河に沿って作られた遊歩道だろうか。合歓の花が咲いてい
るので夕景かと思う。黒々と回遊してきた鯉の群れを追って
いるかに見える視線だが心は別の所にあるような気がしてな
らない。河には目を疑うような大きな鯉がいるものだ。その
雄々しさに「ねむの花」の淡い房のような花は、夢見心地な
作者を思わせる。縦横の線。色彩感覚も流石。(H)
るので夕景かと思う。黒々と回遊してきた鯉の群れを追って
いるかに見える視線だが心は別の所にあるような気がしてな
らない。河には目を疑うような大きな鯉がいるものだ。その
雄々しさに「ねむの花」の淡い房のような花は、夢見心地な
作者を思わせる。縦横の線。色彩感覚も流石。(H)