春雪の出羽路時どき横なぐり 小林邦子 2017-04-16 05:12:21 | 日記 春の雪だと言うのに思いがけない横殴りの降り様に、芭蕉を襲った出羽入り初日の荒天が思われ、驚きながらも、作者の俳心はにんまりしているのかもしれない。「奥の細道」によると、松尾芭蕉が門人の曽良を伴い江戸深川の“芭蕉庵” を後にし「みちのく」を目指す約150日に及ぶ長旅の、実に40日あまりを費やした出羽。現在の山形県と秋田県を指す作者の出羽の旅は、意表を突く春雪に迎えられながらも、季語のもつ明るさを胸に始まったのだろう。(博子) « ファスナーの背を真つ二つ山... | トップ | 老らくの恋とや魚は氷に上る... »
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