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塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

欧州選手権の予選組み合わせが決定

2010-02-09 22:32:35 | 日記
 まだワールドカップの本戦が始まらないというのに、欧州では既に2012年欧州選手権予選の組み合わせ抽選会が行われ、予選の組み合わせが決定しました。さすがに本場は動くスピードが違うと唸る思いですが、でもなるほどと思う点もあります。

 ワールドカップへの出場を逃した国々は、予選の反省点を見出し新監督の招聘や、アンダー世代からのA代表への抜擢など、様々な改善策を提示すると思うんです。
 つまり「名誉挽回」のチャンスがすぐに用意されているわけで、このワールドカップ本大会から欧州選手権予選、欧州選手権本大会後のワールドカップ予選という一連の流れは、欧州の国々にとって理想のサイクルなのではないかと思います。

 例えば2004年オランダ代表監督に就任したファン・バステンは、「ドイツワールドカップは通過点。私は欧州選手権2008での優勝を目指している」と声明文を発表しました。

 仮に日本代表監督が「ワールドカップは通過点。目標はアジアカップ制覇。」と声明文を発表しても、メディアとファンから罵声を浴びるだけです。プライオリティの置き方があべこべじゃないかと。
 でも欧州の場合はアジアや中南米の国々が参加するワールドカップよりも、欧州選手権の方がレベルが高いと言われている本大会で結果を残す事は、名誉な事でありファンの大きな喜びでもあります。ですからファン・バステンの発言は、失言にはならないわけです。

 こうして考えてみると、欧州の国々はサッカーの世界で休むことなく競争と改善に全力を注いでいる事がわかります。
 アフリカやアジアのレベルが著しいと叫ばれていますが、僕らが追いつく事ができないスピードで、欧州は進化していることが改めてわかりました。
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