大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

中国サッカーがますますシュールで目が離せない展開になっている件

2010-03-22 08:52:13 | 中国サッカー
シンガポールへ行くガンバのことは今晩にでも書くことにして、中国サッカーがますますシュールで目が離せなくなっている件について。それは前代未聞の2点がそうさせているのだけれども:

1.審判の割り当てを抽選で決める

この間中国のラジオをネットで聞いていると、中超の審判の割り当てをなんと抽選で決めたというニュースが飛び込んで来たので、その詳細をネットで確認してみると、3節までの審判の割り当てをなんと抽選で決めたらしい。記事によると中国国内だけの措置で国際試合でFIFAは禁止しているなんて書いていたけども、そもそも審判をクジで決めるなんて話は世界中どこでも聞いたことがないから、禁止云々以前の話しだと思うが・・・

まあ、こういうことをした背景には、中国サッカー協会が審判の人選についての「透明性」を持たせようとする狙いがあったとは思う。何しろ八百長事件で、審判部のエライさんが捕まったり(実はトカゲの尻尾だったりする)するような状態となれば、世間に対して公平な人選をしていますよというアピールが必要だったと思われます。

ただ、事前に審判が決まっていたら、予めターゲットが決まっているんで試合前に接待するなんていうのが却ってやりやすくなったorz・・・まあ、「上有政策,下有対策」のお国柄がよく現れていると思うけどもね。というか試合前にならないと決まらないようにすることこそが本来そうした裏工作を抑止できると思うんやけどもね。

その割り当てられた審判の中で目を引いたのは、国際試合でも度々ガンバや日本代表の試合(最終予選のアウェーカタール戦)で笛を吹いた、中国の中でも比較的マシ(あくまでも中国基準ですよ)な国際主審、孫保潔(スン・バオジエ)がどの試合でも外れていて、1試合のみ第4審判に入っていたということであった。オイオイ、これやとマトモに笛吹けるヤツがおれへんやんけw

2.ロンドン五輪代表がリーグ戦参入

この話はサッカーに詳しい中国人から聞いてびっくりした。今季の中超のチーム数が奇数で、毎試合ごとに試合のないクラブが1チーム出てくるというJ2みたいな状態ではあるんだけども、その試合のないチームのホームに乗り込んで五輪代表が試合するというプランが上がっているらしい。えーと、中超の開幕っていつからやったっけ?今からこんな話が出てきても、間に合うんです! 中国だからw

これは、五輪代表の選手らが所属クラブでの出場が少ないという懸案を解決するために、招集するのはあくまでも、代表選手でも所属クラブで控えという選手だけらしい。これについては北京国安や山東魯能といった強豪クラブも賛同の意を示しているらしい。まあ、試合が開いている時には次の試合までの試合間隔が空くというクラブにとっての懸案は解決できるか。

確かに世代別代表の出場機会をどう確保するかというのは日本でも懸案ではあり、故にナビスコに年齢制限を儲けようなんていう話が出たりはする。中国の場合は、いろいろとゴタゴタがあり、日本みたいにカップ戦がない分、リーグ戦でどれだけ試合に出せるかが問題とはなるのだろうけども・・・ただ、これだと試合には出せるけども、継続して五輪代表の強化につながるかと言えば?ではある。所属クラブでもシーズン途中で対象となる選手をどこかで使いたいと思うようになるし、勿論そうなるとクラブ優先になるとは思うのだが(これも怪しいけども)、それだと代表にとって呼びたい選手を読んで継続的なチーム強化するという計画が立てられなくなるだろうな。

だから、選手の出場機会を確保するということは、代表の強化の為の一つの手段ではあるけども、手段が目的化してしまう本末転倒になってしまわないかとも思うんだけどもね。

まあ、今の段階では協会のエライさんがアドバルーンをブチあげた段階であって、最終的には協会内部で承認されないといけないんだけども。いずれにしても、中国サッカーがますますシュールになってきて目が離せないことは間違いないですねw

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