塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

サッカー・スパイクのグラフィック化

2015-03-30 23:26:16 | 日記
 最近のサッカースパイクは、芸術家のキャンパスのようになりました。

 特にアディダスが手掛ける「ナイトロ・チャージ」「F50」などの代表作は、従来では考えられない配色、デザインが目を引きます。

 アディダスはかねてからヨウジ・ヤマモトと共同作品を展開しており、氏がレアル・マドリードのジャージ、そしてスパイクのデザインを担った事がありました。

 その一方でスパイクを全身黒で統一した「ブラック・コレクション」を発表するなど、ドイツの老舗が面目躍如という姿を見せている背景には、一体何があるのでしょうか。

 僕はバスケットの影響があると思います。

 NBAの市場は全世界に向けられていますが、バッシュはスパイクよりも靴の面積が大きく、同時に室内履きが普段履き出来る為に、様々なグラフィック・アートが展開されています。

 ナイキが1997年に発売した

 「フォーム・ポジット」

 はその先駆けであり、今ではナイキ、アディダスに限らず、様々なブランドが斬新なデザインと機能性で競り合っています。

 例えばスポルディングが、アキーム・オラジュワンとの契約を終えてから、近年再び靴の開発に乗り出しています。

 バスケットと言う市場で実証された靴へのグラフィック
 サッカーはバスケットよりも観客席が遠い為、選手の判別が難しい

 この2点を考慮すれば、従来の黒と白の形よりも、より明るく、遠目からの判断しやすいスパイクが開発された事は、そんなに珍しくないように感じます。

 ちなみに昨年のワールドカップ、プーマは契約選手に左右で色違いの靴を供給しましたが、NBAでは既に実証されています。

 一番の違いは、ブランドの意図か、選手が勝手に左右別の色を履いたかなのですが、こうした他の競技との境界線は、今後ますます低くなっていくように思いますね。
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南長野でこの曲が流れたら

2015-03-30 23:12:08 | 日記
 「ようこそここへ!遊ぼうよパラダイス!胸のりんご剥いて」
 「大人は見えない、しゃかりきコロンブス!夢の島までは探せない」

 1970年代に生まれた方は、まだ歌謡曲と言う形で歌手のコンサートを楽しんでいましたね。

 その際、光ゲンジの人気は突出、と言う言葉では表せないほど過熱しており、僕もメンバー全員の顔、名前を必死に覚えて、周囲に遅れないよう注意したものです。

 冒頭の歌詞は、彼ら最大のヒット曲、パラダイス銀河ですが、これを南長野運動公園で流してはどうか、と漠然と考えたんですね。

 ようこそここへ→南長野へようこそ
 遊ぼうよパラダイス→選手のプレイを心底楽しもう
 夢のりんご剥いて→パルセイロの応援旗に、りんごに12を形どったものがあるんです

 大人は見えない、しゃかりきコロンブス→子供が必死に選手を追いかけている
 夢の島までは探せない→J2昇格だけでなく、その先まで一緒に歩もう

 どこか

 「こじつけている」

 ような印象がありますが、こうしたポップソングが会場で流れても良いと思います。

 サッカーにおける議論は融通が必要です。

 金子勝彦氏のように、黎明期から「ダイヤモンドサッカー」を通じて、数えきれないほどの試合を観続けてきた方の感性、そしてサッカーを観始めて間もない方の感性。

 そのどちらもが尊重されるべきです。

 「僕はこんな見解だけど、識者は異なるみたいだな」

 と自信を無くす必要はありません。

 むしろその感性を大切にし、熟練者もその観点を認める、そんな有意義な関係を築いていきたいものです。
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チャンピオンズ・リーグの優勝賞金を再考する

2015-03-30 14:55:52 | 日記
 横浜ゴムが年間70億円のスポンサー料をチェルシーに支払います。

 つまり馴染みある「サムスン」の胸スポンサーは今季で終え、来季からは「ヨコハマ」の文字が躍る形になります。

 日本経済が巷で囁かれるような上昇傾向なのか、専門誌がこぞって特集する株の売買、投資信託は日本国債の盈虚力に関して、僕が言及できることは何一つありません。

 でも、感じることはただひとつ

 「J1とチャンピオンズ・リーグの優勝賞金を倍増できないものか」

 というものです。

 一方で僕個人は

 「この目標数値が達成できたなら、報奨金が出せるから」

 と囁かれても、魅力は全く感じません。

 むしろ、面倒だなと思う意識が強くなるのですが、報奨金は自主的に行動し、熱意をもって作業を終えた後に付いてくるものと感じますから、こういう考えの選手もいると思います。

