史上初の女性天文学者

冷たく引き締まったひな祭りの朝、島岡美延です。
昨日はモーツァルトの姉の哀しさを描いた映画を観ました。あの時代、女性が音楽家になることなど、才能があっても許されなかったのです。来月公開なので詳しくはまた。
ひな祭りの今日は、実在した女性天文学者の映画「アレクサンドリア（5日公開）」をご紹介します。
ローマ帝国が崩壊寸前の4世紀末エジプト・アレクサンドリア。ユダヤ教と新興のキリスト教が勢力を広げ始めている。天文学者ヒュパティア（レイチェル・ワイズ）は、生徒たちに「世の中で何が起きようと、みな兄弟」と語り、学生はもちろん、奴隷の中にも彼女を慕う者がいた。
やがて、科学を否定するキリスト教徒とそれを拒絶する学者たちとの対立が激化。キリスト教指導者は、この街の有力者に多大な影響を与えているのは、ヒュパティアだと決め付け、次第に攻撃の矛先を彼女に向けていく。
月や星、太陽の軌道を研究する彼女が譲れなかったこと・・・、信念を貫いた彼女の運命とは。
「女性」であることを今、あなたは喜んでいますか？