塚田盛彦のつれづれなるままにサッカー

世界中で親しまれているサッカー。このサッカーをフィルターとして、人間社会の構造に迫っていきたいと思います。

キャプテン翼芸人

2010-02-11 22:39:04 | 日記
 今日の「アメトーク」のお題は「キャプテン翼芸人」です。僕も当然ジャンプでの連載とテレビアニメに夢中でした。
 本場欧州でも「ホーリー・アンド・ベンジー」の名で親しまれているキャプテン翼の魅力はどこにあるのでしょうか?

 もちろん翼を筆頭に、サッカーへの情熱をたぎらす選手達が描かれていることが、大きな魅力となっているのは確かですし、「ドライブシュート」や「タイガーショット」など、子供達が真似したくなるような、多彩なシュートも話を盛り上げます。
 中には「スカイラブ・ハリケーン」のような実現不可能なシュートもありますが、漫画というのは「非日常の世界」が魅力のひとつでもありますから、これはこれでいいと思います。

 でも僕が思うキャプテン翼の一番の魅力は、登場人物たちの成長を丁寧に描いている点にあると思います。
 例えば翼は早苗ちゃんと結婚しますが、小学校時代は「あねご」、中学時代は「マネージャー」と彼女の事を読んでいました。一方早苗ちゃんの方も、お転婆だった小学校時代から、翼を献身的に支える中学時代、そして翼の妻となり母親となった今、彼女は最愛の夫とバルセロナで暮らすようになった。成長過程や心理描写を書き分けることで、登場人物の表情が豊かになっていますよね。

 こうした登場人物の成長と背景の書き方が非常に優れているのが、キャプテン翼という漫画だと思います。

 欧州のファンも翼たちが繰り広げるファンタスティックなサッカーに夢中になったのでしょうね。でも彼らの母国であるイタリアにフランス、そしてドイツは日本の前に敗れ去ります。それでもファンの支持がなくなる事はないのですから、キャプテン翼は本当にワールドワイドなサッカー漫画だと思います。
コメント
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