塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカーが好きならば一生安泰でしょうか

2021-09-22 20:57:54 | 日記
 1時間幸せになりたかったら、酒を飲みなさい
 3日間幸せになりたかったら、結婚しなさい
 8日間幸せになりたかったら、豚を殺して食べなさい
 永遠に幸せになりたかったら、釣りを覚えなさい

 これらの一文は、集英社文庫「オーパ」の237ページで紹介されている人生訓です。

 作者開高健に関する著作は彼の死後、何冊も刊行され、最近もこのオーパの豪華復刻版が刊行されました。

 すでに入荷はしにくい様子ですが、近所の書店では実物が販売されているため、どうしようか迷っているところです。

 ただ、最後の一文の「釣り」が、僕の場合は「サッカー」なのだろうかと思っていたのですが、最近はむしろサッカーは恐怖であるとさえ思うようになりました。

 日本代表だっていつの日か、予選敗退のためにワールドカップ本戦に出場できないかもしれませんし、長野パルセイロはこのまま永久に3部かもしれないかと思うと、激しく寝返りを打ちますよ。

 ブラジル代表も2002年、まさか予選落ちかと思った瞬間に本大会で優勝するも、2014年はドイツ代表に

 「ミネイロの悲劇 1-7の完全敗北」

 という無残な結果で大会を去ります。

 イングランドもフランスもイタリアも予選落ちしていますし、ポルトガルが常連になったこともつい最近であれば、ボリビアやベネズエラも本大会出場を願ってやみません。

 だからでしょうか、恐怖と幸福は紙一重なのでしょう。

 それはワールドカップでなくともリーグ戦やカップ戦でも変わりません。

 素晴らしい弾道のフリーキック
 ブラジル代表のリバウドがバルセロナ時代に見せた、美しいオーバーヘッド
 マラドーナの類まれなる技術

 確かに予選落ちや降格は怖いですよ。

 誰だって避けたいと思っていますが、誰かが敗れるからこそ勝者が輝くことも確かです。

 その明暗がまぶしいからこそ、皆サッカーを信じ、見て感じているように思うのです。
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ターンオーバー可能はむしろややこしいかもしれません

2021-09-22 20:46:26 | 日記
 パリ・サンジェルマンは今季
 
 GK ジャンルイジ・ドンナルンマとケイラ―・ナバス
 CF マウロ・イカルディとキリアン・ムバッペ、そしてレオ・メッシ

 というように、主役クラスを豊富に揃えています。

 ドイツ代表のユリアン・ドラクスラーやアルゼンチン代表のアンヘル・ディ・マリアのような実力者も常時先発にはならないでしょうが、むしろ指揮官としては難題ではないでしょうか。

 1990年代前半、ファビオ・カペロ率いるミランが、チャンピオンズ・カップとリーグ戦で質を保てるように、1軍選手を2通り揃える、俗にいう「ターンオーバー」を採用します。

 よく知られるのが1993年トヨタカップで、カペロはこの試合の2トップをリーグ戦では起用しない2選手

 フランス代表 ジャン・ピエール・パパン
 ルーマニア代表 フロリン・ラドチョウ

 で構成し、サンパウロに3-2で勝利します。

 パパンはフランス代表のエース、しかも1991年の欧州最優秀選手でしたが、彼ですら先発起用は難しく、そこには容赦しない、言い換えれば選手の経験と名前で起用しない、頑迷ともいえるファビオ・カペロがいたから。

 出来た事ではないでしょうか。

 むしろパリ・サンジェルマンの指揮官マウリシオ・ポティチェーノからすれば、選手起用の選択が多すぎて無理難題かもしれません。

 欧州サッカー選手名鑑でも、メッシを右翼に起用する布陣もあれば1トップで起用する布陣も紹介されています。

 モイゼ・ケーンは保有権を持つユヴェントスに戻りましたが、マウロ・イカルディの場合は妻で代理人のワンダ・ナラの存在が厄介なように感じられます。

 セルヒオ・ラモス、マルコ・ヴェラッティという最終ラインと中盤センターの軸はしっかりしていますから、ある程度先発を固定する潔さが、ポティチェーノには求められる気がします。

 ベンチに腰掛ける選手たちの顔ぶれを思うと、贅沢すぎるとは思いますが。
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どうして昔の皮革はあれだけ凄いのでしょうか

