アルメニア代表ＭＦ、ウクライナからドイツへ

　僕はただ記事でしか読んだことが無いのですが、アルメニア代表のムヒタリアンの評判が良いことは知っています。

　そのムヒタリアンがドルトムントに移籍したことで、今後は彼に続くアルメニア代表が更に注目されるようになれば、
同国代表の底上げに繋がると思います。

　ウクライナと言えばシェフチェンコ
　ベラルーシ代表といえばアレクサンドル・フレブ
　キプロス代表といえばコンスタンティノー

　というように、その国を代表する選手はある時サッカーと言う概念ではなく、祖国の窓口としての役割を担うときが
あります。

　２０００年代の日本ではその役目を中田英寿が担い、後半からは本田圭祐、１０年代初頭は香川真司という形に移行
しています。

　その一方でこうした主役にならずとも、同じ形で名声を得た選手もいます。

　小野伸二は確かに２００６年ワールドカップでは振るいませんでしたが、フェイエノールトではＵＥＦＡカップを得
ました。

　シェフチェンコの祖国ウクライナも、セルゲイ・レヴァロフのオレグ・ボロニン、そしてティモシェクと優れた選手
は数多く存在しましたが、語られるのは

　「シェフチェンコ擁するウクライナ」

　という形でした。

　つまり、アイコンとなった選手は確かに窓の役割を果たしたことは確かなのですが、皮肉にも僕たち窓を除く側がそ
こにある景色を注意深くみることをおこたってしまったのです。

　これでは選手が疲れるのも当然です。

　アルメニアが現状ワールドカップ出場は難しく、ムヒタリアンにも最初のうちは辛辣な言葉が投げかけられると思い
ます。

　近年のシャフタルは素晴らしい戦績ですが、ウクライナとドイツではリーグのレベルが違うと

　一方で香川の爆発的な人気で日本市場を得たように、このＭＦの活躍がアルメニア市場を開拓する可能性もあるわけ
ですし、その時は選手とドルトムント、そしてシャフタルの３者が笑う時なのです。

炎天下の中でサッカーを考えてみた

　僕にとって第２の故郷である山梨県。

　その山梨県甲州市勝沼で、昨日最高気温が３９度を記録し日本全国で大きな注目を集めました。

　洋の東西問わず、この炎天下の中で課外授業や学校体育を行う国は日本以外にあるのでしょうか？

　また高校野球にインターハイなど、この直射日光の厳しさを踏まえると、開催時期そのものが見直すべきのようにも感じ
ます。

　僕が子供の頃も炎天下で走ることはしょっちゅうでしたし、今とは違い汗を吸ったコットンＴシャツしか持ち合わせが無
く、しかも着替えを持つ概念が無かったために、随分嫌な思いもしました。

　学校帰りの飲食も、お金が無いのでコーラ、サイダーの炭酸で一時的に腹を膨らませて駅で電車を待つことは、完全に日
常の光景でしたし、僕の小遣いでは駄菓子や甘いコーヒーしか買えませんでした。

　サッカーに関して言えば、Ｊの発足が学生を含むアマチュアにも新しい視点を投げかけています。

　インターハイからサッカーを無くそうというう意見が出たのもその一例でしょうし、強豪校はコーチが生徒たちに適切な
給水を心がけています。

　資金にゆとりがあるところはアミノ・バイタルやウイダー・イン・ゼリーのような補助食品で、ミネラル、鉄、ビタミン
の摂取を練習終了後に行っています。

　日本で勝つ、世界で勝つには、幼いころからの適切な栄養摂取が大事ですからね。

　かつて川渕三郎氏は

　「日本全国に芝生の校庭を広げたい」

　とおっしゃいました。

　その提言は確実に浸透しており、Ｊの２０年が無駄ではないことが視覚効果としても伝わっています。

　ならば今後の２０年は学生を含むアマチュアが、適切な栄養補助と用具が準備でき、真夏の過酷な時期を避けて試合を
行う配慮が検討されると良いですね。