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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

ブラジルに見られるひとつの矛盾

2013-07-06 23:07:12 | 日記
 先日いしたべネスエラのチャベス大統領を筆頭に、現在の南米諸国の多くがアメリカ合衆国に良い印象を抱いていません。

 それはブラジルも同様ですし、先日ボリビアのモラレス大統領が搭乗した専用機が、フランスの領空を飛行できなかったのは、
米国の圧力があった為として、ボリビア政府はその対応を非難しています。

 だからでしょうか。

 ワールドカップに参戦している10か国のうち、ブラジルを除く全ての国がアディダス、プーマのいずれかと契約しています。

 チリはウルグアイと同じくプーマから供給を受けていますが、2010年ワールドカップはアメリカ生まれのブルックスと契
約していました。

 そしてご存知のようにセレソンはナイキと蜜月にあります。

 ブラジルのルーラ大統領もアメリカに好意的ではないはずですが、それでも国民の象徴であるセレソンを米国資本が支持して
いることは興味深いですね。

 一般論として

 「政治とスポーツは別」

 と呼ばれます。

 ならば憎い国が手掛ける衣類、食物、工業製品とはどう付き合うべきなのか、時に考えることはあります。

 日本だって中国製の商品が無ければどうしようもありませんし、逆に日本で製造された品が欲しいと思う方もいるでしょう。

 セレソンはかつてトッパー、アンブロがジャージを提供しその後ナイキと大型契約を結びますが、初年度の1997年当時は
随分キナ臭い話が漏れたものです。

 ノルウェーに2-4で敗れたワールド・ツアーがその代表例でしょうか。

 ブラジルにはフィンタペナルティなど大手も存在しますし、ナイキに変わる申し出は溢れるくらい存在するでしょうが、10
年以上に渡るサポートだけでなく、やはり金銭のメリットが大きいのでしょう。

 政治と物づくりも別に考えた方が良いのかもしれません。
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サッカーで色彩を学べないものか

2013-07-06 22:54:04 | 日記
 皆さんが服をどこで購入するかはわかりませんが、多くの方が雑誌を参考にしてから出かけていると思います。

 でも雑誌の言う事を常に信用していては埒があきませんし、男性誌、特に働き盛りの世代向けのものは、どう考えても現実と
はかけ離れた価格設定の商品をモデルに着せています。

 どの雑誌も編集長、編集部員が自分で購入した商品の感想を掲載していますが

 「こんなに彼らは給料を貰っているのか」

 とため息をつきたくなるくらいの高額品が混じっています。

 僕は男性誌は店頭で眺めるだけですが、雑誌も以下のような形であれば十分買い物と着こなしの参考になると思いますが、ど
うでしょうか。

 1・自分に似合う色彩とシルエットを学ぶ
 2・デニムならばコーンデニムにカイバラ、スーツならばレダやカノニコ、テーラー・アンド・ロッジなど、優れたテキスタ
   イル(素材を調達する会社)を知る
 3・靴の手入れ方法、アイロンがけのうまいやり方など修繕方法を学ぶ

 例えば自分に適した色彩とシルエットを理解できると、それだけで外見は見栄えします。

 もし困ったのであれば、贔屓のサッカークラブや代表ジャージを連想してみてください

 例えば日本代表はホームで紺の上着の中に、アクセントとして赤が用いられています。

 つまり、赤はさし色として有意義であり、紺のスーツにネクタイとして赤を用いるならば有効という考え方が見えてきます。

 海外クラブで言えばインテルの黒と青、ミランの黒と赤、アヤックスの城と赤、セルティックの緑と白のように、色彩をサッカー
で学ぶことは十分かのうです。

 日本代表スーツを手掛けるダンヒルは、スーツとタイを紺色かグレーのいずれかにして、シャツを白で提供することが多いですね。

 僕はサッカーだけでなく季節、例えば

 「今季節は秋ですね、ワインが美味しい季節ですからネクタイにボルドーはいかがですか?」
 「茶色の靴にピンクのシャツを選ぶと朗らかな印象です。桜は茶色の幹に咲きますよね。」

