おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

春の訪れ・・・ ハスコヴォへ

2009-03-22 16:12:52 | まち歩き

友人のシュテファン(ドイツ人)が、「ハスコヴォに遊びにおいでよ!!」と誘ってくれたので行ってみることにしました。ブルガリアの南東部ははじめてだし・・・ ちょうどそんな話をしたらソフィア在住でハスコヴォ出身のトニー(=アントワネッタの呼称。女の子です)が、

「じゃあこの機会に行きだけでも乗せてって!!」

と一緒に行く話が決まりました。「行きだけ」なのは、この方角ならその後黒海沿いの町ブルガスまで足を伸ばせるんじゃないか、という考えから。ハスコヴォの後、ブルガスのmiyoさんご夫妻のところに遊びに行ったというわけです。

ハスコヴォ出身のトニーは何かにつけて「ハスコヴォはいいところよ~! ソフィアみたいじゃないワ!!」、「人々もスポコイノ(穏やか)でね、ソフィアンツィ(ソフィアっ子)みたいじゃないわョ!」と、まるでソフィアは最悪といわんばかり・・・彼女だけでなく地方の中小都市出身者のほとんどはそう言います。「ソフィア?! ウジャス(サイテー)!!」 どうして?! と聞くと、「汚いし、寒いし、人々はすぐ他人を疑うし・・・」という答え。そうなの?

ソフィアから東へ、プロヴディフまで高速をとばします。そこからスヴィレングラッドという、トルコ国境の町方面に行きます。そう、こちらの方はトルコ系の人たちが多く住んでいる区域!! このスヴィレングラッドの手前にハスコヴォがあります。中規模の都市で、山や丘があるのどかなところ。あれっ?でもなんか人々が豊かな感じ・・・ トニーいわく、「ここは縫製工場があって、安い衣料品を作っているのよ。トルコ相手に商売をしてるからあんまり失業者っていないのよネ。」 けっこう手先の器用なブルガリア人って多いから、よい品質の物ができそう。かつて重工業の盛んだったところ(ペルニックとか特に・・・)は、昔は仕事がいっぱいあったけど今は逆転、失業者があふれてるのにネ・・・

シュテファンの奥さん、エステル。彼女はドイツ育ちのトルコ人。じゃあ、ハスコヴォではトルコ語が通じるんじゃない? 「それがね、ここのトルコ人のトルコ語はちょっと違うのよネー。ブルガリア語にもたくさんトルコ語が混じってるし・・・」と、ちょっと困り顔。へぇ~、そうなんだ・・・ じゃあ日本人の私が話すブルガリア語なんか通じないんじゃないかなァ(笑)

Xaskovoview ハスコヴォは晴れの町だそうで、朝に霧がかかっていても昼にはすっきりと晴れることが多いのだとか。その日も幻想的な朝もやがかかっていましたが、昼には日が照って、もうすっかり春の陽気でした。

日本はもう桜の季節・・・日本の桜開花のニュースがこちらにも聞こえてきました。ハスコヴォに行って「このまま春になったらいいのに・・・」と思っていたら、何と3月後半に大雪・・・ ソフィアは「白銀の世界」に逆戻りしてしまいました。木々のつぼみもまだまだ小さく固く閉じたまま。暦の上では金曜日からもう春のはずなのに・・・ 嗚呼、春まだ遠し・・・

Slivenskabanya1 ちなみに、ハスコヴォにも、またそこからブルガスへ向かう道中にもいくつか温泉を見つけました。スリーヴェンの温泉はなかなかよさそうでしたよ!! 今度試してみよう!!

コメント (2)
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