「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

八月の少年とほき瞳で語る 渡辺登美子 「滝」9月号〈滝集〉

2011-09-19 16:54:33 | 日記
 あんなに暑かった夏の終わり、日焼けした少年の体は海で
遊んだ去年までの日焼けとは違う。だがその海を見つめなが
ら訥々と語る。失われた日常を取り戻すこと、別れ別れにな
った友達のこと。これからのこと。やっと話せるようになっ
た少年の少し大人びた「瞳」が胸に沁みる。(小林邦子)