大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

天皇杯第2輪 大阪鋼巴 5-2 流通經濟大

2009-10-12 08:10:11 | ガンバ大阪
試合を振り返ると、流経が自分たちのサッカーをやろうと真っ向勝負を挑んできたことが勝敗を決定付けた。確かに彼らはいいサッカーはやるし、ラインはコンパクトに高く、中盤で奪ったらダイレクトプレーとサイドチェンジを多用して攻めてくる。2点の彼らの得点も両サイドで人が追い越していく状態だったからリスクも冒している。ただ、ガンバ相手にそれをやるというのは同時に失点のリスクだって高まるわけであって、それが5点失った原因とも言えるだろう。

こういう相手を見ていると、かえってウチらの方が舐められてるんじゃないの、って言いたくなりますねw 本当にガンバの攻撃を恐れているんならば、一点取った後にひたすら自陣に引き篭もって虎の子の一点を守り倒すというやり方をとったと思うんだが・・・まあ、これは相手が考えることで我々がどうこういうことではないかな。第一ガンバだってCWCで漫遊相手にこの試合の流経とほぼ同じ選択をしたわけなんだし。

その意味では、流経の中野監督の意図は成功したといっていい。確かにこのやり方で勝てなかったが、彼の頭の中では逆にガンバ相手に90分守り倒せるとも限らない。ならば自分たちのサッカーをやって、持っているエネルギーを相手に伝えようという考えがあったと思う。実際この日のサッカーによって、ウチのカントクやサポに対しては、「なかなかやるやんけ」と思わせたのだから。これはガンバが漫遊と戦った時にファギーにエンドーという選手の存在を知らしめたのにはよく似ている。

ガンバは前半からGKや最終ラインにプレスをかけていたが、そこで流経は上手くボールを捌いた。まあ、Jでもこういうことやるとパニクってタッチに蹴り出してしまうGKっているけどね・・・山形のシミケンみたいに。

ただ、自分から見ていると、前に出ることによって却ってそれがかわされると中盤でスペースをあけてしまっている分パスをつながれることになっていたんじゃないかという感じがしてしまった。ルーカスなんかは献身的な運動量で前から行っている分後ろの選手らは大分助かっていると思うんだけども、個人的には後半みたいにプレスの位置を下げていく方が体力の消耗を避けれるし、中盤をコンパクトにできるんじゃないかと思ったんだけども・・・

ここで以前東京サポのコール氏に教えてもらったルーカスの取説を使う時が来たのかもしれない。ルーカスは献身的故にあれもこれもやってしまいがちなんだけども、彼にはこれだけはやらないでくれと言えば、頭のいい彼はそれをピタっと止めるというものなのだが。それで行けば、無理にGKや相手CBに向かう必要はない、と言えばいいんじゃないか?実は最初の失点もルーカスが相手CBの山村に突っかけて交されたところが起点となって左サイドに長いフィードを出されたところから始まっているわけだし。つまり前から行く代わりに、中盤やSBに入ったところをプレスかけて潰すということをした方がいいかな、と思ったりもする。そうすれば、ルーカスもフィニッシュで決められるだけの体力を残しておけるとは思うんだが、それでも外してしまうかなw この試合前半でも2回ぐらい決定機はあったんだけどもねえ・・・

ただ、その分ボールを奪う位置が低くなるわけなんだけども、幸いなことに縦に早く出すことでPJの推進力が生きてくるとは思う。

前半のような2トップだとPJとルーカスってどちらも窮屈な感じがしてしまうけども、前半途中からカントクが明神に3本指を示してシステム変更した、4-2-3-1だとPJが左サイドに入り、前にスペースがあるカウンターの中でこそPJは生きるという感じか。ただまあ、正直彼はガンバのリズムにはあんまり合っていない気はするが、後半カウンターで見せたあの力強いドリブルはレアンにはなかったものだ。

後半は相手SBの上がりを押さえ、和道を左SBに入れることで相手の長所を消すことが出来てゲームを上手くコントロールしたという感じ。ただ、流経のフィニッシュやサイドチェンジの精度のなさにも助けられたかな・・・あとあれだけオフサイドに引っかかるというのもまだまだ大学生というところか。

実はこの天皇杯の後に同じ万博で行われたユースの試合の方がまだ面白かったというオチなんですがw こちらもまあ、狭いところに出すというトップ譲りのところはあるにしても、まだ落ち着いてサッカーやっている感じがしましたね。そう考えると、今トップでやっているカントクってどこか、大枠を決めておいて細部は選手にゆだねるというブラジリアンな感じがしないでもないんですが・・・だからカントクに続投させるというのはある意味マンネリが続かないかな、という心配はないわけではないし、本当はもう少しポジショニングも含めた欧州テイストな指導ができる人を育成年代から叩き込んだ方がいいかな、とここのところ考えているわけですがね。お隣のセレッソではスペイン帰りの中谷氏がそれなりに成功を収めているところを考えると尚更ね。

結論はというと、ユースのコーチには東海大菅生からジョアン・サルバンスを強奪してこよう、と書くと「それ言っちゃあおしまいよ」ですがねw

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