やった~っ、!! ついにできました。オーストリアなどでは一般的、そしてブルガリアの(ある程度の)都市にはあるスーパー「ビラ」が、ここ、田舎町(といってもブルガリアでは6,7番目の大都市なんですよ、ホントは・・・)ペルニックにもやっとできたのです!
以前は用事でソフィアに行く時までにメモなどに必要で買いたいものをメモしておいてわざわざ買い物に行ったものです。まずは、「クレバー」商品!! 英語のClever、つまりこれを選ぶお客さんは賢い買い物をしている、という自社ブランドのおトクな商品のことです。ヨーグルトは500gで常に40ストティンキ(28円程度)、サラダ油は1kgで1レバ47ストティンキ(約103円)などとおトク!そして何よりも1件で何でもそろってしまうのがウレシ~。野菜もパスタも米もハムも、日用品も、ちょっとしたDIY用品まで・・・
オープン当日は行きませんでした。だってもう近づくだけで車がいっぱい!徒歩3分、大きな道に出ることなく行けるチョ~近所なので、あえて人がいっぱいのときに行かなくても・・・ということで開店2日目にようやく行きました。まだやはり人でいっぱいの店内。でも、何かチョッとちがうゾ・・・ 何がちがうのだろ~と考えていました。当たり前のことなのですが、お客はすべてペルニチャーニ(ペルニックっ子)です。ソフィアのムラドストにある「ビラ」は高級車で乗りつけたお金持ちそうな家族連れや外国人がほとんどだったのに、ここはなんだか田舎くさい・・・(あたり前か・・・) みんなカートを押して買い物をしているのですが、カートにはほとんど何も入っていない!! 聞こえてくるのは「スカーポ・・・。(高い・・・。)」というため息ばかり。その中でカートにボコボコ物を入れている人たちもいました。たぶんソフィアで仕事をしていて「ビラ」慣れしているのでしょう。
お惣菜(と言ってもサラダ、ハム類、そして焼きたてのパンです)売り場だけは対面販売。売り子のモミーチェ(女の子)が「カジェーテ」(言ってください、の意)と言っても皆通り過ぎるばかり。わたしがクレンビルシュ(ソーセージ)を注文するのが久しぶりのお客さんのようで、笑顔で包んでくれました。「メルシー!」お客に対する対応もしっかりしています。
う~む、やっぱり前からあるTマーケットのほうが安い、と後でそちらのほうに行ってみました。すると・・・閑古鳥がカッコー、カッコー(汗) 2.5Lのビールが1レバ70ストティンキ(約130円)と相変わらず激安なのですが。やはり、ペルニックっ子はみんなイナカモンだ~!新しいところにはとりあえず行く!! でもTマーケットさん、大丈夫!! みんな多分戻ってきますよ。
わたしとしては「ビラ」がつぶれないでずーっとやって欲しい・・・。それだけです。せっかく近所の歩道橋やバス停を「ビラ」色に塗り替えたんだもんね。これからこの資本主義的競争はどうなるんでしょうね・・・