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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

今パルセイロに抱く気持ち

2013-07-15 23:34:15 | 日記
 先日行われたFC琉球戦、琉球の監督である薩川氏とコーチの小湊氏はどのような面持ちで南長野を潜ったのでしょうか?

 同じく昨年まで主力としてパルセイロを支えてくれた寺田は、慣れ親しんだホームようではなくアウェイ用のドレッシング・
ルームで着替えた時に

 「ああ、俺は今琉球の選手なんだ」

 そう感じたのでしょうか?

 選手と監督が敵として古巣と戦う際に感じる違和感は、試合その物ではなくむしろ自分がかつて置かれていた環境が、その
瞬間180度変わったことにあると思います。

 僕は仕事の為、この一戦はスコアしか知りませんが、パルセイロ・ファンはこの3名にどのような態度をとったのか、大変
気になります。

 そして27日、休日申請が通ったので、今から雨が降らないことを祈ります。

 この日でとうとう南長野は改修のために閉鎖され、そして現状の姿は見納めとなります。

 試合終了後には、今はコーチとして日々研鑽している籾谷の引退セレモニーもありますので、是非とも最後まで残りたいと
考えています。

 2012シーズンの最終節、クラブは引退する佐田と薩川氏のセレモニーを企画し、両者に敬意を払う機会を与えてくれま
した。

 薩川さんはこの試合で、出場機会の無かった籾谷とやはり引退したMF栗原を途中出場させましたが、これは両者に対して
のはなむけだったのでしょう。

 栗原は今、新潟県のラーメン屋さんで働いていると聞きました。

 ふたりはまだクラブが地域リーグで戦っているときから在籍していましたし、バドウ時代をしる貴重な選手でもありました。

 アンバサダーに指名された土橋も含めて、クラブを支える為に残ってくれた籾谷、自分の道を模索して長野を離れた栗原に
しても、その道のりに幸多かれと思います。
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選手の売買、サラリーキャップと富豪の存在

2013-07-15 01:22:08 | 日記
 でもお金に困っている、選手を売却しなければどうにもならないというのは、ある意味絶好の機会でもあります。

 つまり選手の売買を進めることで、選手に必要以上の給料を支払っていないか、役員のボーナスが多すぎやしないかなど、今
の財政を第3者のように見極めることが当事者でにもできます。

 僕は小遣いが少なければ本棚を見渡して

 「これを手放そうか」
 「僕の本棚にあるよりも、別の誰かに読んでもらおう」

 と思った本を売ってお金にします。

 そのまま小遣いにすることもあれば、終わりそうな消耗品を買うときもありますし貯金箱に納める時と、場合は異なりますが。

 サラリー・キャップの概念は米国ではある程度認知されていますが、欧州ではそうではないでしょう。

 ならば選手の売買だけでなく、お金そのものを見つめなおす事でしか節約は出来ませんし、王族や富豪は必ずしも救世主ではあ
りません。

 ポーツマス、マラガ、チェルシーにシティ。

 その対照的な姿はサッカーにおけるひとつの教訓と言えますし、常に彼らの財産が安定しているわけではありません。

 アブラモビッチはシャルケをサポートするガスプロムと関わり合いがあると聞きましたが、今後も天然ガスと石油で財を成した
富豪が欧州サッカーに参入することはあるでしょう。

 しかし離婚問題でアブラモビッチが

 「慰謝料1兆円!!」

 という桁違いの金を支払ったと言われるように、株式や世界経済、そしてオーナー自身の不貞で財産があっという間に収縮して
しまう場あいもあるわけです。

 選手の売買でお金が出来ても降格したなら意味がありませんし、その見極めも大事なのは言うまでもありません。
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使えるお金が豊富なことは良いことか

2013-07-15 01:12:33 | 日記
 誰だって使える小遣いは多い方がありがたいと思います。

 でも無尽蔵にお金があるわけではなく、むしろ制約があった方がお金を上手く使える側面がありまして、それはNFL、NBA
が証明しています。

 前者がハード・キャップ、後者がソフトキャップという違いはありますが、サラリー・キャップが導入されているおかげで、今
のスペインサッカーに見られるような赤字経営は見られません。

 特にNFLではどんな名手でも移籍を余儀なくされることがあります。

 例えばインディアナに在籍していてQBペイトン・マニングは、現役を続けている今から殿堂入りが確実の名手ですが、故障で
1シーズン棒に振ったおかげで、デンバーに移籍しました。

 故障が新しいQB導入の契機となったわけですが、新しい血を導入することでサラリーにゆとりを持たせることも、大きな要因
と言えます。

 NFLは年俸総額を抑える代わりに、サインボーナスという出来高を導入することでキャップ維持に努めますが、それでも限界
があるため主力は常に変化してゆきます。

 サッカーではアーセナル、ラツィオが独自にキャップを用いています。

 米国国内だけで済むアメフトとバスケットはともかく、欧州各国でリーグ戦が行われているサッカーでは、いかにユーロ加盟国
が増えたからといって、同じ額で給料を賄うことは到底無理です。

 特にレアルやバルサ、PSGなどはハナから相手にしないでしょうしね。

 ですからラツィオかクラニョッティからロティート政権に移行して、赤字額は格段に萎みましたが、その一方で

 「会長はケチで報酬が上がる気配が無い」

 と愚痴をこぼす選手もいます。

 選手にとって給料が上がる事は確かに魅力的ですが、より多くの税金を申告し、常にハイパフォーマンスを提供しなければ、確実
に周囲からの餌食になってしまいます。

 「健全経営」

 はスペインでは程遠いのですが、それは欧州各国で頻繁に見られる姿でもあります。

 
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