しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

戦時の果物

2017年12月24日 | 昭和16年~19年
しろみ地区茂平の農家は、米と果物で成り立っていたが
史書にあるような、戦時中の果物の作付け制限は両親から聞いたことは無い。
桃や梨や枇杷や葡萄,樹木は対象外だったようだ。

「岡山百年史・戦時体制下の農漁村」より転記する。

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昭和12年7月の日中戦争発生に伴い、一般農作物の他に軍需農産物の増産がはかられた。当時、軍需農産物といわれたものは、
大麦・乾燥稲わら・梅干・ウサギ毛皮・ウサギ肉・牛馬・むしろ類・真綿類・綿花・サツマ芋などであった。

昭和16年10月には、農業生産統制令が公布され、これにより
スイカ・メロン・花卉・イチゴの作付けを禁止され、藺・白ウリ・レンコン・除虫菊などは大幅に制限されることとなった。

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