大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

開幕戦の名古屋にどう挑むか?

2010-03-06 04:52:26 | ガンバ大阪
日付が変わってJリーグ開幕戦当日となったけども、3月はACLのシンガポール遠征を除いては(まあ、その遠征は歌ばんの遠征マスターにお任せですが何か)、大阪にとどまり続けるとあって開幕ダッシュを飾りたいところですね。開幕の名古屋というのが一番手ごわい相手だとは思うけど、新戦力が入ったばかりでチームとしてはまだ出来上がっていない時期にやれるというのがチャンスかな、と思ったりもする。ただ、あちらは天皇杯決勝のリベンジに燃えているとなればモチベーションはかなり高いとは言えるだろう。

開幕戦の名古屋は天皇杯決勝同様、昨年の終盤から取り組んできた4-1-2-3の継続ということになるんだけども、岐阜とのPSM(実はピクシーが3年目の指揮を取るのがチーム最長だということを初めて知りました。ウチのカントクはその3倍の年数やってるのか)。動画で見た限りでは、金崎が右サイドで玉田が左のウイングというポジションで、金崎はかなりキレキレだったから、こちらから見れば安田クンのところが不安ですな。

ただ、こういう使い方をするのは結局元日の天皇杯で玉田の右というのが不発であったからというところもあるわけでしょう。天才ピクシーの理想はバルサに近づけることであって、逆足のウイングが中へ切れ込むことで中でのポジションをズラしていくのが理想なんだけど、単に利き足と同じサイドに置くと、クロスはいいものの、3トップのCFが孤立してしまいがちになる。そこでインサイドハーフがどれだけCFの近くにいて、ボールの落としどころを「感じられる」かだと思うんですが。その意味では天皇杯の同点ゴールなんていうのはある意味名古屋にとっては理想的な形だったのだろうけど、中村直志って居なくなって初めてその存在に気づくタイプの選手だろう。ただ、ブルザノビッチが今年はかなり調子がいいようであるから、去年と同じ感覚で見ていたら痛い目に合うから要注意。

あと、4-1-2-3のキモって2-3での前からのプレスとそれに連動したラインコントロールというのも鍵を握るのだが、エルゴラのインタビューを読むと金崎が大分の時よりも守備に追われることがなくなったということを言っているのが気になるけど、このシステムで、しかもウイングという位置でプレーするなら、今まで以上に守備しないといけないっていうことをイマイチ彼は解っていないのではないか。そこんとこ行くと、左右の違いはあるものの同じシステムでのウイングでプレーする清水の岡崎の方がサカマガでのインタビューで語っていたように、自身の役割をよく理解しているとは思うんですね。それから高い位置でのプレスに連動したラインコントロールなんだけども、よりによって今季の名古屋には、一番それに不向きな人がCBに入っておられますね(それにしても岐阜戦での失点時になんで戻って遅らせるよりもボールに対して突っ欠けていったんだろう)。 だから名古屋が前に出てくるというのは逆に言えばガンバにとっては中盤で美味しいスペースが出来てくるとも言えるわけでね。

それでもこのシステムで来る名古屋がガンバにとってイヤな相手になるとしたら、守備時における陣形で、昨年豊スタでやったような4-1-4-1になるということか。これによって、4-1-2-3の穴でもあるSBとWGとのスペースを埋められ(だから守備に戻らないといけないわけよ、ムウ君。大分でのトップ下でより守る機会は多いぞ)、真ん中でも吉村やダニルソンのようなアンカーが守備とビルドアップにおいて数的優位故に効いてくる。そして最後尾にはひきこもって守るには日本で最高のCBとGKというのが控えている。そしてボールを奪ったら玉田と金崎による高速カウンター。これをやられると結構イヤではありますね。

これに対するガンバは、ソータと明神が復帰という形でゼロックスからの上積が出来た。菅沼がどうこうというわけではなく、あくまでもソータが持っている楔のフィードというのを攻撃に生かす狙いがあるのだろう。あとはケネディへの高さ対策というのもあるか。藤ヶ谷との連携?うーん、ガヤの場合、楢崎みたいにDFとの連携で守るというよりは、反応系タイプなんで(林雅人氏の本の中でも反応型GKのカテゴリーにきっちり写真出てましたw)、DFが誰であってもあまり関係ないかとw ジェルソンの指導によって、反応型としてより一層磨きがかかったという感じですかね。

明神は試合に出られるんなら中盤でボールを奪い返して展開が出来るようになる。問題はヤットのコンディションか。疲れがあるのが天皇杯の時とは違うところかな。まあでもチーム状態は悪くないだけに名古屋が前に出てきたところを突いて行きたいところですね。

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