静岡市清水区。我家の近所の蕎麦屋で、友人がカレー南蛮を食し、絶賛していたので食べてみたくなった。元来、蕎麦が伸びるので、冬でもセイロなんだが、最近友人の影響で、お腹に優しい暖かい蕎麦もいいかなあ、と思い始めている。
カレー南蛮と心に決めて、店内に入ったつもりだったのだが、親切なおばさんの出すカードケース入りのメニューに目がくらみ、違うものを探していた。「巴の里」ってなんだ?
「巴の…」と聞くと、どうしても巴川沿いにある、巴の園ホームヘルプサービスステーションを想像してしまう。父を連れて一度見学に行った事があったけれど、本人の強い希望で、利用する事は無かった。そんな事を思い出しながら、じゃあ、この定食は、老人にも優しい蕎麦かと思って、説明書きを読むと、かやくご飯(干し海老、貝柱など)に、炒り玉子と椎茸の煮しめが乗っていて、そばは温かいきのこ入り蕎麦だった。
カレー南蛮は見送り、「巴の里」(写真)にする事にした。
蕎麦が伸びるので、急いできのこ蕎麦を食べ始める。カレー南蛮と違って、汁があっさりしていて、食べ易い。そう言えば、この店で初めて温かい蕎麦をたべたなあ、と思いつつ兎に角急いで食べる。この店は、セイロがいいけど、温かい蕎麦もたまにはいいね、と思い直した。この後、かやくご飯も食べて、腹いっぱいで、とても老人向けではない事を、確信した。暫く、蕎麦行脚を、お休みしてこの店を、極めようと思います。(でも鴨セイロは、別の店で食べます)
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念を入れてみました。