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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

アウトドアブランドから学ぶ、従業員への配慮

2013-07-20 21:30:41 | 日記
 パタゴニアにノースフェイス。

 米国のみならず世界中のアウトドアファンから大きな信頼を得る2社ですが、働く従業員にも最適の環境を提供している
事でも有名です。

 パタゴニアは社員食堂で提供する食材をオーガニックに求めていますし、ノースフェイスは食材を自社栽培し、風力発電
太陽光発電を積極的に行います。

 また両社いずれもハイブリッドや電気自動車を積極的に推進しています。

 デトロイトが破綻した今、ガソリンを多量に使う自動車の生産がどうしても目を惹く米国自動車産業への楔は、案外こん
な所にあったのかもしれません。

 半田裕氏も著作で述べていましたが、ナイキもまたオレゴン州ポートランドに桁外れの施設を構えていることで有名です。

 社員が手軽にアスレチックが出来る設備を備えており、サッカーを筆頭に多くのスポーツ分野で抜きんでたブランドの強
みが伝わります。

 日本の企業も育児休暇、有給の取得、そして女性従業員への配慮を宣言するようになりました。

 でも根本的な発想が米国と比較すると、大変小さいように感じます。

 国民皆保険や公共機関の時間厳守など、日本が世界に誇れる事柄は幾つもありますし、医療費で崩れていく米国の例を踏
まえれば、一概に

 「米国は凄い!」

 とも言えません。

 しかしこうした従業員に与えている環境は、日本も大きな影響を受けても良さそうに思います。

 アシックスやヨネックス、ゴールドウインなど、日本のスポーツ産業がどういう食事と福利厚生を与えているかはわかり
ませんが、もしスポーツ・ブランドがナイキと同じ試みをしたなら。

 それは凄く喜ばしいと思います。

 今中国ではリーニンの進出が世界規模になりつつあります。

 リーニンが今挙げた3つの米国企業と同様の試みを推進すれば、それは非常に有意義である反面、日本企業にとって更に
大きな敵となります。

 (参考資料 宝島 アウトドア・ギアブック 2012-13)
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どうして人々はサッカーに夢中になるのだろうか

2013-07-20 21:17:20 | 日記
 どうして人々の多くはこうもサッカーに夢中になるのでしょうか?

 僕も時々自分がサッカーに費やしてきたであろう金額を考えてうすら寒くなる時がありますし、南長野運動公園へ出かける
意味、書籍を購入して見聞を得る意味を考えます。

 それはきっと

 「サッカーを観て、考えて良い気持ちになる」

 この一言に尽きると思います。

 新潮社から発売されている池波正太郎先生の代表作「剣客商売」、この解説はもう他界してしまいましたが、常盤新平氏が
手掛けています。

 僕は剣客商売の解説はこれからも常盤さんの筆であって欲しいと思いますし、事実常盤さんが手掛けた翻訳小説ではなく、
この解説で存在を知った方が随分いるのです。

 常盤さんは7巻の「隠れ蓑」の解説で

 「少なくとも私はいい気持ちになりたくて、剣客商売を読むのだ。」

 と記しています。

 多分熱心に観戦をして、戦術指南書とにらめっこしているファンの多くが、きっとサッカーを観て良い気持ちになりたいと
思うのでしょう。

 サッカーは欧州と南米では宗教と階級によって、応援できるクラブが自身が生誕した時から決められている側面があります。

 例えばアルゼンチンで裕福な家庭ならばリベル・プレート、スラムのような貧しい暮らしを強いられている人物はボカを贔
屓にします。

 スコットランドならばケルトやカトリックならばセルティックを、プロテスタントならばレインジャーズとなり、だからこ
そ選手は移籍に対して配慮を見せなくてはなりません。

 ダービーでの勝利、敗北はどちらかが歓喜に沸き、どちらかが苦渋を味わいます。

 それでも根本的な背景にあるものは、ボールを蹴ってりゃ楽しいよという、幼いころ皆が得た感覚に頼っていると僕は感じ
ます。
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韓国代表、ホン・ミョンボ体制で東アジアカップへ

