衝動買い

楽器を見ているうちに、何か欲しくなってきたのだが、マラカスでは当たり前すぎてやめて、ギロも良いけど、ちょっと大きいし、サンバホイッスルは吹くと五月蠅いからやめて（サンバホイッスルと言えば八神純子のみずいろの雨ですね）、と思っていると、サービス品の”kazoo”が隣にあった。「これだ。」と思って値段を聞くと、予算内だったので、求める事にした。

高校時代に、楽器好きな友達がいて、kazooは彼の趣味の中で、初めて出合った。普通の楽器は、多少音痴でも楽器がちゃんと音を出してくれるのだが、これは、そうは行かない。そして、吹いていると歯茎が振動で震えてきて、気持ち悪くなった事がある。（ちょっと、吹きすぎ）そんな訳で、買ってはみたけれど、見るだけになっている。

最近新しい道具自慢のメールが、乱発され、いつもなら「鹿と」しているのだが、我慢が足りず、我家の新しい物を何か出したくなって、Kazooを載せる事にしました。でも、リードボーカルなので、演奏しながら歌え～ないのが残念です。

巴川沿いを行く

とんかつ屋を出た後、巴川の左岸沿いを下流に向って歩き始めた。JR、静鉄の高架橋をくぐり暫く行くと、「もちづき楽器」の看板が、目に入ってきた。
昔、中学生2年生の時、この店で「スプリングコンサート」と銘打ったフォークコンサートのチケットを、友達と買った事を思い出した。それは、今は無き駿府会館で行われ、よしだたくろう、かぐや姫（初期型）、六文銭、など豪華メンバーだった。大人たちに混じって聞くコンサートは、刺激的だった。当時、拓郎が富士フィルムのCMソングを、歌っている頃です。
（♬have a　nice　day　ウォウォウォウォ～　Ho～富士カラー。）と（色っぽいと言う事は、ええ事なんよ～。ええ事は勧んでやって見るもんよ。）が盛んに歌われていた。今みたいに、テレビに出ない人だったから、CMは、画期的でした。

吹奏楽部だったこともあって、この店には、よく来ていたので、懐かしさもあって、店内を覗いてみる事にした。バイオリンやサックスが飾ってあって、奥の方にギターが陳列してあった。勢いで「マンドリンは、ありますか」と聴くと「マンドリンは、お取り寄せになります」と言われ、フラットマンドリンと、膨らんだマンドリンの音色の違いを、確かめる事が出来なかった。マンドリンって人気ないのかな、と思いながら、ウクレレの弦をちょっと弾いてみる。

昼はとんかつ

まちなかバスを、戸田書店前で見送った後、JR線路脇にあるとんかつ屋を思い出し、行ってみる事にした。滅多にとんかつは食べないのだが（食べた後に、後悔をするので）、この日は、とっても前向きに店に向った。ところが、店の前まで来ると、準備中の札が置いてある。「？？？」時刻は11時45分、普通なら間違いなく営業中の時刻のはずだ。ふと入口を見ると、暖簾が下がっていたので、入ってみる事にした。店内に入ると、愛想のいいご主人が、調理場の中から迎えてくれた。「やってますよねえ」と恐る恐る聞くと「はい、やてます」との返事がきて　ほっとしながら、カウンター席に座る。
とんかつと言えば、ロースだろうね、と常日頃思っているので、「ランチのロースで」と、注文をすると「ロースじゃないとダメですか」聞かれ、「実は、今日はいいロースが、入ってこなかったので、返しちゃったんですよ。」と、ご主人が言うのであった。良くないものは出したくないと、商売に対する責任の取り方に感心して、それならばと、ひれかつにする事にした。
暫くすると、歳のころは70歳くらいの、女性二人連れのなじみ客が、入ってきて牡蠣フライはないの、と言いはじめた。そうか、もうそんな季節なんだ、と思いながら、会話に耳を傾けていると（アバンティー風）ご主人が、うちは、11月くらいからなんです、と言って応対している。するとご婦人達は、ちょっとがっかりしながら、「（店に）入っちゃったから、このままじゃ帰れないね」と言って、二つ隣の席に座った。
今度は、女将さんが出てきて、今日はロースが良くないんです、とさっきと同じ説明をしていた。念の入った対応に、ちょっと苦笑してしまった。

勿論、ひれかつ定食は、それなりに美味しかったが、次回チャンスがあったら、ロースかつを、食べてみたいと思ったのだ。でもすぐに、牡蠣フライが先かもしれないと　思い直していた。
カウンターの隅っこに小さなテレビがあって、下世話なボクサーのニュースを映していたが、そのニュースのせいで、ちょっと、楽しくなくなってしまった。
店の雰囲気と、料理と、テレビのニュースは、不協和音のように、交じり合わなかった。

戸田書店前

この道を、路線バスが通るのを始めてみました。バスって大きいんだなあ、と思いました。
実際にこの路線が営業運転する時は、もう少し小さいバスになるのだろうか。昼間の時間帯は、空いているけれど、車が混み合ってくると、静岡市葵区の駒形通りの様に、バスが通れなくなりそうでちょっと心配です。
この後、線路脇の店で、昼食を食べるのだが、そこのご主人が、このバスで清水銀座も、活気が出てきますかねえ、と言うので、みんなが乗って来て、清水銀座で買い物をすれば良いけどね、とこの先を展望する。
何処から乗っても、100円なのが手軽で良いです。

まちなかバス

登檣礼（とうしょうれい）を見た後、清水まちなか巡回バス（試験運行）で「日の出センター」から乗車した。認知度は、まだまだ低いようだが、日本丸効果で、ほぼ満席だった。路線経路が、裏通りを走っていて、清水区民でありながら、新鮮な感じがする。「清水テルサ前」で下車して、パル通り商店街（旧清水銀座）の戸田書店前で、路線バスが通るのを、待ち受ける事にした。
暫くすると、JR清水東口を経由して来たバスが（さっきまで自分が乗っていた）波止場踏切を渡って、パル通り商店街に入ってきた。
ちょっと、びっくりするけれど、車通りも少ないので、意外と良いかも知れません。バス停が、既存の場所じゃない所が、またいいですね。新しい使い方が、出来そうです。