miyabuの雑記帳

ボケ老人の無責任なお話

金子兜太さんと近代俳句

2018-02-21 | Weblog
季語なし俳句を是認し俳句論争を引き起こした金子兜太さんの訃報がありました。「平和」を俳句用語に組み入れ、平和の俳句の選者として、つい最近まで活躍されていました。誤飲性肺炎によるご逝去のようですが、高齢者が良く陥る肺炎です、98歳ですから誤飲性肺炎とは言え天寿を全うされたことに違いありません。反射神経の衰えで慌てて食事をすると気道の閉鎖が間に合わなくなります、人によって年齢差があるでしょうが、私も80歳過ぎごろからときどき食事中にむせ返ることがあります。

金子兜太さんは15~6歳の高校時代から東京帝国大学時代も軍隊時代もサラリーマン時代も、同好会の設立や俳句の普及に生涯を捧げてきた実績は偉大なものがあります。晩年は平和俳句に専念したため季語なし俳句の是認に至り論争の原因なりました。好き嫌いは個人的な感情ですから社会的に何の知名度もない私が発言する分には許されるとするならば「季語のない平和俳句」は思想的偏重が多く感じられ好きになれません。


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