私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

清水アートクラフト

2015-04-23 17:50:39 | お出掛け日記
4/18清水アート・クラフトフェァに出掛ける。
家人を誘ったのだけどあまり乗って来ないので(家人は午後、読み聞かせのサークル活動が予定されていた)一人で出かける事にして、早めの昼食を摂った。食べてから行かないとやたらと食べ物ばかりに目が行ってしまう(悪食)ので此処はお腹を落ち着かせてからと用心に余念がない。

陶芸作品を見るのが第一目的ですが作家さんとの会話に持ち込み、その作品の見処をさり気なく探るのです。(笑)

陶器の羊を置いている店が有り手に取って振ってみると鈍い音がする。土鈴ですね。
「今年の初めにはよく売れたんですが…」と季節もの(干支)はちょっと時期を外すと見向きもされませんね。羊の出来は良かったのですが個人的には山羊が欲しかったです。(山羊座なので)

革製のブックカバーをワゴンで出している所が有り、もう一つ欲しかったので物色していると「よ~」と声を掛けられた。
振り返ると見た事が有る顔なんだけど清水に居るはずがない(新潟の)人なので誰なのか直ぐにピントが合わなくて焦った。でも、彼の見ている方向はちょっと違って私の隣の人を見ていた。(彼の奥さんだった)

知らない内に隣同士に成って居て更にびっくり。こんな偶然も有るんだと不思議に思いながら、早速「LINE」交換。彼も息子とのやり取りを「LINE」でしているそうで家と同じですね。孫自慢の写真を見せられ新しい携帯電話機に変えようかと真剣に思う。(笑)



小物の動物の焼き物を箸置きにしよう。
猫の尻尾が直ぐに折れそうだと意見を言うと磁器なら少しは丈夫だからと勧められ髭のある猫を購入。現在第一線で使用中。

通っている陶芸教室では箸置きは作ってはいけないので、購入するしかないのでした。(箸置きは小さすぎて、作品の管理が難しいとか)




亀を見ていたら兎が欲しくなり兎は無いのか聞くとないらしい。ただ、来年は兎が有るかもしれない。
この中から自分好みを探し出すのは新潟の人と出会うよりも難しいと思う。
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興津の鯛焼き

2015-04-22 20:46:09 | ご飯ですね
店舗が全焼してしまい、再起は無理だろうと思っていた「興津の鯛焼」が復活した話を聞いて仕事の合間に出掛けてみた。以前の店舗とは全く違う場所で、旧東海道沿いの国道52号線に近い所だ。気を付けて探さないと見落としてしまいそうで実際に見落としてしまった。(笑)

暖簾が目印

真新しい暖簾は再起を願う人たちに答える様に静かに揺れていた。
ご婦人が二人で焼いており、店の外にまで香ばしい匂いがして生唾が出る。



以前の釜は備え付けなので動かせなかったし(火事でも焼け残った)釜の火力が衰えていて使えなかったそうだ。古い石窯だったので微妙な火力調整が気難しかった。

理由は兎も角、新しいガス釜に成って居た。型も新しく作り直したそうだ。

鯛焼きの型を作っている業者が無くて、埼玉の鋳物屋に以前使っていた鯛焼きの型を送って全く同じものを作ってもらったそうだ。復活には苦労が付き物です。

以前は2台しかなかった焼き場が4台に増えており、大量注文にも応えられそうです。
焼きたての鯛焼きは皮がパリッとしていて旨い。

以前に書いた鯛焼き(火災前)の記事はこちら
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曲者

2015-04-15 04:39:46 | ご飯ですね
藤枝で現場仕事に出た時、昼飯に看板の無いうなぎ屋が有るんだけどと、甘い誘いに乗っかり行って見たのだけど店の門には「本日の分終りです」の札が下がって居てガッカリし、その日は他の店に行くのでした。
一度は入ってしまった鰻スイッチはそう簡単に戻す事が出来ず、最終日にもう一度チャレンジする事にして今度は電話予約をして万全を期する事にしたのでした。此れで食べられる。

ところが、又しても同じ札が下がっている。
その時は、「人気店なので予約で満席に成って居るのかな」と極自然に思い門を潜るのでした。

店内に入り予約した旨を伝えると「奥の左側の部屋にどうぞ」と年上のご婦人がそっけなく言う。初めての店なのでそれがどの程度の歓迎なのか分からないけれど、「ツンツン」した印象を受け少し不安に成りながら部屋に入る。

この店にはメニューなる物は一切なく何をどうしていいのか戸惑う所なのだけどその辺りはリサーチ済み。
肝焼きが有る事を知っていたので肝焼きを注文すると「そういう事は電話予約の時に言ってくれなきゃ、有るかどうかわからないよ。有ったら何本焼くの?」と相変わらず「ツンツン」が続き恐縮する。

