塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

イングランドとアルゼンチンのアウエイジャージが公開

2010-02-16 21:28:46 | 日記
 イングランドとアルゼンチンの最新のアウエー用ジャージの画像が解禁になりました。イングランドの赤は鮮やかな赤、アルゼンチンはマラドーナ時代以来となる青を取り入れたデザインとなっています。
 
 これでワールドカップ出場国の中でジャージが解禁になっていない国は、プーマがサポートするイタリア、ナイキがサポートするブラジルにオランダ、ポルトガルなのです。ワールドカップ本戦まで時間が無く、レプリカの販売期間がだんだんと短くなっていきますが、それでもナイキとプーマには、アディダスにはない販売方法が隠されているのかもしれません。

 僕の印象としては年を追うごとに、シルエットがタイトになっていきますね。また発汗や軽さ、縫製など前作を上回る品質とデザインを考える事に、各メーカーは本当に苦心していると思います。

 サッカーの世界では各クラブの収入格差が是正点として挙げられていますが、スポーツメーカーも大規模メーカーと、中規模、小規模メーカーとの間の優劣が如実になってきていますね。

 僕としてはアシックスとミズノ、アドラーなど日本のサッカー企業のジャージや靴で試合に臨む国と選手が増えてくれると嬉しいのですが、代表の場合はサッカー協会が交渉の窓口ですし、スパイクは個人の裁量に任されてはいますが、足に合うかどうかは履いてみないとわかりませんしね。

 スポーツメーカーの競争は、サッカークラブの競争よりもはるかに厳しく、そしてやりがいのある仕事と言えるかもしれません。
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日本代表FWがシュートを打たない理由

2010-02-16 21:00:00 | 日記
 「テストの点が悪くて親に見せることができない。」
 
 日本代表FWが僕たちがシュートチャンスと思ってもシュートを打たない理由の背景には、上記と似たような心理状態が働いているのでは?と最近思うようになりました。

 テストを見せない理由とシュートを打たない心理の共通点
 それは「怒られるから」という一種の脅迫観念のような代物だと思います。確かに僕も小学校時代テストの点が悪く、両親に見せられない時がありましたが、いずれはわかってしまうものです。でも両親は僕を叱りませんでした。僕が宿題を怠けていなかったことを知っていたからです。

 僕たち(つまり選手を起こる側、批判する側)は選手達が顔色を窺うような存在ではないと思います。確かにファンの罵声は厳しいものですが、ファンはプロのサッカー選手が存在しない限り、ワールドカップはおろか国内リーグの試合すら見る事ができないわけです。

 ですからFWに限らず日本の選手達は、シュートレンジに入ったならシュートを打って欲しいのです。最初からパスを選択しては、相手のGKと最終ラインに緊張感を与える事ができません。最初にシュートの選択肢があるからこそ、シュートと見せかけて出したパスが思わぬ効果を生み出すのです。だからシュートは打つべきですね。

 確かにシュートが枠を捉えないときや、選手が空振りした時僕達は「あー」という溜息をつく事が多いです。でもその時の素直な感情が声に出てしまうのは当然の成り行きであり、この溜息が選手の皆さんを侮辱しているわけではないことは、選手の皆さんに是非ご理解して欲しいと願っています。

 ワールドカップの大舞台、どんなに日本が集中して守備に取り組んでも、どこかで付入る隙を与えてしまいかねません。例えばフランス大会のクロアチア戦での失点はそうでした。
 ですから守備陣に息吹を与え、チーム全体を活気に溢れた物にするには、やはりシュートを打つ事が大原則になります。シュートがゴールに結びつく事は結果論です。しかし結果としてゴールに結びついた事は、シュートを放った結果になるわけです。

 僕達は怒りません。ですから代表FWの皆さんには躊躇することなくシュートして欲しいですね
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岡田監督の称えるべき点

2010-02-16 16:01:16 | 日記
 厳しい批判と疑惑に晒されている岡田監督ですが、当然評価すべき点もあります。岡田監督を批判することは簡単ですが、監督の手腕の良い面は素直に評価すべきだと思います。

 以下の点が僕の考える岡田監督の評価すべき点です。

 1・最終ラインを4バックで固定した事
 世界中の指揮官が、サイドアタックを攻撃の軸に捉えている今、4バックの選択は現実的であり世界の流れを無視していないという点では評価できます。
 特にジーコが監督の時は、監督の意図しないところで「3バックか4バックか?」という議論が沸騰しましたし、オシムの時は今野や阿部など、中盤でこそ最も適したポジションと思われる選手を、大胆にディフェンスラインに配置し、僕らを驚かせた事があります。

 メディアやファンの抽象論や批判を避ける点でも、ディフェンスラインの人数を固定したことは、非常に大きかったと思います。

 2・GKに世代交代の時期を取り入れたこと
 川島の経験値が増えていることはとても良いことです。ただ本大会では楢崎の起用が濃厚ですが、リスク・マネジメントの点で川島の存在は大きいですね。
 例えばオランダがファン・デルサルの後継者に頭を抱えているのを見ると、楢崎にしても川口にしても代表を引退するような年齢ではありませんし、川島のように20代の選手が控えている事を考えれば、日本のGKは今現在深刻な状況ではないといえます。

 3・玉田を代表復帰させたこと
 2008年初頭玉田がドイツワールドカップ以来の代表復帰を果たした時、多くのファンが驚きましたがその心配は杞憂に終わっています。
 ただグランパスエイトではヨンセン、今はケネディという大型FWの周囲を衛星的に動く事で結果を出してきたのが玉田ですから、平山とコンビを組ませるのが代表の得点率を高める最適の方法かもしれません。

