは発泡酒じゃなくてラガービールを飲むと思っていた)

さて、花火会場に着いてみると、例年と様子がおかしい。
まず、出店の数が半分以下に激減していて其処に長蛇の列ときたから、何時岸壁に行けるか分からないので買い物は後回しにして(この時は牛串焼きと生ビールを買う積り)荷物を置いて来ようと思うのでした。

すると昨年までは無かった入場制限をしており最後尾に並べと言う。
最後尾は入口から200mは向こうに歩かされる。みんなブツブツ言いながらそれでもちゃんと最後尾に並ぶのは日本人のマナーの良さでしょう。

最後尾に並んで待つ事10分。列が動き始め入り口付近まで来ると「混乱を避けるため、再入場の時も最後尾にお並びください」と声を張り上げている。
じゃあ牛串はどうなるんじゃ!と呟きもせずゲートを潜った。歳と共に諦めが早い。来年は家で牛串を焼いてから来る事にしよう。


<写真:舞起こせオレンジ旋風、エスパルスの花火らしい>

いつもの場所に彼は居ない。暫く探してみたが全く分からず携帯電話に掛けてみると呼び出し音が一回で応対に出てくれたので、何処かで見ていて待ち構えていたんじゃないかと思えて笑える。

いつもの所よりちょっと北側で沖に「古川組」の船が見える所との説明に、沖に停泊している船の名前なんて小さくて見えやしない。とりあえず入口を入って左の方に歩き始める。

50m位は歩いたと思うのだけど「ちょっと」って感覚が行き過ぎたかと振り返りつつ進むと前方で手を振る知り合いを見つけホッとするのでした。ちょっとの感覚のずれを微調整して置く。(笑)


<写真:オレンジ旋風も花火の様に炸裂して欲しいですね>

今年の「みなとかっぽれ」踊りが汚くて見ていても面白くないと、徳島県出身のN教授に話を向けると阿波踊りがそうだったらしい。若者たちが踊りに参加するのは良いけれど踊りが汚くなってしまったそうだ。

そこで、踊りのプロ集団と若者たちを完全に分けたと聞きました。若者たちを排除する事も検討されたが排除する事無く融合させた事例ではないでしょうか。
みなと祭りの執行部も見学に行って上手に取り入れて貰いたいと思います。


阿波踊りのプロ集団の様な団体も有り彼らの踊りは見事に統一された見応えのある物らしいのですが「みなとかっぽれ」にはそれが無い。集客のために参加者を募ったのだけど、これじゃあ時間の問題で廃れるのが見えて来る。

地踊りを残そうとする運動も分かるけれど、同時に綺麗な「みなとかっぽれ」を見せてほしい。
「櫻川ぴん助」社中の「みなとかっぽれ」を目の前で見た事が有るけれどその凛とした姿勢は今も印象に残っています。

もう一度原点に立ち返ってかっこよく踊ってもらいたいです。



妻が作った手作り稲荷ずしを頬張り岩盤浴の様に厚くなったコンクリートの上でビールを飲みながら至福の時を過ごす。
今年は風が有って花火が綺麗だ。


子供が考えた夢花火:カタツムリ

くじら、時計

泳ぐ亀
方向が求められ打花火は見る角度で平らに見えるでしょうから様々な打ち上げ角度に苦労している。5回くらい剥げて1回でもちゃんと見えれば大成功でしょう。

花火師の腕の見せ処じゃ無いでしょうか。毎年ちょっと楽しみにしています。



こんな花火を見終わると、今年も夏が終わった気がします。残暑厳しい毎日が続く。
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みなと祭り2015

2015-08-02 09:44:04 | お出掛け日記
今年は歴史上初の女性が次郎長役と聞きどんな次郎長か興味が湧く。

清水区内の慰問行脚を終え7時に次郎長通りに戻って来ると聞いたので、時間を合わせて出掛けてみると次郎長通り商店街を車両通行止めにして踊っている。「かっぽれ」とは違って静かな踊りなのだ。

次郎長一家は笠を持っているので手拍子が出来ないし草鞋だから足音もしない。
それでも商店街の役員が太鼓と鐘を鳴らすのだけど、少しずつずれていて気持ちが悪い。(笑)

先頭を歩く山岡鉄舟役が異様に元気で、歴代の山岡鉄舟のイメージを完全に壊していて面白い。声が大きくて踊りが派手でちょっとした違和感が湧くのだけど、次郎長一家が「みなとかっぽれ」を踊る時はピッタリ合っているから不思議です。



休憩と給水タイムは口上の披露。
話題の次郎長は立派に成し遂げ感動する。「おてふ」役を男性が扮した事が有るのだから、次郎長さんを女性がやっても可笑くはないけれど体力の居る役なので覚悟が必要だったはずです。

親衛隊と呼ばれる出身町内婦人部(駒越)が応援に駆け付けており次郎長も壇上からお礼を述べるほどだった。
人の繋がりは大事ですね。



「おてふ」さんは本物の娘さんらしい。



次郎長通りからさつき通りに来ると此処はかっぽれで賑わっているのだけど、年々踊りが雑に成っている様で見ていても汚い。
昨年などは綺麗に踊る一団もすぐに見つけられたのだけど、今年は見付けられなかった。

背中に漢字の書かれた長い法被の様な物を着て(しかも黒い)ダラダラの踊りは頂けない。

パイプ椅子の「監督」も踊りのチェックに余念がない。(ように見える)



昭和のカキ氷の幟に惹かれてかき氷を購入する。
聞けば「昭和の駄菓子屋から持ってきたマシーン」だそうで出来上がったかき氷もフラッペと違ってシャリシャリと美味しい。
昭和って甘かったんですね。



港橋の折り返し。
港からの風が吹き抜けるので少し涼しい。でも、彼らは滝のように汗をかいていて、日頃貯まった鬱憤を吐き出して通りの熱気が更に上がって居た。
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