でも、よく考えてみれば電話で聞かれなかったし、予約した人が必ず肝焼きの事を言うとも思えないし、店に入ってから食べたくなったりするのだから予約時に言わなければならないなんて違和感が有る。(店のおばちゃんの対応に疑問が湧いて来る)




暫くすると今日は肝焼きが有りましたと先ほどよりも柔らかい感じで持って来てくれて少し安堵するのでした。

旨い



鰻を堪能していると来客が有り「三人だけど入れる?」と店に入るなり言う声が良く聞こえた。
「奥の右側の部屋にどうぞ」と自分の時と同じ調子の声も聞こえる。

ただ、この客は予約していない様だ。(そろそろ気が付き始める)

帰り際に先ほどのご婦人に表の札はいつも下げてあるのか確かめると「そう、いつも下げてあるよ。うちは予約でやってるから」と相変わらず「ツンツン」しているのだけど、隣で鰻を焼いているご主人が笑いを堪えるのに必死の様子に気が付きこれは店名のサブタイトル「へそ曲がり」なんだと確信した。

予約なしでも入れるし、そもそも本日分終了なんて嘘なんだ。
結局、このご婦人には、大うそまで盛ってもらって大歓迎を受けていた事を知る。(笑)



箸袋に描かれていた地図を載せますが、この店には行かないでください。店のご婦人の思いを自分なりに伝えてみました。(笑)



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2015-04-13 08:30:12 | ご飯ですね
静岡市清水区中河内の知り合いに筍堀に誘われていたのだけど、今年は現場仕事が入り(新年度初頭の仕事は希少)珍しく仕事を優先したので、家人と愚息とその友人達に任せる事にした。

母も、今年は「お父さんが行かないので、筍が沢山取れないかもしれない」と近所にふれ回っており、母に「おとうさん」呼ばわりされる息子って居心地が悪い。

(写真:母が煮た筍は味が濃くてしょっぱい。カツオの削り節をそのまま入れるので見た目に汚くて好きになれないけど、田舎料理だからこんな物かと思う。そう言えば煮物を作る時、出汁の代わりに鯖の水煮缶を入れたりするので何も言えない。)

帰宅後、家人に筍堀の様子を聞くとI さんの朝礼に始まり現場監督に着任、更にN教授も筍を見つけるも積極的に掘らなかったらしい。
今年初参加のK夫婦はご主人がバリバリ頑張ったそうで翌日の筋肉痛が気がかりです。高校生の愚息たちが沢山掘った様で何よりです。



(写真:わらびは醤油マヨネーズが美味しいと思う)

夕方「サザエさん」を見ていたら「ふね」が「たらお」(通称タラちゃん)と話しているのだけど自分の事をお母さんと言っていて違和感を感じた。家庭内の呼び方は一番若い人から見た続柄に成るのでこの場合は「おばあちゃん」などと言うべきでは無いだろうか。

更に見ていると「サザエ」が醤油を買い忘れて帰宅するのだけど、今の時代なら「ますお」の携帯電話に電話して帰りに買って来てと言うのが一般的じゃないだろうか。醤油を買いに出たサザエがマスオと合い一緒に帰宅するのだから、晩飯の調理に醤油が必要だったとは思えない。ますおは早退したのだろうか。

矛盾を見つけると気に成ってアニメを楽しめない。これは昔話に通じる所が有り「そこを気にしてはいけないよ」と読み聞かせの人に言われたことを思い出す。

いずれにしても携帯電話がこれだけ普及しているのに一切出て来ない事に違和感が有る。そう言えば磯野家の固定電話は黒電話でダイヤル式だったかも。そうなるとサザエさんも時代遅れに成りつつあるようだ。

いや、サザエさんは昭和の儘なのだ。



母の作るきゃらぶきは好きです。

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京都の坂

2015-04-11 06:11:11 | お出掛け日記
京都駅からJR奈良線で二駅。稲荷駅を降りると直ぐに朱の鳥居が目に入る。
それと同時に黒光りした狐が金色の稲穂を加えている。ただの狐ではなく狛狐ですね。

鳥居に近づくと大学生くらいの若者が「此処は商売繁盛系の神社だから関係ないかなぁ…」などとボヤクのを聞き、「じゃあ貴兄は何しに来たんじゃ?」とは言わない。序ですが商売系だけではなく安産、万病平癒、学業成就系でもある事も付け足してあげたい。

地元の美濃輪稲荷神社が子供の火遊びにより本殿が焼失(ご本尊は無事)してから神社の力が落ちて居る様な気がして総本宮の伏見稲荷をお参りするのでした。

境内の狐は「稲穂」「巻物」「鍵」「玉」を加えているものが有り、それぞれ稲穂は五穀豊穣、巻物は知恵を表すらしい。
「玉は稲荷神の霊徳の象徴で、鍵はその御霊を身につけようとする願望である」とする文献や、稲穂をはじめ宝物を納める倉庫の鍵を象っていると書かれた物も有り鍵の意味がよく分からなくてモヤモヤする。

