「火の山」に、娘さんの住む鹿児島に転居を決めた作者を
思った。自分を羽抜鶏に置き換えたのでしょうか。夏のあい
だ威厳を無くした姿を晒す鶏を思えば、作者の大きな体躯が寂
しげだが、始祖鳥になって、恐竜が全盛期を迎え、シダ類や
ソテツ類が茂る未知の世界へ飛び立つ決心をした強い作者を
思いたい。飛べる羽根を得た新しい阿部風々子さんの俳句が
楽しみ。容易に会えなくなるさみしさはあるけれど、お別れ
ではありませんね。(H)
思った。自分を羽抜鶏に置き換えたのでしょうか。夏のあい
だ威厳を無くした姿を晒す鶏を思えば、作者の大きな体躯が寂
しげだが、始祖鳥になって、恐竜が全盛期を迎え、シダ類や
ソテツ類が茂る未知の世界へ飛び立つ決心をした強い作者を
思いたい。飛べる羽根を得た新しい阿部風々子さんの俳句が
楽しみ。容易に会えなくなるさみしさはあるけれど、お別れ
ではありませんね。(H)