大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

失ったものは勝ち点1に過ぎない

2014-04-27 11:26:28 | ガンバ大阪
自分の今のガンバに対する見立てなんだけども、チーム力は決して高くはない分、相手に応じて、3ポイントを取るべき試合、1ポイントで良しとする試合、負けても仕方がない試合(けども被害を最小限に抑える)、という風に分けて観ている。まあ、前節の大宮戦なんかは相手の出来からしたら3ポイントを取らないといけなかったわけだが、GWで続く連戦の相手なんかは必ずしもそうではなく寧ろ我慢を強いられる相手ばかりだと考えていた。まあ、これは、コップの中に水が半分しかないか、まだ半分あるか、という見方の問題かもしれないけども、完敗という声が聞こえてくる中においては、自分の中ではまだ受け入れられる範囲ではありますね。

昨日の試合もある程度川崎にポゼッションされるというのを想定した中で、ボランチに内田今野と並べたのはバイタルで食いつかずにステイして大きく穴を開けないということを狙ったものだ。ヤットは最近おとなしくなったとはいえ、食いつく癖はある。

もっとも、ヤットをボランチに置いておけばボールが回る分守備負担が減るんじゃないかっていう見方もあるだろう。それはそうかもしれない。ただ、それだと殴り合いになる可能性があるんだけども、今のウチで殴り合う体力がないということも考えねばならず、負けるにしても1点差でも6点差でも同じ1敗にすぎないという割り切りが必要だろう。個人的には一昨年の降格も同じ時季に鹿島から夢スコ食らってからのショックを引きずっていたこともあるんで、あまりここで真っ向から撃ちあうというのは得策ではなく、相手によってはクリンチで逃げるというのもありなんじゃないかと思うが、結果が出なかったらそれはそれで批判の対象にはなりうるのは仕方がない。色んな声が聞こえてくるかもしれないが、ブレずに自分たちがやれることに集中すべき。Focus on what you can do, not what you can't です。だからこそ、今回ヤットはボランチではなかったんだろうけども。

まあ、オさんが小林からのオーバーヘッドキックを頭で受けていなかったら、という条件であれば引き分けられたかもしれない(まあ、タンカで運ばれる時に小林が心配そうに駆け寄ってくれたのあせめてもの救いだが)。最後大久保に決められた決勝ゴールは、その前に岩下がサイドへカバーに行った穴のスペースを、実際オさんに替わって右サイドバックに入ったコンちゃんが中に入って岩下が空けたスペースをカバーしていた為に、右サイドのケアが曖昧になり、最後レナトの挙げるクロスに阿部ちゃんが間に合わなかった守備のわずかなズレに起因しているわけだったけども・・・藤春の大外から決められたのは、元々逆サイドの選手が中に絞るポジショニングを取ることがガンバの場合多いので(まあ、加地さんだってそれでずいぶんピンチを救っているんだが)あそこで合わせられたらしゃあないね、ということです。

それでも、健太監督の中にはどこかで勝ち点1でOKという考えが頭の中にあるのであるならば、そのベクトルに沿った采配だったか、という検証の中で批判が可能かもしれない。宇佐美を入れたのは押されっぱなしの中での乾坤一擲と攻撃の押上げを狙ったものだけれども、彼自身のコンディションと、全体での連携不足のせいか、彼の前プレというのが甘い。まあ、その分リスク冒して行くというのであればそれは何もかもが中途ハンパになる。そして佐藤の投入にしても、リード許してから残り少ない場面ではなく、前からの守備強化の為に、もう少し早くから投入しても良かったように思える。健太監督の中に佐藤というのが高さ要員という頭がないのであれば、であるけども。

とはいえ、昨日の内容からすればあわよくば引き分けられたかも、というところで考えれば失ったものは1ポイントだけ、と割りきって、次に切り替えていくしかない。オさんは脳震盪で済んだということなら次の柏戦どうなるかな・・・