2013-07-20 00:45:14 | 日記
 もし僕が韓国人ならば、代表監督にホン・ミョンボが指名されたことで随分ウキウキした気持ちでいるでしょう。

 「アジア最高のリベロ」

 という肩書は柏レイソルと当時のベルマーレ平塚時代に見せたプレイからも伊達ではないことがわかりましたし、もし彼が10年
遅く生まれ2010年代の今現役ならば、間違いなくJ1ではなく欧州で戦っていたはずです。

 監督の常套手段である

 「最高峰から手をつける」

 のか、それとも別の思惑があるのかは、まだわかりませんがヒディンクの下で研鑽を積んだ彼が、2014年韓国代表の躍進の鍵
を握るのは間違いありません。

 残り1年で監督交代を行った韓国の事例は、日本も大きな参考となるでしょう。

 日本は基本、4年単位で代表監督を選出します。

 しかしこの日本式の捉え方は世界では少数であり、結果がでないようであれば簡単に監督交代を突き付けるのが世界の潮流です。

 韓国も過去にはボンフレール、ピム・ファーベックなど、短期で退いた監督は多いですね。

 ですから韓国の事例は少なくとも世界の流れとはシンクロしていますが、同時に代表監督の選出という難題を常に抱えている事も
確かです。

 日本の場合は信任というよりも、むしろ

 「安定、言い換えれば余計な詮索はしない」

 という形で監督交代を行いません。

 トルシエの時もジーコの時も、実はサッカー協会はそのマネージメントを疑っていたという意見もあります。

 (この点はサッカー批評63号、26ページに詳しく記されています>

 韓国は日本以上の学歴社会、厳しい上下関係があると言われていますが、真正面から意見をぶつけることはきっと躊躇しなくて良
い社会なのかもしれません。

 日本が残り1年で代表監督を交代すれば、世間は大騒ぎになるでしょうが、

 「サッカーでは短期の交代は必然」

 という文脈も必要ななのかもしれません。
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デトロイト破綻に学ぶ昨今のサッカー事情

2013-07-20 00:28:21 | 日記
 「デトロイト市破綻」

 この一報は米国国内だけでなく、日本でも大きく取り上げられています。

 市民の多くが高齢のうえ、人口減少に伴う税の現象と衰退が今回の破たんに結び付いたと言われ、日本は他人事では無いと
言われています。

 デトロイトにはライオンズ(NFL)ピストンズ(NBA)、そしてレッドウイングス(NHL)にタイガース(MLB)
と4大スポーツ全ての球団を抱えています。

 今回の破綻申請が、この球団運営に大きな影響を与えるとすれば

 1・ドラフト指名とフリーエージェント選手の移籍拒否
 2・他の地域への移転

 が考えられるでしょうか。

 米国はフランチャイズですから、移転により大きく業績を上げることが出来る仕組みですので、サッカーのようにホームと
して常に都市と蜜月にあるわけではありません
 破綻により4部に降格したレンジャーズ・グラスゴウが、敵地にも熱心なファンを惹きつけているのはサッカーでは普通で
も、他国から見ると違和感がある出来事です。

 神話の時代から人々を魅了してきたアテネ
 ワインの出荷で有名なポルト
 観光都市として名高いマドリード

 ギリシャとポルトガル、そしてスペインと国の財政が末期的なこれらの国にも、当然サッカーで名を馳せるクラブがありま
す。

 国家が破綻するのが先か、それともクラブが降参するのが先か。

 特にスペインはクラブも国家も随分苦労していますし、少なくともアトレティコがファルカオの代役に指名したビジャの移
籍金はわずか7億円で、これにはシメオネも狂喜乱舞したことでしょう。

 人間が健康的な生活を送るためには、やはり金がかかります。

 通常の安物コーラと、特保に指名されているコーラでは価格も違えば付加価値も異なりますが、体を無視すれば腹は膨らみ
ます。

 しかしサッカーでは選手がいなければ降格してしまいますし、破綻すれば借金だけが残ります。

 デトロイト市民は連邦政府をあてにしていますが、欧州クラブはこれ以上チャンピオンズ・リーグを当てにしない方が良い
でしょうね。
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