大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

鹿島敗北に思うこと

2009-03-12 23:10:05 | ACL/A3
ガンバの山東戦の翌日は東京サポの友人コール氏と一緒に心斎橋で串カツ食べながら、水原vs鹿島の試合をテレビ観戦したけども・・・正直このスコアで鹿島が大敗というのは予想外だった。決してこの試合のスコアが両者の実力差ではないんだけども、この試合はいろいろと考えなおさせられた。

試合後の一部でお祭り騒ぎになっているように、この試合は別に鹿島が内弁慶であることを示したわけではない。ただ、水原みたいにシンプルに縦に放り込んで来るスタイルのチームというのは国内外を問わず鹿島にとっては苦手な相手であるかのように感じるのは筆者だけだろうか?最初の失点なんて長居でセレッソ相手にやられた展開というのによく似ているような感じがしたが。すなわち西澤にボールをあずけてそのセカンドボールをモリシや大久保にズドンと叩き込まれたかのうような。あるいは、岡田時代の横浜FMだとか・・・

逆に、ACL前に連勝した相手がガンバと、今年からパスサッカーに転換を目指している浦和というのが何か象徴的に思える。まあ、ガンバって対鹿島の為だけにスタイルを替えるとかいうことはやらないだろうから(それをやると、元に戻すのがまた大変だったりする)、5月の前半戦最後の対決では恐らくお互いに決めてを欠いてドローとかいうのもあるかもしれないなあ・・・

ただ、負けはスタイルの相性の問題によるところと、点の取られ方が悪かったというのがあるけども、兼ねてから気になっていたのが、鹿島とガンバとではラインコントロールの考え方が正反対であることだ。以前私は鹿島のラインが低いと書いた。勿論それはずっと低いラインではなく、攻撃時にはラインは上げているんだけども、守備時において決定的にガンバと異なるのは、ガンバは高いラインでもってオフサイドを取ってしまうのに対し、鹿島ではCBはまず先に深い位置に帰陣してしまう。これは、岩政や伊野波のスピードを考慮して、低いラインで彼らが体を張って止めるやり方なのだろう(ちなみに、鹿島がこの試合で何回オフサイドを取ったっけ?)。ちなみに、どちらがいいとか悪いとかをここで結論ずけるわけではないので御了承下さい。

確かにこのやり方で、水原に裏に入れられても抜かれることはなかった。一度左サイドから、元市原のキム・デイが鹿島の高いラインの裏をつくロングフィードがエドゥに渡り、曽ヶ端が飛び出していた為にエドゥにループを打たれた場面でも、ガンバならオフサイドを取ってしまっていたかもしれない。これに関しては一長一短はあるわけで、ガンバの場合国内ではスピード系のFWにぶっこ抜かれてやられたケースというのは多々ある。つまり、やられ方が鹿島とは正反対というわけですな。

ただ、フィジカルの強い相手だとラインを低くして守るというのはやはり相手にゴール前でのプレーを許してしまう。最初の失点なんか解説の名波も言っていたけどもゴール前での鹿島の選手の位置が深い(4点目の失点もそうであるが)。鹿島のスタイルだと放り込まれる相手には、ゴール前勝負という相手の土俵に上がってしまう可能性が高くなるわけです。どちらかと言うとガンバの高いラインの方が、相手FWにスピードがないという条件であれば海外でも十分に通用するという違いがあるのかもしれない、という仮説を立てているのだけども。

とはいえ、ACLはまだ始まったばかりで、まだ挽回の余地はあります。日本のリーグ王者が韓国のカウンターパートに敗れるというのはまるでWBCで韓国に侍ジャパンが負けたような気分ではあったけど、まだまだ日中韓で三つ巴の争いになる予感がする。我々もJの王者がアジアで負けることは正直つらいとは思うので鹿島には頑張って欲しい。

まあ、ガンバだって山東との試合内容からもっと積み上げていかないといけないわけですがね。次のFCソウル戦がグループ最大のヤマ場だろう。ソウルのスタイルなんかは、コール氏なんかによると水原と違い、いかにも韓国的なチームではないらしい。とすると4-4-2でパスサッカーを身上とするチームなのか?幸いにもジェジン・パクどんという韓国人の他に、東京時代プレシーズンマッチでも対戦したルーカスが居るわけだから、彼らの経験や情報が頼りになるかな、という気がする。

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