 と皆さんが連想しやすい言葉を投げかけるようにしていますが、同時にサッカークラブも色も浮かべています。
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敗れた相手に勝つことの意義

2013-07-06 00:16:26 | 日記
 「負けた相手に勝たねば、剣士としての自信が取りもどせぬ。自信なくして、おのれが剣を世に問うことは出来ぬ。
  なればこそ、負けた相手に勝たねばならぬ。」

 これは池波正太郎先生が描く剣客商売の文庫本第一巻、72ページから引用したものです。

 僕がこの作品を読み直すのは今度で4度目になりますが、その都度発見があり改めて先生の筆に感服しています。

 この言葉は当然サッカーにも言えます。

 日本は昨年五輪で韓国に敗れ、メダルを逃しました。

 ワールドカップでもクロアチアとは2戦戦い、一敗一分けという状況ですし、プロリーグの無いジャマイカにも敗れて
います。

 つまり、本当に雪辱したと言えるのは組み合わせと予選の勝ち抜きというふたつの要素にも委ねられますが、それぞれ
五輪とワールドカップで勝ってこそ意味があるのです。

 逆に日本に雪辱を燃やす国もあります。

 カメルーン、ロシアとベルギー、チュニジアにデンマークと日本でワールドカップに敗れた国はそうでしょう。

 今の段階で日本が素晴らしい躍進を遂げているベルギーに勝つことは難しいでしょうし、協会と政府、選手の間に横た
わる報酬を含めた問題が解決すれば、カメルーンも非常に厄介です。

 つまり日本代表が今後ワールドカップで彼らと戦うことになれば

 「今度は必ず俺たちが勝つ!」

 という強い相手の意識を向きあわねばなりません。

 ブラジル、イタリア、ドイツというワールドカップで3度優勝を果たしている国は、こうした対戦相手の強い決意、時
代劇で言えば果し合いに次々に勝利してきた歴史があります。

 つまり相手の意思をなぎ倒してきたからこそ、逆に

 「敗った相手に失礼」

 という感情が去来するのではないでしょうか。

 いつか日本も、切られ役から切る役へと変貌してもらいたいものです。
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フットボリスタ、リーガの不況を解説する

2013-07-06 00:03:57 | 日記
 佐々木希さんがエンドーサーをつとめるウイルコムが、バナナマンと高田純次さんがそれぞれ西遊記にちなんだ新CMを
流しています。

 その内容は

 「スマートフォンが1980円から利用」

 というもので、これなら僕も小遣いで賄えます。

 そして困窮に喘ぐスペインの各クラブも。当然そこからはレアル・マドリードとFCバルセロナが含まれることは無いの
ですが、電話代にしろ電気代にしろ、事務所で用いられるコストも下げなくてはいけないのは企業と同様です。

 最新号のフットボリスタはコンフェデレーションズ・カップのまとめと、スペインから流出する選手の2大特集になって
います。

 僕は後者が気になり購入したのですが、ひとつ僕が疑問に思っていた点が理解できました。

 セヴィージャと言えばあのモンチSDの活躍により、国王杯は当時のUFEAカップを2連覇するなど、2000年代中
期に絶大な存在感を放っていました。

 しかし近年は主力の放出を余儀なくされ、予算規模を縮小しています。

 どうしてあれだけの躍進を遂げたクラブが、今完全に躓いているのか僕は正直よくわからなかったのです。

 フットボリスタによりますと

 「安く仕入れて高く売るという収入のモデルが、獲得選手の不振によって行き詰まり、貯金を使い果たした挙句12-13
  シーズンには2500万ユーロの赤字に転落していた。」

 とあります。

 つまり、育成と売却はセットで語られますが、その「対」となる選手補強がクラブと噛み合う事がなく、余計が出費が嵩
む形になったのです。

 つまり補強の失敗を穴埋めすることで、赤字になるといのはJでも起きる現象と言えます。

 ホアキン・サンチェスはわずか1億9500万でマラガからフィオレンティーナに移籍するようですが、逆にJが移籍を
打診する可能性も増えた形にはなるのですが。
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