 僕の提案は、今挙げた選手個人の気持ちではなく、

 「大会のステイタス向上」
 「企業支援による両得の関係」

 を得るには、賞金の倍増は欠かせないと思う為です。

 アジア・チャンピオンズリーグの優勝賞金が、少なくともJ1よりも下である現状が好ましくありません。

 「我々はアジア王者として南米王者、欧州王者を倒しに行く」
 「そのために、この優勝で得た賞金は、選手の補強と勝利ボーナスとして有効に使うよ」

 というアナウンスが出来るのであれば、チャンピオンズ・リーグの様相が異なる、そんな気がしますが。
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教えを請うその方法

2015-03-30 14:43:21 | 日記
 ラファエル・ベニテスが駆け出しの頃、アリゴ・サッキの練習風景を学ぶため、ミラノまで幾度も脚を運んだと聞きました。

 ですからナポリ、インテルでイタリアとは対に関係にあるスペイン出身の彼が指揮を執った事は、不思議ではないと言えるでしょう。

 また、グアルディオラはロコ・ビエルサ、ルイス・メノッティに教えを請う為、アルゼンチンに渡った事は有名ですし、モウリーニョもサー・ボビーとファン・ハールの背中を見て己を磨いてきました。

 そして今、彼らの背を見て監督を志す人間が多くなりました。

 アルゼンチンではチョロ・シメオネやマルセロ・ガジャルドが活きた手本でしょうね。

 こうして、サッカーの歩みは連綿として受け継がれてゆきます。

 一方の僕。

 僕は誰かに教えを請いたいと思うことがまずありません。

 と言いますのも、人に物を尋ねる事は思う異常に厄介であると認識している為です。

 それは

 1・尋ねる際、その方の時間を奪う事になる
 2・その方の返答が、僕の求める返答でない可能性もある

 という観点からです。

 僕の場合、敬愛する作家の書籍から学ぶ、感銘を受ける事が多く、それは幼いころから今でも変わりません。

 池波正太郎 山口瞳 開健

 残念ながら彼らは既に他界しており、21世紀の今をどのように感じ、今後どのような指針で向かうべきかを尋ねる事は出来ません。

 でも山口瞳が敬愛する高橋義孝も、内田百のお弟子であり、文学の世界でもサッカーと同じく教えを請うた物が、尋ねてきた作家を育てるという歴史があるわけです。

 こうしてみますと、書籍から教えを請う僕の方法は、異質と言えそうです。
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地域密着とは何だろう

2015-03-30 01:54:38 | 日記
 「地域密着」

 サッカーの世界では常に飛び交うこの4文字ほど、書くのはたやすく、実行する事は難しいと言えます。

 欧州サッカーを真似て「産着」「棺桶」を用意しても、現状で受け入れられるとは到底思えませんし、ランドセルカバーや文房具などの学用品を支給すれば、他の競技のファンから嫌味に思われるかもしれません。

 僕のスーパーでも

 「地域密着」

 を謳い文句にしています。

 でも、地元の農家から品を仕入れること、県内企業の商品を仕入れて「はい、お終い」では芸がありませんが、僕は随分と県内の企業を見る幅は増えたと思います。

 ではサッカーに限らず、僕たちができる地域密着は何なのでしょうか?

 一つはネットで物を買う事を控える
 一つは他の都市に出かけないこと

 になると感じます。

 僕は来月、3年半ぶりに甲府へ旅行に行く予定ですが、自分が育った場所が他県にもあると言う方は、その気持ちを尊重すべきです。

 一方で

 「僕はこの町が好きだ」

 という気持ちも素敵ですよね。

 僕の住む千曲市近郊では、松本、軽井沢、そして東京まで買い物で出向く方がいますが、それはアウトレットや大手がそこに存在するからです。

 でも、僕は今も昔も千曲、長野で物を買いますし、そこにも自分にとって大切な物が見つかるとも感じています。

 サッカー選手は移籍が付き物ですから、地域密着はそれぞれのクラブで行いますよね。

 僕たちが自分の街にクラブがあるならば、まず自分が根差す事を探してみればよい、そんな気がします。
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