不況に、コロナの追い打ちで、小さいんだけど自分でやってる会社の業績が、ものすごく悪化してるんだ。どうしたらいいの? なーんて悩み抱えてる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『「幸福になれない」症候群』(幸福の科学出版)で、こう教えておられます。
ただ、私は、「どのような不況のときでも、着実に業績を伸ばしている会社や事業はある」と述べておきたいと思います。むしろ、「不況のときこそ、創意工夫が試される」と考えたほうがよいのかもしれません。
好況のときは、だれが商売をやってももうかるのですから、(中略)だれもがその仕事を始めようとします。
その結果、過当競争が始まり、淘汰が行なわれます。ほんとうに必要なものかどうか、ふるいにかけられて、倒産するところが出るのです。
そのときに、「おかしい。こんなはずではなかった」と言っても、しかたがありません。必要でもないのに大勢の人がやっているのならば、やがて転業していかざるをえないのです。
問題は、そのときに、あなたがどちらに入っているかです。(中略)
いまの業界のなかで生き残っていくためには、創意工夫が必要になります。同業他社がやっていない工夫を何かすることです。他と違うユニークなところを出して目印をつくり、差別化することです。
好況のときにもうけるのは比較的簡単ですが、不況のときに堅実経営をして乗り切っていくことができてこそ、あなたには経営の才能があると言えるのです。
したがって、まず、創意工夫の余地がないかどうか、もう一度、冷静に考えてみていただきたいのです。
それでもだめならば、あなたは淘汰される側に入っているわけですから、運命だと思って受け入れてください。
動物の世界を見ても、植物の世界を見ても、自然淘汰というものがあります。特定の生物が一定数以上に繁殖すると、必ず生存競争が生じて、その生物が一定の数まで減るようになっています。これは大自然の法則です。
こうした法則は、人間界にも、ある程度及んでいます。(中略)
したがって、「運命的に見て、自分は淘汰される側に入っている」と思ったならば、自分の適職を見つけるように努力し、転業することです。人生には運命の流れがあるので、それに対して、いつまでも自分の頑固さだけで抵抗していてもしかたがないのです。
もちろん、「先祖代々やってきた」「自分はこの商売が好きだ」などということもあるでしょう。しかし、「自分には一つの才能しかない」と思い込むことはありません。何か一つの商売がじょうずな人は、他の商売をやっても、たいていじょうずにできるものです。したがって、何か別の仕事を考えてみてください。
(259~263ページ)
どんな不況のときでも、着実に業績を伸ばしている会社や事業はある。
不況のときこそ、創意工夫が試されるから、その余地がないかどうかを、もう一度、冷静に考えてみること。
それでもだめならば、淘汰される側に入っていることを運命と思って受け入れることである──。
一見厳しいけれども、でも、大きな視点から人生の真実を見切って解説してくださる。
これが仏の叡知であるのだと私は思っているのです。
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『「幸福になれない」症候群』
大川隆法著 |
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