大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

今更ながら柏戦雑感、そして西野監督解任の件について

2012-11-10 10:58:25 | ガンバ大阪
柏戦を串カツ屋でテレビ観戦してからは体調が思わしくなく、ようやく元に戻りつつあるタイミングでのブログ更新。その間に西野さんが神戸の監督を解任されるという急展開もあるんで、それも絡めて書いてみます。

柏についてなんだけども、なりふり構わず点取にいったというのが最後の最後で功を奏したということろか。隣に席に座っていた人は後半途中でトイレに行ってしまわれたんだけども。正信のコメントからすれば後半頭のの2枚替えは縦への圧力を強めることで、相手のラインを下げさせるという狙いだったんだろうが、その分中盤スカスカになって、こんなサッカーガンバじゃないやい、っていう展開ではあったね。同じフリーで抜けだしたとしても(オフサイドかと思っていたら藤春が残っていた)ネットは決めきれなかったけども、レアンはきっちり決めたという決定力が明暗を分けたと言えるかもしれない。

同点ゴールの起点となったコンちゃんはハンドだったんだけども・・・実は同点ゴールのアシストの場面までの自分の彼に対する点数は良くなかった。失点場面2つとっても、コンちゃんが例によって飛び出した後からサイド展開された形でやられている。つまり、飛び出した後に、最初の失点は飛び出した後に工藤をしっかりつかまえきれずに競り負けているし、その後も藤春がコンちゃんが飛び出した穴を藤春が絞ってカバーしたが為に大外の工藤をフリーにしてしまっている。つまり、失点の遠因になってしまっているわけ。Jスポでの元川のエッちゃんのコラム読んだけども、どうも本人はそういう自覚はないわけですな・・・まあ、コンちゃんは元々そういう人だから、今回はアシストを決めたところをよしとしなければいけないわけですかね・・・

ただ、この問題をずっと正信が放置しているというのもどうかとは思うんだけども。アンタもプロの監督なんやから、そこを狙われているんならきちんとケアする形で使わないといけないんでないかい?

まあ、それを完璧にやると却って攻撃力が落ちるという形にもなるんだろうなあ。確かにザックジャパンって守備はしっかり出来ているんだけども、攻撃でポジションチェンジを認めていない。攻撃の選手からは不満が漏れているという報道が一部であるというのはそこで自由にやらせてもらえずに制約が大きいからだろう。その辺ウチは攻撃中心にやっているから後ろの選手に負担が行くのはしゃあないとしても、後ろから穴開けるというのが誤算ではあっただろう。

ところで、話替わって、神戸が西野監督解任した件についてだけども。

やはり、自分がやりたかったことと、選手の適性とのすり合わせには相当時間がかかっていたようには思える。とはいえ、夏に対戦した時には小川君に放り込む形から攻撃を始めていたことが多かったけども、あれは監督の指示というよりも、後ろにいる選手が選択したものだっただろうか?ガンバ時代の西野氏を知っていれば、あの人がそんな指示を出すとは思えないわけだし。

となると、後ろから繋げられる人材が必要だということで、それで和道を起用したりしたんだけども、清水やガンバの頃と違い、フィルター役のボランチ不在ということで、CBへの負担がモロにかかってくる。結局そうなると神戸では対人系のCBで跳ね返すことが現実的な選択になるんだけども、そうすると今度彼らはつながずに簡単に大きくクリアしてしまう。

この連鎖を断ち切る為には、まずはフィルター役のボランチを連れてくる必要があるということでアンデルソン連れてきたんだけども、結局彼最終的に登録はされたんだっけ?でも、使われていないということは西野氏の目から見て、自分が求めていたタイプとは違っていたということだったのかもしれないが・・・明神なんかは引っ張りたがっていただろうなあ・・・夏の対戦の後に確か今季もう対戦がないから和道を引き取らせて欲しいって書いたっけ?あの時に神戸に対して和道とコンちゃんのトレードを申し出ていれば、二人の年俸の差額分は神戸が引き受けたとしても、双方メリットはあったんじゃないかって思うわけ。西野さんだったら、恐らくコンちゃんに対して、お前はボランチがやっぱり合っている、って説得出来たかもしれないからだが、正信にはそれは無理やったな。

あ、それで西野氏のガンバ復帰の可能性はあるかって?

今までの話を総合すると、可能性は低かったと言える。社長が西野氏にアドバイザー就任を要請していたのは、恐らく新体制に対して不安を感じていたからじゃないかという風にも考えられるわけ。アドバイザー料が一流企業の取締役云々って説明したのはクラブとしてそうした肩書きの人に出せる金額の限度として説明したわけで、足りなければ、その他評論や講演の仕事で本人が稼ぐのも容認するという姿勢だったんでしょう(これはFC琉球のトルシエに対するスタンスとよく似ている)。例えば日本代表の試合のゲスト解説に西野朗(ガンバ大阪アドバイザー)とかいう肩書きで出てくれれば美味しいな、と。

けど、そういうオファーを西野氏が固辞したということは、やっぱり辞めさせ方から行って当然の結論だったかもしれない。そら、そうやろな。

ただ、それは今までの状況から言えることで、これからどうなるかは判らない。というのも恐らくこれは神戸の問題に関わることなんだけども、再来年まで残る違約金は、最終的にはクラブと西野氏との話し合いになり、お金は神戸の三木谷会長のポケットマネーから出るにしても、クラブ首脳としては、違約金の圧縮を目論んでいるんじゃないかってこと。そりゃ、三木谷さんのお金だからって湯水の如く使えるわけではないだろうから。

早い話、西野氏が早い時期に他クラブの監督になる形に持っていこうということ。まあ、NBAにおけるアムネスティ条項のような年俸二重取りみたいなものが許されるっていうものではないんだとしたら、他のクラブと再契約すればその分違約金はストップにはなる。もしくは他クラブとの年俸プラス違約金の一部という形で貰うことが出来れば税金はなんとか払えるということになる。

そういう形を狙って、代理人なんかを使って色んなところへ売り込みを掛けるんだろうけども、第一のターゲットがウチなのかもしれない。それでもウチとなると感情的なしこりっていうのがまだまだネックなんだろうし、第一西野氏にとっては再来年まで悠々自適出来るわけよね。だから焦ってウチの方に飛びつくっていう理由はあまりない。ただ、神戸にはあるw そして西野氏自身、あまり休まずに現場に早く戻りたいという欲求はある。そこのせめぎあいですな。