大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

決勝ゴールの前のプレーにおいて赤嶺がちょっと絡んでいた件について

2015-07-13 00:07:57 | ガンバ大阪
バレーが気合入れる意味で腕まくりしているところは7年前もよく見ていたっけ?w ただ、そういう時って決まって気合が空回りしていたというのは我々ガンバサポはよく知っている。てか、甲府のチーム関係者は彼が昔在籍していたにも関わらず、あんまり彼の特性を活かしていないように感じたのは筆者だけだろうか?佐久間さんは大宮へバレーを引っ張ってきた人なんだけども、結局使いこなせていたとは言えないからこそ甲府で大木体制の元で左ウイングとして開花したんだっけ?あの時から今でも在籍している甲府の選手って石原克哉ぐらいになってしまったわけだけども、チームスタッフが入れ替わった分だけ、バレーの使い方も変わっているということなんだろう。ただ、クロスのターゲットにバレーっていうのはそもそも違うよなあ・・・昨日の試合でも頭に当てる時に体が伸びきっているし、あと一回フリーでも枠にすら飛ばせなかった場面もあったっけ?

それに比べたらパトってなんやかんや言いながらまだ同点ゴールのように頭では合わせられるし、最近はワンタッチポストプレーだってやるようになった。キープするのは難しくても、出来る範囲の中でプレーの幅を広げているという点については好感が持てる。勿論彼の元からの能力からすると出来ないこともあるんだし、それは仕方ないけども、出来るところだけでも比べたらパトはバレーは勿論、この日出番なかったアドリアーノよりはいいだろうとは思う。

試合はというと、序盤に阿部拓馬のドリブルに対して大輝(早々と中をケアする態勢をとっていた)とヨネ(大輝が縦をケアするものと思って中へ入っていった)との間にコミュニケーションのミスがあったせいでやられたんだけども、その後大輝は修正してみせて、スルーパスをカットしたり、後半バレーへのマークでも岩下と合わせて負けていなかったし、最後ヤットが下がってからキャプテンマークを巻いたりもした。あの失点の後ラインが下がり気味なのは健太的にはリスクヘッジの意味があって、他の試合のダイジェスト見ると、あっさりと裏を取られて失点というような場面を健太監督は極端に嫌う(これはモウリーニョなんかもそうなんだけども)。そのリスクヘッジというのは、前半途中からやりだした、アベシューを3列目に下げる代わりにヤットをトップ下に上げ、その上で空いた両サイドのスペースへ両サイドバックを押しあげる。

同点ゴールの場面なんかはそうした形において3センターが甲府の中央のブロックに対してジャブを放ち、左サイドへ展開して4対4で引きつけてから秋からヨネへとジェフホットラインのサイドチェンジを出した。これはすぐゴールには結びつかなかったものの、ハルが高い位置に残っていた為に左サイドへ流れたボールをパトへとクロスを上げたわけ。まあ、同点ゴールなんかで河田が弾きそこねたんだけども、あのコースは脇の下と並んでGKにとってはある意味泣き所のコースなのかもしれない。それ以外河田は再三こちらの決定機を防いでいるのを見ると、コースが良かったということも行っておかないと河田にはかわいそうかもしれない。

ところで、ゲーム終盤ヤット=>赤嶺という交代なんだけども、健太監督の目にはその前にヤットが右サイドに出したパスが「逃げ」に映ったのだろうか?その前にもヤットがトップ下の位置でヒールではたいていたら敵へのプレゼントパスだったという状況もあったんだけども。ヤットからすればフリーの味方に出そうとしたらつながらなかったわけで、強引に中央突っ込んでもってとこだったかもしれない。それでも敢えて交代させたということは健太監督にしてみればリスクを負ってでも力技でゴールを奪おうというなりふり構わない姿勢によるものだったかもしれない。実際交代してからすぐFKという場面だったにも関わらずヤットを下げたというのは健太監督なりのメッセージだったのだろう。まあ、あのFKで赤嶺はヒーローにはなりそこねたな・・・

けど、赤嶺がその後何もしなかったかと言えばそうとも言い切れないわけ。それが決勝ゴールを呼びこむPKの判定に至るまでの一連のプレーにおいて、赤嶺が河田に対してチェイシングをしたからこそパトの飛び出しにまでつながったとも言える。正直今まで彼がフィットしているとも言いがたかったんだけども、仙台でもこの人が諦めずに西川にプレスに行ってゴールを誘ったこともあったんだっけ?終盤にこの人のチェイシングという部分にも健太監督は期待していたのかは判らない。というのもこの人が追いかけているのはあくまでも単独でのもので後ろが連動しているというわけではなかったからだ。連動しない状態においてFWが前から追いかけてかわされると中盤の広大なスペースを使われるリスクはあるわけなんだけど、赤嶺は赤嶺なりにあの場面自分が生き残る為に必死だったんだろう、とは思った。そして自分がオフサイドの位置からパトと入れ替わるように戻っていった動きもDFラインに対しては効果的ではあったかもな。こういう形で赤嶺が貢献したんだってことをもう少し見てあげる必要があるかもしれない。健太監督もフタよりも赤嶺をベンチ入りさせているのは案外こうした部分なのかもしれない。

あ、だから赤嶺を諦めたくない、っていう人もいるんだっけ?

現時点で彼への移籍先として名前が出たのはセレッソか。田中裕介や富澤の時にも名前が出ているくらいだからセレッソって代理人が話を持って行きやすいところなのかもしれないけどもw けどセレッソの編成からするとFWも過剰だし、大分へ貸していた永井龍もセレッソ復帰が決まったということならば、記事を書いている時点での話だけども進展があまりなさそうなのかね?J2のセレッソが候補に挙がったということは、どこへレンタルするか無頓着であった西野時代と異なり、J1には簡単にレンタルさせない、という意思表示の現れだろうか?

はっきり言えることは、4年前に東京が大黒を獲得する為に仙台へレンタル移籍させてしまった上にレンタル元との試合でゴールを決められて、結果仙台が残留し東京が降格したというような愚は避けた方が良いとは思うんで、赤嶺が出るにしても残るにしても、慎重に処遇は決めた方がいいとは思う。幸いにもあの時の東京と違い、パトの残留が濃厚であるなら、誰か獲得する為にとりあえずどこかに出さないといけないという状態にはないのだから。