塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アディダスが手掛ける逆転の発想

2015-03-18 00:59:37 | 日記
 アディダスにかつて「オフィシャル」という、全身真っ黒のスニーカーが発売されていました。

 その名の通り、審判が履く靴をイメージして製造されたようで、今の靴で言いますとスタンスミスを全身黒で纏った靴と考えてください。

 アディダスが意表をついて「アディゼロ」「ナイトロチャージ」「パティーク」「プレデター」という看板商品を、オールブラックで市場投入したことに驚いた方も多いと思います。

 でも、このデザイン、傍から見ていても凄く引き締まった良い印象を与えています。

 1990年代まで、サッカースパイクは黒の本体にブランド・ロゴが白というのが基本でしたから、ナイキのイエロー・スウッシュ、ディアドラの赤と緑のラインはそれだけで目立ったものです。

 2014年のワールドカップ、アディダスは

 「バトル・コレクション」

 と言う形でスパイクを開発しましたが、今回の黒で統一した背景には、原点に一度立ち返り、黒い靴を開発しようと考えたためだと僕は勝手に判断しました。

 何故かと言いますと、他社の靴がとにかく派手ですから、この黒のスパイクは何もしなくとも観客の目に留まるわけです。

 留まることで話題が生まれる。

 生まれるからこそ口コミで広がってゆく

 購買層が増えていく

 という形になるのでしょう。

 このコレクションはアディダスのアイディア勝ちと言えそうですが、ドイツ代表のイルカイ・ギュンドアンもナイキからアディダスに移籍する様子で、もしイブラ、ポール・ポグバも鞍替えするならば。

 ナイキも新しい手に打ってでるでしょうね。
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ブランドが手掛けるプロモーションを見て

2015-03-18 00:44:15 | 日記
 僕もしばしばパソコンで動画を閲覧するくらいですから、皆動画を嗜む事も当然だと思います。

 その点で最近気になる事が、

 「消費者は商品の品質ではなく、むしろ動画やコマーシャルの良しあしで購入を決めているように思う」

 という点です。

 例えばナイキが「リスク上等」という映像作品を手がけました。

 登場した選手の中でイブラはアディダスに契約を変更するのではないか、そう囁かれていますが、ルーニーにしろピルロにしろ、ナイキの看板選手が勢ぞろいする中で、ロナウドが魅せた専用モデル、そしてマジスタを見れば。

 「この映像恰好よいな」
 「このスパイク良さげだな」

 とまず履き心地よりも、映像の残像が購入動機になるように思います。

 アディダス、プーマも販売促進は面白いものを手掛けていますが、この点に関して言えばナイキが最高峰だと思います。

 日本市場を見渡し、ディアドラ、アシックス、ミズノのような老舗のシェアがさほど多くないように見受けられるのでは、商品の品質そのものではなく、単に視聴者が面白い!

 そう感じる販売促進とやや疎遠、だからのように思えます。

 ミズノは本田圭祐を起用してスーパースターのコマーシャル映像を公開し、アシックスも伊東壇を公式ホームページで起用しています。

 映像ありきの購入は、僕の印象ですと、どこか

 「あべこべ」

 のように思いますが、これは僕が古い人間の為でしょう。

 今後もブランドが様々な販売促進を手がkるのは確かですから。
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