おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

インテグラ何?社会保障、受けるのも一苦労・・・

2017-03-18 12:42:21 | ニュース

1月の初旬、友人の80代おばあちゃんニコリーナからTelが!!
「ひどく風邪をひきこんでしまって・・・でも年金を郵便局にもらいに行かないと、もう生活費が底をついてしまった!」
「えっ?どうする?車を出せばいい?」
「いや、起きるのも大変だから代わりに取りに行って!!」・・・ そんなことができるの? 別の友人、50代のビリーにきくと、「誰でも代理になれるワ!ただニコリーナ本人が”упълномощние” (っていってような・・・委任状のこと)を書いて、自分のリチュナカルタ(=IDカード)をもたせてくれればね。郵便局の年金窓口は今頃はそういう人がいっぱいヨ!!」 

ビリーの言うとおりにニコリーナおばあちゃんは書類を整え、あたしはそれを手に郵便局に行きました。すると窓口業務に携わる女性はホントに慣れたようですぐにそれを受け取ることができました。その日は朝10時でマイナス17度!! 確かに高齢者は外に出るのも命がけでしょう。

その時は無事に役目が果たせてよかったのですが、2月に入りもう一人の友人80代のターニャによると、
「この方法で代理で年金を受け取れるのは3回までよ。2月もアンタが代理でもらいに行くとして、その時もう一つ書類を出して配達員に家まで年金を持ってきてもらうようにしないと。3回目以降も代理を立てるとなると弁護士に入ってもらって書類を作らないといけなくなるから、そっちの方がいいよ。一緒に行ってあげるから心配しなくていいよ!!」頼もしい助っ人だ!で、ターニャはニコリーナに

「インテグラツィアもそうするでしょ?」 んっ?インテグラ何とか?何?車?わかんないけどとにかく手続きに出かけましょう。

2月半ば、少し気候はゆるんでいてラクですが、まず郵便局へ行き、年金をもらい、年金配達の手続きをすると、窓口の女の人は
「インテグラツィアはソツィアルナ・ポッポマガネの窓口に行って言ってください」と言われました。またも新しい言葉・・・ ソツィアルノ何? ターニャにはすぐにわかったようですぐに地下鉄に乗りその場所に行きます。

正確には「ディレクツィア・ナ・ソツィアルノ・ポッポマーガネ」略してДСП~社会福祉事務所かな?そこの事務所にターニャはズンズンと入って行って尋ねます。

「インテグラツィアを家で受け取るようにするにはどうしたらいいんですか?」 窓口も慣れた様子で教えてくれます。それでもう一つ委任状をニコリーナが書かなければならないことがわかりました。寒い中何か所か回らないといけなくて、しかも多くのブルガリア人年金生活者は車もない・・・

あとで調べたらインテグラって「何かを足す」とか「加える」「統合する」とかって意味らしい。あのホンダの車ってそういう意味だったんだ~!! で、インテグラツィアとは障害者年金受給のことでした。ああ、今わかりました、新しいブルガリア語・・・