ただ花火が打ち上げられる時、「たまや~」とか「かぎや~」などの掛け声は、伏見稲荷大社の狛狐が咥えている玉と鍵に由来しているそうです。(知らなかった)



本殿のお参りを済ませ、外国人観光客に人気の高い千本鳥居の入り口に到着。
先日テレビの取材で「千本有りますか?」と聞いたアナウンサーが居たのだけど、気を悪くする事も無く現在は九百○十※本ですと答えた居た事を覚えている。(本数は曖昧)

何故減ってしまうのか不思議に思えていたのですが…



木製の鳥居は足元が腐り始めていて10年位しか持たないようです。それが証拠に古い鳥居が有りません。平成八年の鳥居も足元は完全に朽ちていて近々撤去されそうでした。

ただ、石で作られた鳥居は明治40年とか、大正の物も有り歴史を感じます。

下世話な話ですが鳥居奉納は5号(多分此処に有る物)は175,000円、6号は383,000円~…10号は1,302,000円~とあり場所によって金額が変わるそうだ。
何故、鳥居を立てるのか?
願い事が「通る」或は「通った」御礼の意味で鳥居を奉納する慣習が江戸時代以降に広まったとあり、ほとんどが企業の名前なので「商売繁盛」を願って奉納したと思われる。ご利益はいつまで続くのでしょうか。撤去されたらどうなるのでしょうか。誰も教えてはくれない。

鳥居を急ぎ過ぎて途中に有る「おもかる石」を見落としてしまった。(残念)成就可否を念じて石灯篭の空輪(一番上の石)を持ち上げ、その時感じる重さが思ったよりも軽かったら願いが叶い、重ければ叶い難しとする試し石だそうだ。
家人の長生きを願ったのだけど重かったらどうしようと思い当たり、試さなくて良かったのかも知れない。(笑)

千本鳥居を抜けても鳥居はまだまだ続き何処まで行くのかと思って山を登って行くと「新池」に出た。一息入れるとこの先「三ツ辻」まで8分。昨日の疲れが残り「三ツ辻」から裏道を下山する事にした。既に古傷の右膝が痛くなり出しこの先の坂が思いやられる。

裏道にも(ここに住む人は裏道と思っていない)沢山の鳥居があり一つ一つ拝んでいたら平地に辿り着けない。
ただその道は風の音しか聞こえない静かな道でした。

-*-*-





伏見稲荷から東福寺まで徒歩で向かう。三門が国宝なのでそれを見たいと思い桜の名所でもないのに訪ねるのでした。(写真右側)
右下の四角い柱が通称「太閤柱」と言われているらしい。



三門の説明文の横に「本日公開時刻」と書かれた立て看板が有り三門の中(門の上の方)に入れるのかと期待したらそれは「高島屋」の上得意様のみの公開で一般人は入る事が出来なかった。この日は境内で内覧会と食事会も行われていて一般客に迷惑を掛けているのだから、見せてくれても良さそうなのに残念です。
もう絶対高島屋なんかで買い物をするものかと思ったけれど静岡には無かったので良かったと思う。(負け惜しみ)




北朝大四代将軍足利義持の筆「玅雲閣」(山門に掲げられている)




桜の木が無いので観光客は疎らで静かなひと時を過ごし穏やかな気分に成る。
その時何を考えていたのか今となっては全く思い出せないけれど、温かくていい気分に成った事は間違いない。非日常を体感する事は日常を過ごすには大切な事なのだと思う。

東福寺は紅葉がたくさん植えられていて新緑のモミジは其れなりに綺麗だったので、紅葉の季節にも来てみたいと思いながら橋回廊・通天橋からの渓谷を眺めるのでした。

-*-*-




清水寺を目指して「清水坂」を登る。
余りの人の多さに驚き、着物姿の外国人にもっと驚き、然もこの坂で裾を捲って歩いていたので「ヤメテクレ~」と心で叫ぶしかありませんでした。日本の文化(着物)を体験する観光なんだろうけど、ちょっと趣が違う。(海外旅行の時は気を付けそう滅多に行かないけど)

外国人受けする着物の柄も派手なものが目立ち、大よそ日本人が選びそうも無い原色を使っており直ぐに外国人だと分かるケバケバしさなのです。(でも、日本に来てくれてありがとう)



「きよみずしょうがっこう」って読むんでしょうね。でも親しみが有ります。



茶わん坂を下る。
韓国人のスチール写真撮影が行われて居る事(写真中央辺のに男女の着物姿)に気が付かずに歩いていたら、行き成り後ろから大声を掛けられ思いっ切り邪魔した事に気が付いた。でも、しょうがないジャン。人が多いんだから。

愚息の土産に新緑のモミジが綺麗な抹茶椀を購入し、普通の飯椀では小さく成って来た成長を喜ばしく思い、今回旅行に同行出来なかった埋め合わせをする
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