塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

チャンピオンズ・リーグ決勝トーナメント

2010-02-16 13:44:47 | 日記
 まもなくチャンピオンズ・リーグの決勝トーナメントが始まります。
 
 今冬ミランに移籍したディビッド・ベッカムが、敵としてオールド・トラッフォードに帰還する事が大きな話題を集めていますが、レアルのカリム・ベンゼマもベッカム同様、敵側の一員としてかつてのホームジェルランに乗り込みます。レアルは初戦でリヨンと当たるんですね。
 今季のチャンピオンズリーグは「ミランVSレアル」、「バルセロナVSインテル」、つまり移籍したカカとイブラヒモビッチ、そしてエトーを巡る物語が様々な形で取り上げられましたが、決勝トーナメントに入っても、その様子は変りません。

 もし僕がサッカー選手として、かつての古巣に乗り込むことになったなら一番心配なのが「ファンの態度」になると思います。
 さすがに拍手で出迎えるファンはいないでしょうが、ボールを持つたびに厳しいブーイングがなるようであれば、精神的なゆとりはなくなるでしょう。選手ならば敵地でブーイングを浴びる事は経験済みでしょうが、この場合はかつて自分に声援をおくり、もしかすれば写真撮影や会話を交わした事があるかもしれないファンからのブーイングですからね。身にこたえると思います。

 しかもグループリーグとは異なり、決勝トーナメントはノックダウン方式ですからひとつのミスがクラブのプランを大幅に狂わせる可能性があります。つまりミスを挽回する事が非常に難しい上に、国内リーグとの掛け持ちで体力を消耗している可能性もあります。

 古巣との戦いで緊張しているベッカムとベンゼマの場合、体力と精神力の消耗は僕たちが考えている以上に凄まじくなることが予想されます。取材に訪れるメディアの数も、尋常ではないでしょうしね。

 今まで使う機会がなかったアウエー側の更衣室や、自分に罵声を浴びせるであろうかつての仲間達と、数年前まではまるで自分の皮膚のようだった古巣のジャージ。
 敵になってはじめてわかることが幾つもあるような気がします。僕はインテルVSチェルシーの一戦が一番気になりますが、ベッカムとベンゼマの動きにも注目したいと思います。
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