 岡田監督の下では内田と長友、そして岡崎がレギュラーの座を獲得し、他にも山田や徳永、金崎といったあたりが代表召集を受け、試合で使われています。
 しかし監督が変わればレギュラーの座を掴む選手が変化するのは当たり前で、この点は評価にか加算できる点もあればそうでない面もあります。

 4・オシムの幻影を振り払う
 もう今となっては完全においてけぼりとなったかつてのキーワード、「接近・展開・連続」ですが、「どうせ批判されるならば、自分の思い描くサッカーをしよう」とこのスローガンを捨て、新しい決意表明を述べたことは、不測の事態で代表監督に就いた岡田監督にとって、いずれ訪れたであろう世界だったと思います。
 そのことを放置せずメディアとファンに向かってしっかり説明した点は、非常に良かったと思います。

 以上の4点が僕の考える岡田監督の評価すべき点ですが、皆さんはどうお考えになるでしょうか。
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柴崎岳をA代表で使えないだろうか

2010-02-16 14:07:27 | 日記
 暴論を承知で言いますが、青森山田高校の柴崎岳を日本代表で使えないものかと考えています。申し訳ないのですが、彼を推す理由は「なんとなく」という非常に曖昧なものです。しかも彼の試合は今年の高校サッカーの決勝戦1試合しか見た事がありません。ですから柴崎を推薦する根拠が僕には無いんです。ですから皆さんからお叱りを受ける事を承知の上で、このブログを書いています。

 僕の柴崎の印象は「時間を読むことができる選手」「ポジショニングの巧さ」のふたつです。

 まず時間を読むという点からお話します。
 先日レコバを一例にしてお話したように、90分闇雲に走るサッカーは現代の過密日程に圧迫されたスケジュールでは、自分の首を締める結果にしかなりません。
 柴崎の場合この運動量ではなく、攻守のトランジションを読む洞察力、今試合の流れがどちらにあり、どういう動きをすれば相手にとどめを刺せるのかという観察力に秀でているような着がしてなりません。

 次にポジショニングについてです。
 テレビの画面でもスタジアムでも、選手の位置取りを常に把握する事は観戦中はとても難しい。例えばボールを奪う為にポジションを半歩横にずらしても、見ている僕たちには到底わかりません。

 でも半歩位置取りをずらすことで相手からボールを奪えることもありますし、試合中絶えず自分の立ち位置を考えていれば、ファウル・トラブルに陥ることもないと思います。つまり試合の風景画自分の頭の中でしっかり把握できていれば、おのずと自分が今やるべきことが見えてくるからです。

 柴崎はまだ10代の選手ですが、このふたつの要素を兼ね備えているような気がしてならないんです。

 もちろん10代の選手、しかも学生をA代表に招集することは無謀でしょうし、仮に召集したとしても学校に多くのメディアが殺到し、学校周辺が混乱する可能性もあります。
 また10代でのA代表召集が、柴崎の将来にどのような影響を及ぼすのか考えると難しいとは思います。20代で彼がスランプに陥れば、メディアは「早熟」という言葉で彼をとりあげるでしょうしね。

 ただ柴崎が稀有の能力を持ち合わせていることは確かですから、柴崎には常に将来の自分を思い描いていて欲しいです。イングランドのように古くからプロが存在する国でも、ドイツ大会にセオ・ウオルコットが召集された際は大きな論争が巻き起こりました。

 やはりキャリアの無い選手を代表で使う事は、相当なリスクがあります。でも時には「大抜擢」の見本のような召集劇が日本にあっても良いのでは。という思いは胸のどこかにあります。
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チャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント

2010-02-16 13:44:47 | 日記
 まもなくチャンピオンズ・リーグの決勝トーナメントが始まります。
 
 今冬ミランに移籍したディビッド・ベッカムが、敵としてオールド・トラッフォードに帰還する事が大きな話題を集めていますが、レアルのカリム・ベンゼマもベッカム同様、敵側の一員としてかつてのホームジェルランに乗り込みます。レアルは初戦でリヨンと当たるんですね。
 今季のチャンピオンズリーグは「ミランVSレアル」、「バルセロナVSインテル」、つまり移籍したカカとイブラヒモビッチ、そしてエトーを巡る物語が様々な形で取り上げられましたが、決勝トーナメントに入っても、その様子は変りません。

 もし僕がサッカー選手として、かつての古巣に乗り込むことになったなら一番心配なのが「ファンの態度」になると思います。
 さすがに拍手で出迎えるファンはいないでしょうが、ボールを持つたびに厳しいブーイングがなるようであれば、精神的なゆとりはなくなるでしょう。選手ならば敵地でブーイングを浴びる事は経験済みでしょうが、この場合はかつて自分に声援をおくり、もしかすれば写真撮影や会話を交わした事があるかもしれないファンからのブーイングですからね。身にこたえると思います。

 しかもグループリーグとは異なり、決勝トーナメントはノックダウン方式ですからひとつのミスがクラブのプランを大幅に狂わせる可能性があります。つまりミスを挽回する事が非常に難しい上に、国内リーグとの掛け持ちで体力を消耗している可能性もあります。

 古巣との戦いで緊張しているベッカムとベンゼマの場合、体力と精神力の消耗は僕たちが考えている以上に凄まじくなることが予想されます。取材に訪れるメディアの数も、尋常ではないでしょうしね。

 今まで使う機会がなかったアウエー側の更衣室や、自分に罵声を浴びせるであろうかつての仲間達と、数年前まではまるで自分の皮膚のようだった古巣のジャージ。
 敵になってはじめてわかることが幾つもあるような気がします。僕はインテルVSチェルシーの一戦が一番気になりますが、ベッカムとベンゼマの動きにも注目したいと思います。
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