大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

呂比須氏への不安~問題は指導歴やライセンスではなく、浦島太郎状態にあるかもしれないということ

2012-02-29 07:55:38 | ガンバ大阪
鳥栖戦の後に色々と考えたんだけども、現時点では悲観も楽観もせず、様子を見守るだけなんだけども、自分としては悪くなってから後出しジャンケン的に書きたくはないので、とりあえず、今思っていること、気になる部分というのを書いておきます。新聞記事やガンバフロントから発せられる大本営発表に対して、カウンターメディアとしての役割を果たすのがブロガーの役割だと思うからだ。

次期監督が決まるプロセスから鳥栖戦までの流れを見ていると、やはりチームの中では呂比須コーチの影響力が大きい、というか実質監督であると改めて認識させられた。セホーン監督のコメントってピッチに近い観客というものをうかがわせるものに思えた。フィニッシュの精度を上げろって、精度を上げる為にどんなアプローチを取るべきかを指示するのが監督の仕事のやないかいw(好意的に解釈すれば、そういう指示を出したと行間を読むべきかもしれないが)。サイドを使うというのは呂比須の意向が強いんだろうなあ。

まあ、呂比須氏がS級ライセンスを持っていなかったとはいえ、氏に何らかの形で指揮を取らせるというのが初めからありきだったということはなんとなく解っていたけどもね。でも、ここでハッキリさせておこうと思うのは、彼にS級ライセンスというご褒美を与えるかどうかは今季の実績次第だろう。というのも、2012年度のS級ライセンスの講習会への申し込みは昨年11月末の次点で締め切られており、受講する20名の中に呂比須氏の名前は当然ながらない。ということは呂比須氏が取得しようと思えば最短でも2年かかるのだが、現在の首脳陣の契約というのは皆1年でしかない。これは何を意味するのだろうか?

多分、誰かさんにとってはガラガラポンをやるための手段でしかなかったと思うし、彼にとってはその当初の目的はほぼ達成している。それは、レンタルで修行していた選手が監督が変わってから帰ってきているということで若返りしたまま戦力を維持するという形で現れている。この点に関してはよくやったと言っておきたいがw ただ、そうした視点に立てば、監督選びが問題になってくるんじゃないかとは言っておこう。

実はまあ、鳥栖戦を見て思ったのは、呂比須にとってのネックは、指導歴とかライセンスとかの問題ではなく、10年間日本を離れていたということだ。その間日本ではサッカーにおけるガラケー化というのが進んでおり、日本人の体力や技術や気質に合わせたスタイルや戦術というのが進歩してきたということに彼は追いつけていないんじゃないかと思ったりもした。つまりスマホで言えばサムソンのGALAXYが世界的なシェアでは上回っていても、日本におけるやれおさいふケータイだの、やれワンセグだの、やれ赤外線通信といったような機能においては遅れをとっている(というか日本以外ではそうした機能を求められていないからそれで充分なのだが)。

話を元に戻すと、ピッチを広く使いたいとかサイドでアイソレーションを仕掛けたいとかいう風に彼が意図していても、日本ではサイドで数的優位を保つ戦術が発達しているという現実に彼が気づいて修正できるかがカギではあるが(去年のペトロはとうとう理解出来なかった)。でも彼にそれが出来ないとなると、浦島太郎状態で戻ってきたと言わざるを得なくなるだろう。