民謡/梅若朝雲(駅前仙人)の徒然日記2007.1.28~

民謡&三味線の師範・釣り・料理など多趣味。

Vol. 468-B えびね

2008-05-09 23:03:09 | Weblog
複眼・・
手術が終わってドクターが人差し指をかざして「一本に見えますか?」と尋ねる。「複眼ですから滲んでは見えますが一本に見えます」・・と答えた。

拙者のブログには花の写真が多く登場する。実に美しくもあり、又欲張りな拙者のヘキとして沢山植え込む。・・その美しいパノラマを表現できないのが写真の悲しさである。生で見て頂きたいがどなたにとっても我が家は距離がある。「何で写真じゃアカンのジャ?」・・と天の神さん。

先の人差し指・・片目でならキッチリハッキリ一本と疑う余地の無い「映像」が目に入る・・が・・両眼で見る限り焦点以外は必ずボケて・・否、二重に見えて正常なのでR。・・そこから生まれるのが立体感・・と言うわけだ。・・「なにムズカシイこと言うトンじゃ?」とまたまた天の神さん。・・「いえいえ何も難しいことは・・」・・申しておりませんが・・思わず言った「複眼」が余りにも唐突だったのでドクターも苦笑いしたのではないかと・・思ったノレス。

その事は余り気にしないで生きている日常だが、コレが仮に「片目の不自由」をかこつ事にでもなれば大変なことになる。先の「立体感」は即、距離測の役目を果たしているので先ず車の運転は出来ないよ恐ろしくて・・試しに人通りや対向車の無いところで「お試しあれ」・・どれ程の事かが判ります。

独眼龍正宗とか丹下左膳とか片目の剣豪が居たという事だが、まさか嘘じゃ有るまいね・・オットもう一人・・いつも忘れられて怒っている「森の石松」・・浪曲調で言うと・・。「オット、こりゃー済まねぇお客人、イの一番に言わなくちゃーならねぇ人をすっかり忘れていたよ。こいつぁー強えーや!森の石松ってんだい!」・・と虎造ばりのダミ声で言ってみて下さい・・○○○○さん。

命がけでチャンバラするのに片目じゃまるで距離感が掴めない筈なのに・・ね。ムチャクチャ振り廻してたのかね?。紀州の知り合いに女性で剣道?段。指南役の旦那が?段。娘が今度?段・・という家族が居る・・是非聞いて見ないといけないね。・・それでも「座頭市」とか言う盲目でメチャンコ強いのも(あれはフィクションか?・・左膳も?)・・居たようだから・・コレは当てにならないね・・。

ともあれ複眼の利益(りやく)は大変な物である。ドクターが人差し指を出したのにもチャンと訳がある・・手術の際、視神経なり眼球を動かす筋肉に傷をつけたりすると「二重に見える合併症が発生することもある」・・という事例に基づいたものである。・・結果いささかの異常も無かった事が証明されたのでおめでたい。勿論この写真と何の関係も無い話だが、美しさを伝えきれないという事では良い証明になってくれる一枚であるのだ。

「若萌えて 花とみまごう 木立あり」・・如水
写真を撮ろうと思ったが、後続の車あり・・明日にでもお目に掛けたい風景があった。
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Vol. 468 えびね

2008-05-09 21:59:59 | Weblog
えびね・・海老根・・高山の和蘭である。根っこが丁度えびのようになっているのでそう呼ぶらしい・・実に豊富な色と形がある。・・それ以上詳しいことは拙者的に必要で有りませんので割愛します。

肥後の熊本は愛好家の多い地柄で、毎年品評会のようなことが催される様である。写真集も何冊か頂いたことがある・・実に見事な花たちであった。田舎の「義明君」に沢山送って貰って庭の方々に植えた・・何の手入れもしないがソコソコにほこっている。そう!植物が元気に生育する姿を「ほこる」と言うのだ・・懐かしいね・・消えていく美しい言葉の一つだ。

上音羽(標高4~500m)の山には自生しない。せいぜいが春蘭・・アレもとても美しいのに余り評価されないみたい・・勿体無いね・・。花茎を抜くのに・・茎を持ってクルリとねじる・・スポッと抜ける・・花瓶に挿しても暫くは楽しめる。


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