私のなべ四器(規矩準縄)

今、自分の周りで起きていること。ご近所のトマソンもそんなに、気にしてない。深めにかぶった帽子で、年内不定休営業中。

月餅

2007-10-06 10:18:37 | ひとり独り言
中国語講座のお客様から、月餅(げっぺい)を頂いた。

旧暦8月15日は中秋節、今年は9/18(日)です。中国では豊作のお祝いとして、満月を愛でながら月餅を食べる習慣があります。月の丸さと家族円満をかけた縁起物で、贈答も盛んです。月餅はサイズが大きくひとりで食べきれないと言われる方もいますが、大きな月餅を家族で仲良く切り分けて食べるのが本来の食べ方。そんな食べ方も家族を大切に考える文化が伺えます。 ネット検索による。

講座中に、月餅談義になってしまった。中身は「あんこ」ではあるが、他にいろいろなものを混ぜて、選択肢を増やしている。その中でもちょっと変わっていたのは、あんこの中にアヒルの黄卵を塩漬けにしたものが入っている独特なものだ。黄身はすでに固まっているが、塩味で甘い餡子と合わない。少なくとも、私はそう思った。写真の月餅は、ナッツ入りで、白餡に甘いピーナッツが絡まって、口の中が、まったりと甘さで満たされ、急いで烏龍茶で流し込んだ。まるで、舌べらが砂糖漬けにされそうだった。(ちょっと大袈裟)日本で食べた事がある月餅よりも厚く、3㎝くらいは有った。これの、大きい物を家族で切り分けて食べると言ったが、今もそんな事をやっているのだろうか。

子供の頃、母が甘いボタ餅を作ってくれた。夕ご飯がボタ餅でうれしくて、餡子(漉し餡)と、黄な粉で食べるのだった。たくさん作るので、次の日の朝食もボタ餅が出てきてしまい、その頃はすっかり嬉しくなくなっていた。最近は、あまり喜ばれないので、ボタ餅を作らなくなってしまった。仕方なく、市販の物を買ってくるのではるが、上品な味にまとめられていて、昔のしつこい甘さに慣れていたので、物足りなくなっていた。それでも、1つ食べれば十分です。母の甘い餡子は、正月に作る汁粉に生きていて、どうやったらこんなに甘くなるだろうか、と思うくらい甘い。これより甘い汁粉を食べた事が無い。毎年、これが最後かもと思い、お代わりをする。
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