塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

本田圭祐チャンピオンズ・リーグに初出場

2010-02-26 00:55:34 | 日記
 CAKAモスクワの本田圭祐が、対セビージャ戦でチャンピオンズ・リーグの初陣を飾りました。モスクワ市内は寒気に見舞われたのか、スタンドの入りは今ひとつでしたが、彼の動きをダイジェストで見たかぎり良く動けていたと思います。

 本田は引退した中田英寿と思考が似ていますね。僕が本田の立場ならスタジアムで感じた雰囲気や、セビージャの選手達の印象やこれからの展望を述べていたと思いますが、彼は「チャンピンズ・リーグに出れたことは嬉しいが、僕の目標はここではない。」とはっきりとした口調で、今いる場所が自分の到達点ではないことを伝えていました。
 現役時代の中田の口からも、自分が改善できたプレイよりも、常に自分の改善点、クラブと代表の問題点が発せられていましたからね。

 ただ本田の移籍は日本人の良い参考例になると思います。
 今までは中村や長谷部のように、その国のチャンピオンクラブに在籍することで、チャンピオンズ・リーグへの出場権を手に入れることが主なルートでした。

 しかし本田のおかげで、小規模クラブで活躍しチャンピンズ・リーグ本戦へ出場できるクラブへ移籍を果たすというルートが開拓されました。小規模クラブの選手ならば、当然チャンピオンズ・リーグを戦っていませんから、招集対象に何の支障もありませんし、欧州に在籍している日本人選手は、夏の移籍だけでなく冬の移籍市場での立居振舞に、これから神経を向けたほうがよさそうです。

 CSKAがいきなり優勝候補に踊り出ることはないのでしょうが、本田のおかげでテレビを見る楽しみが増えた事はありがたい話です。でも僕以上に嬉しいのは、代表の支持低下に悩んでいるテレビ局や新聞記者の皆さんかもしれませんね。
コメント
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