デイリーとサンスポだっけ。シーズン終了後に全選手と契約更改の交渉を行うと報じていたのは。まあ、チーム解体の危機というのは、今回ガンバが選手に対してやろうとしていることの趣旨を考えると的が外れているかな、というのが現時点での感想。てか、どこかガンバに対する冷やかしが入っているだろうな。
複数年契約で契約期間中にも契約を行うのか、というのは意外に感じるかもしれないけども、クラブからしてみれば複数年契約にはリスクが伴うんで、年俸に関しては、大幅ダウンは難しいけども、その年の成績に応じて見なおしていき、パフォーマンスによっては微増、微減という余地を残していくものだろう。
一番判りやすい例が今年インテルと契約を延長した長友のケースで、数年先まで契約を伸ばしたけども、每年年俸は交渉出来るらしい。まあ、インテルにしてみればサイドバックのポジションは手薄なんで、よそからの強奪防止目的で長期契約で縛った上で、更に年俸を見直せる余地が出てくるというメリットはある。この辺実にモラ爺は抜け目ないですなあ。
逆に言えば、こういうシステムというのはクラブの方が契約で拘束出来る分、契約期間中の年俸見直しというのは、基本的にはクラブが優位に立っていると言えるのではないか?まあ、サッカーの世界では、NBAでやっているみたいな、よそに強奪されないようにするというPoison pill(毒薬)と呼ばれる、契約最終年に近づく程に徐々に年俸が上がっていくような、選手強奪を防ぐ複数年契約の仕組み(かつてのメロや最近のジェレミー・リンの契約がそれに当たる)はなかなかないんだろうけども、長友との契約だって、インテルにしてみれば充分なPoison pillに当たるのかもしれない。
そう考えると、今でもサッカーの世界での契約においては、まだまだクラブの方が立場が強くて、旧来の移籍金撤廃というのはクラブにとっては収入ダウンや選手のプロテクトが難しくなったんだけども、見方を変えるとようやく選手らも対等にモノを言えるようになったとも言えるのだろう。契約期間中は年俸等の諸条件を含めて拘束を受けるからこそ、契約切れになったら違約金なしで出ていくというのが選手に残された抵抗手段だったりもする。まあ、これはあくまでも選手側の言い分なんだけども・・・
で、今回のガンバのケースなんだけども、恐らく残留・降格に関わらず、契約期間中の選手らには厳冬更改が待っていることだろう。この成績だったら当然そうなるだろうね。これに対して、選手の側が対抗する手段としては、どこそこからオファーがあることを匂わせるということなんだろうけども、ウチで払っている高年俸を負担出来るクラブが国内にあるかというとこれは疑問。あと、30代のベテラン選手に声を掛けるところがあるかという話。
仮にどこかのクラブが、ウチが面倒みますから、と言った途端、金銭的にはその選手を負担出来たとしても、今度はそのクラブが強奪した選手らを基準にして他の選手の年俸を上げないと、彼らの不満が続出してしまう、っていうことにもなりかねない。つまり、移籍っていうのは今のクラブと結んでいる、年俸を含めた契約の譲渡っていう考えが解りやすいだろう。
だからまあ、これから牽制球オファーみたいな話は色々と出てくるかもしれないが、食いつけるもんなら食いついてみろや、毒に当たっても知らんからなっていう風にガンバのフロントは思っているわけです。これがまさにガンバ流 Poison Pillって、決まった?w 仮にそれでも出ていかれたらしゃあないけども、違約金は残してくれるし、その選手に払っていた人件費は浮くという保険は残る。
逆に、20台の選手で、年俸も高くないという選手には本当に食いつかれる可能性があるんで、そこら辺には逆に契約切れなら好条件での再契約とか、契約期間中でも延長の話を持ちかけたりする必要はあるだろう。その為の年俸見直しっていうのをやろうとしているんだろうな、ともとれるし、リスクヘッジはきちんと出来ているな、というのが今回の深読み。だからまあ、一連の記事を読むと、今回は大きく出たな、というのが率直な感想ではある。
複数年契約で契約期間中にも契約を行うのか、というのは意外に感じるかもしれないけども、クラブからしてみれば複数年契約にはリスクが伴うんで、年俸に関しては、大幅ダウンは難しいけども、その年の成績に応じて見なおしていき、パフォーマンスによっては微増、微減という余地を残していくものだろう。
一番判りやすい例が今年インテルと契約を延長した長友のケースで、数年先まで契約を伸ばしたけども、每年年俸は交渉出来るらしい。まあ、インテルにしてみればサイドバックのポジションは手薄なんで、よそからの強奪防止目的で長期契約で縛った上で、更に年俸を見直せる余地が出てくるというメリットはある。この辺実にモラ爺は抜け目ないですなあ。
逆に言えば、こういうシステムというのはクラブの方が契約で拘束出来る分、契約期間中の年俸見直しというのは、基本的にはクラブが優位に立っていると言えるのではないか?まあ、サッカーの世界では、NBAでやっているみたいな、よそに強奪されないようにするというPoison pill(毒薬)と呼ばれる、契約最終年に近づく程に徐々に年俸が上がっていくような、選手強奪を防ぐ複数年契約の仕組み(かつてのメロや最近のジェレミー・リンの契約がそれに当たる)はなかなかないんだろうけども、長友との契約だって、インテルにしてみれば充分なPoison pillに当たるのかもしれない。
そう考えると、今でもサッカーの世界での契約においては、まだまだクラブの方が立場が強くて、旧来の移籍金撤廃というのはクラブにとっては収入ダウンや選手のプロテクトが難しくなったんだけども、見方を変えるとようやく選手らも対等にモノを言えるようになったとも言えるのだろう。契約期間中は年俸等の諸条件を含めて拘束を受けるからこそ、契約切れになったら違約金なしで出ていくというのが選手に残された抵抗手段だったりもする。まあ、これはあくまでも選手側の言い分なんだけども・・・
で、今回のガンバのケースなんだけども、恐らく残留・降格に関わらず、契約期間中の選手らには厳冬更改が待っていることだろう。この成績だったら当然そうなるだろうね。これに対して、選手の側が対抗する手段としては、どこそこからオファーがあることを匂わせるということなんだろうけども、ウチで払っている高年俸を負担出来るクラブが国内にあるかというとこれは疑問。あと、30代のベテラン選手に声を掛けるところがあるかという話。
仮にどこかのクラブが、ウチが面倒みますから、と言った途端、金銭的にはその選手を負担出来たとしても、今度はそのクラブが強奪した選手らを基準にして他の選手の年俸を上げないと、彼らの不満が続出してしまう、っていうことにもなりかねない。つまり、移籍っていうのは今のクラブと結んでいる、年俸を含めた契約の譲渡っていう考えが解りやすいだろう。
だからまあ、これから牽制球オファーみたいな話は色々と出てくるかもしれないが、食いつけるもんなら食いついてみろや、毒に当たっても知らんからなっていう風にガンバのフロントは思っているわけです。これがまさにガンバ流 Poison Pillって、決まった?w 仮にそれでも出ていかれたらしゃあないけども、違約金は残してくれるし、その選手に払っていた人件費は浮くという保険は残る。
逆に、20台の選手で、年俸も高くないという選手には本当に食いつかれる可能性があるんで、そこら辺には逆に契約切れなら好条件での再契約とか、契約期間中でも延長の話を持ちかけたりする必要はあるだろう。その為の年俸見直しっていうのをやろうとしているんだろうな、ともとれるし、リスクヘッジはきちんと出来ているな、というのが今回の深読み。だからまあ、一連の記事を読むと、今回は大きく出たな、というのが率直な感想ではある。