大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第17輪 FC東京 3-2 大阪鋼巴 ~最後のプレーは正にスタジアム問題が足かせになっている象徴だった

2012-07-08 10:34:22 | ガンバ大阪
入り方を間違えなければ、という風に試合前のエントリでは書いたけども、入り方がやはりアレで、ダメだこりゃ、という所だったけども、後半は何とか試合にはなったのは、軍曹が頑なに美学を貫く姿勢を示したから。まあ、ナオが怪我していた事もあってか、裏に放り込んで誰か走らせる事もしなかったのは、彼方にも人がいなかったからだろうな。交替枠で二枚を最後の時間稼ぎに使ったというのは正にそういう事だろう。

まあ、そんな東京だったからこそ、最後はガンバが星原入れて東京の高いラインの裏を狙うやり方に対してプレスを下げて逃げ切る形を選択したけども。ただ、裏に星原や藤春を走らせる事でチャンスは作れた事もあったが、その分ビルドアップを犠牲にしてしまったのは皮肉なもんだけどもね。交替の意図はわかるんだけども、今回はチンや勇人がいたわけだから、勇人だけでなく、チンは使えなかったかな?途中出場という点ならチンは多少アクセントにはなると思うけどもね。

だからこそ、試合の入り方が悔やまれるわけですね。右サイドバックには内田に変えて武井を入れたけども、武井だけでなく、その横にいたジョンヤでさえも試合に入れでなかったし、後半はやり出したけども、前半ではサイドでビルドアップする形は内田が居ない分出来てなかった。

まあ、それでもこの試合何とか試合にはなる形に持って行けたりしたけども、差があるとしたら佐藤とルーカスの所ですかね...

ルーカスは加齢のせいか、流石にガンバ時代のようにGKの所にもプレス行ったりする事は減ったし、無理なスライディングもあまりやらなくなった。そこらへん東京はルーカスの使い方というのをよく心得ているわけですが。

翻ってウチの佐藤は一応この試合でゴール決めて7点目。シーズン終われば15点ぐらい取ってるかもしれない。けども、マトモな決定力があれば、今頃倍以上の点は取れていてもおかしくは無い。そこは、レアン待ちなんだけども、結局安物買いの銭失いやなあ...

けども、そうなってしまった根本的な理由はやはりスタジアム建設費に予算を取られているからで、それ故に佐藤クラスで我慢せざるを得なかった、といのも現実なわけ。少なくともスタジアムはよ、と言うてた人たちは、佐藤が最後のFK(ガムランならその前に終了のホイッスルを吹いていたw)における最後のプレーとなる、ボレーを空振りした事については文句は言えないんじゃないかと思う訳ですよ。

今の状態になった原因を検証して行く上で、避けて通れないのは、スタジアムを建てる事によって予算がそちらに廻ってしまった事で補強もそれなりのレベルでしか出来なかったと言う事ではあるわけですね。

誤解の無いように言っておくと、筆者はスタジアムが不要と言っているわけではないんだけども、今のガンバの状況では箱物造るよりは人に投資する方が、現実的ではあるのは確かだろうとは思う。

まあ、仮にスタジアムを建てないとなった場合には、

・バカ高い万博の使用料
・老朽化する施設
・ビッグマッチにおいては長居に行く事も視野に入れる
(セレッソが最近金鳥でやっていることも、かつて始球式に呼んだ大物が現在首長であるということもプラスに捉えておこう)

といった条件を甘んじて受け入れないといけないのは確かなんだけども。

まあ、スタジアム建設のメリットデメリットについては、帰阪してから、じっくり弊ブログで論じる事にはしたいと思いますが。今の所スタジアムの点で気になるのは、社長が収容規模が4万人に膨れ上がっている事と、こけら落としに代表戦やると社長が言うてることですわ。

多分そんな風に社長が言うてるのは、恐らく吹田市議会を通す為に政治の世界ではありがちなバーターとして、反対派に対して代表戦を新スタジアムでやります、という撒きえさを撒いたんじゃないかと推測するわけなんだけども。となると、本来我々ガンバサポが望んだ形とは随分違うんでないかい?まあ、単にガンバの為だけというのなら、2万5千人から多くても3万というのが現実的なんだけども、わざわざバーターを受け入れてまでスタジアムを造るもんか、っていうのをもう一度考える必要はあるだろう。4万人規模にする為に足りない建設費用を寄付で募るというのが現状だろうから。

いずれにしても、我々が思い描いていたスタジアム像とはかけ離れた形で話が進んでいっているっていう現状に対しては一旦ブレーキをかけてみる意味でもう少し踏み込んで今後論じていこうとは思う。