2021-09-22 17:29:38 | 日記
 プーマとアディダスのオールド・スパイクを写真で見ると、ある矛盾が感じらます。

 1960年代、70年代よりも2020年の現在の方がスパイク政策において、環境配備やニット素材の採用など、技術の進化が加えられています。

 しかし本革しかスパイク製造の手立てが無かった当時の皮革は、どうして現在よりも極上なのでしょうか。

 スパイク時代の写真
 カタログからの転写

 など形態は様々ですが資料を見つめれば見つめるほど、皮革は輝いてみますし、別にサッカーファンでなくとも、昔の本革の方が現在よりも輝いていると思うはずですよ。

 それは一瞥だけで確認できますからね。

 エルメスが世界で最高級の革製品を製造していることは有名です。

 そしてエルメスは極上の皮革を常に入手できる経路を保持するため、同国のタンナー「デュプイ」「アノネイ」の2社を傘下にしました。

 米国の靴ブランド「オールデン」のファンならば、オールデンが採用する最高級コードバンが、同国の「ホーウイン社」から供給されていることをご存じですよね。

 ただ、現在はトラクターが一般的であり、かつてのように農耕馬で畑を耕すという概念がありません。

 コードバンは農耕馬のお尻の革ですから、農業が機械の手を借りる機会が増加すると、コードバンの入手が難しくなるというジレンマに陥ります。

 ニューバランスも4-4-2に代表される本革スパイクを製造しています。

 プーマもキングを製造していますが、往年のファンからすれば現在のデザインと皮革を考慮した際、入手したいと感じないのではないでしょうか。

 今後、皮革は動物愛護の関係上減少傾向になるでしょうし、現在の流通がいつまで維持できるかは定かはないように感じます。
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漫画界の常識を覆したと思うのです

2021-09-22 17:08:35 | 日記
 ジャンルを問わず、漫画界での金字塔として語られる「スラムダンク」

 スラムダンクが凄いのは、主人公の桜木花道たちの影響が色濃い点です。

 バスケットファンにおいて、エアー・ジョーダン1,5,6はマイケル・ジョーダンが履いたナイキの名作という認識ですが、スラムダンクのファンにとってはあくまでも

 「流川楓と桜木花道が愛用したシューズ」

 という認識ですよね。

 牧はリーボックのポンプ、リョーちんはコンバースのアクセレレイターというように、ブランドロゴを含めて精密に描かれたことが大きく影響し、売上に一役買ったに違いありません。

 そう、実在の選手ではなく漫画の世界が、現実世界に大きな影響を及ぼす先駆けとなった事実は、本当にすごいと思います。

 また、ハイライトである山王工業戦、作者の井上武彦はある常識を覆します。

 「漫画には吹き出しが必要だ」
 「吹き出しで登場人物の心、行動が把握できる」

 という概念が、漫画の根底にあります。

 しかし、あの花道と流川が握手する場面も含めて、一切「吹き出し」を用いず、「絵」だけで臨場感、選手たちの汗と表情、観客席の盛り上がりを描いた回は、ジャンプ編集部にとっても英断だったに違いありません。

 今日発売の週刊マガジンでも、同様の試みが見られました。

 それはテレビアニメ化され、サッカー漫画に楔を打ち込んでいる「ブルーロック」になります。

 結果を言えば4-3でブルーロックが、アンダー20日本代表に勝利するわけですが、この回は一切「吹き出し」が用いられていませんでした。

 スラムダンクの影響があるかどうかは定かではありません。

 ただ、吹き出しを用いない事がブルーロックが最後逆転勝利を得る、という今回に相応しいことだけは間違いありません。

 これはやはり電子書籍ではなく、通常版で読むべき興奮の形だと思いますよ。

 僕は電子書籍を所有していませんが、通常版もいいなあと感じてもらえるに違いありません。
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僕は基本、外食を一切しませんが

2021-09-22 16:58:45 | 日記
 僕の住む千曲市は、長野県ならではということで蕎麦の名店がいくつもあります。

 一方で中華料理激戦区でもあり、日本人が料理長という店舗もあれば、中国から来日した方が腕を振るう店舗もあります。

 新型コロナウイルスの影響もあるのでしょうが、店舗数の増加がさらに競争を生み、中には店じまいをする店舗もありますが、僕個人は料理屋に脚を運ぶことはまずありません。

 以前にもお話ししたように、僕個人は美味い料理や人気のカクテルを飲みたいという欲が基本無いのです。

 料理屋に行くよりも、本屋か古本屋に行くことの方を好む僕にもし恋人がいたら

 「ねえ、本屋以外に行きたいところはないの」
 「たまにはレストランで食事をしましょうよ」

 を呆れられるにちがいありません。

 ですから長野パルセイロの試合を観戦し、恋人同士で来場している姿をみると、お互いにサッカーが好きで交際が始まったのだろうか、と思う事もありますし、大したものだなと感心すらするくらいです。

 カタール・ワールドカップ開催時、出場選手たちは全てワクチン接種を終えている必要がある、と報道されました。

 それだけ2022年に年が変わっても、現状が劇的に回復しているとは誰も考えませんよね。

 つまり、海外旅行も国内旅行も難しい形に変化はありませんが、地元の外国籍料理を食べるという事は可能です。

 千曲市でも(料理長の国籍は問いませんが)イタリア料理を軸に中華料理以外の外国籍料理が口にできます。

 最近、お隣の坂城町に「ハラル認証」を用いた、イスラム教徒向けの料理店もできました。

 僕は普段脚を運びませんが、食にはその国の価値観が投影されていますし、オーナーが外国籍の方ならば

 「カタール・ワールドカップには行けそうですか」
 「もし不出場になってしまったら、日本代表を応援してもらえませんか」

 と話しかけてみたいものです。

 その勇気があるのかどうか、自分でもわかりませんが。
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