塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーは若さを保つ方法かもしれません

2021-09-26 19:01:08 | 日記
 文春新書「知的再武装 60のヒント」は、池上彰、佐藤勝の共同執筆となります。

 その中で池上さんが

 「リタイアしてやることがなかったら寿命を縮めますよ(30ページ)」

 でおっしゃるように、日本男性は定年退職後の歩みが退廃的な場合と、輝いている場合と大きく別れる様子です。

 前者の場合は家にいても何をしてもよいかわからず、妻との間に溝ができていくといわれます。

 僕個人は洗濯、アイロンがけ、風呂掃除に洗い物で一通りこなしますが、よく考えれば「妻」がいないので、両親が他界すれば口喧嘩の相手すらいないのが現実になりますが、皆さんの場合はどうでしょうか。

 案外サッカー好き、Jリーグファンであれば、定年を迎えても

 「これから何をして生きていこうか」
 「妻に疎まれない方法は何だろうか」

 と考えなくても良いかもしれませんよ。

 僕は長野パルセイロのホームゲームしか、基本サッカー観戦の経験はありません。

 しかし、妙齢の女性たちがパルセイロのジャージを軸におしゃれをして、顔を輝かせながらシャトルバスに乗り込む姿を、何度も目撃しています。

 長野パルセイロ・レディースはクラブの方針なのか、結果的には定かではありませんが、長野県出身選手が数多く在籍している点が特徴で、定年を迎えた方々には、お嬢さんやお孫さんを応援するような気持ちがあると思います。

 また、サッカーは旅をする(今は敵地まで応援に行くことは難しいですがね)良い機会にもなりますし、日本代表の声援だってあるわけです。

 サッカーにもっと没頭したければ、映像配信で試合を観戦、選手や指揮官の自伝を読む、簡単な英単語を覚えて脳の活性化を考える、など多くの方法が待っていますよ。

 今、痴呆やアルツハイマーが大きな問題となっていますし、実際ゲルト・ミュラーがそうでした。

 それでもサッカーに夢中になることは、自分の年齢を忘れる良い機会ではないでしょうか。
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あの時代にワールドカップと叫ぶこと

2021-09-26 17:50:00 | 日記
 世の中には猫を題材とした「猫漫画」が数多くあります。

 僕はその中で「おじさまと猫」を贔屓にしていますが、同時にそにしけんじが描く

 中央公論新社 「猫ピッチャー」
 光文社 「ラガーにゃん」

 が大好きです。

 猫ピッチャーは5巻まで所有していますが、1歳の白猫「ミー太郎」がプロ野球界初の「猫ピッチャー」として、ヨリウミ・ニャイアンツで大活躍という、荒唐無稽でありながらも、読んだ後にはほのぼのしたあたたかな気持ちでいっぱいです。

 キャプテン翼も以前お話ししたように荒唐無稽、つまり現実離れしている箇所がいくつもあります。

 立花兄弟の大技「スカイラブハリケーン」
 それを防ぐために、ゴールバーの上に待機する
 日向小次郎のタイガーショットでボールがパンク

 などはその代表例です。

 でもね、思うんですよ。

 キャプテン翼がこれだけの続編を含む大人気を得ているのは、高橋陽一先生がサッカーという競技に敬意を払っていることだけでなく、ワールドカップはおろか、五輪出場さえ難しい時代に

 「ワールドカップは俺の夢だ!!」

 と大空翼に叫ばせ、若林源三に「俺が護ってお前が攻める」と具体的な構想を述べさせている。

 つまり先生の気持ち、純朴さを登場人物たちが代弁している点、特に「ワールドカップ」と言い切ったことに大きな重みがあると思っています。

 最新号のスポーツ・グラフィックナンバーは、久保建英を表紙に起用し先日生誕100周年を迎えた日本サッカー協会を配慮し、今後の日本サッカーの行く末を、あらゆる観点から考察しています。

 僕の生きているうちに、ワールドカップはさらに規模や予算が大幅に変化してゆくことでしょう。

 16か国というエリート主義は48カ国までに拡大しますし、もはや開催国が複数になることも当然となりつつあります。

 それでもワールドカップ優勝の価値は常に普遍的、であってほしいと願います。
 
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日本代表選手たちは、地盤沈下を利用すべきか

2021-09-26 17:37:14 | 日記
 セルジオ越後がコラム(確かウエブ版のサッカー・ダイジェストだったと思います)の中で

 1・アーセナルに移籍した富安はよくやっている
 2・でも海外リーグの選手で一番評価すべきは、シントトロイデンに在籍する鈴木優磨

 と語っていました。

 「2」に関しては長谷部誠、という話もあるとは思いますが、日本代表は形式上はこの元主将の復帰を必要としていません。

 そのドイツが2000年欧州選手権、39歳のロタール・マテウスをリベロに配置した3-5-2で、木っ端みじんに砕けた展開とは、幸運にもかけ離れていると思いたいものです。

 さて富安建洋ですが、セルジオ越後は彼がライト・フルバックで活用されている点に関し、日本代表と齟齬があることを指摘した上で

 「アーセナルはかつてのアーセナルではないからね」

 と指摘しました。

 確かに過去のアーセナルは

 1・マーティン・キーオンとトニー・アダムス、ナイジェル・ウインターバーンにリー・ディクソンでラインを構成した「フェイマスバック4」
 2・2000年代はイングランド代表ソル・キャンベルがセンターバックとして立ちはだかる
 3・2010年代はペア・メルテザッカー(ドイツ代表)、バカリ・サーニャ(フランス代表)など、多国籍でラインを構成

 というように、その強固な守備陣が有名でした。

 確かに富安の獲得は、スペイン代表のエクトル・ベジェリンがラ・リーガ(レアル・ベティス)に移籍した穴埋めの形になりますが、無敗優勝の時代と同じだけの実力者をアーセナルが抱えていれば。
 
 彼はまだボローニャの選手だった可能性が高いでしょうね。

 本田圭佑がACミランに移籍した際、セルジオ越後が

 「ミランは彼がCSKAモスクワとの契約満了となる冬まで、獲得を遅らせたよ」
 「本当に必要ならば、お金を払って夏に移籍したに決まっているさ」

 と語り、クロアチア代表だったズボミニール・ボバンも

 「私の時代ならば本田が先発ではない」

 と言い切りました。

 日本代表選手が老舗と契約することは確かに画期的ですが、その背後に財政という地盤沈下があることが、やはり考慮して捉えるべきでしょうね。
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