大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

アイスホッケー観戦、サポミ、そしてシリア戦における人間力さんの一連の解説ぶり、と一気にいきます

2012-02-05 23:36:45 | Weblog
最近ブログの更新がなかなか出来ていなかったのは、色々とバタバタしていて、帰宅してからもブログを更新するだけのアイデアが出てこないくらい、(バクスタでよくお会いするご夫婦の奥様の方のお国なまりで言う)コワい状態だったからですw 最近たまたまテレビで見た、日本一の給食づくりの名人が言っていたのを覚えているんですが・・・

で、昨日はサポミには行かずに、神戸でアジアリーグアイスホッケーの試合を見に行ってきた。ホッケーの生観戦なんて、99年だったか、さいたまスーパーアリーナで行われたNHLの開幕戦以来だったんだけども、なかなか面白かった。リンクの中はNHLみたいに光熱費使って温めていないものの、最近外が寒いせいか、思ったよりも寒くはない。勿論温度は下がっている分、ホットワイン飲みながら観戦していたんだけども、戦略的にサッカーと相通ずるものがあるな、というのが見ていて解って来た。

フリーブレイズはチャイナドラゴンのディフェンスマンが待って構えていてもパックを前に放り込んでからガンガンフォアチェックを掛けて、高い位置でパックを奪うというやり方はサッカーで言うハイプレスの戦術に似ているかもしれない。これに対してチャイナドラゴンはやはり相手との実力差を意識してか、ニュートラルゾーンで待って構えてそこでチェックをかけて守っては、素早く速攻でアウトナンバーを作ってフィニッシュまで持って行こうとする。これはサッカーで言う堅守速攻型のチームだと言えるかもしれない。やはり素人目から見てもフリーブレイズの方が力は上というのは見て取れたし、ファイナルピリオドでチャイナドラゴンはペナルティで止めるしかなくなってくる。折角得たパワープレー(サッカーのパワープレーとは意味が全く異なることが判る人はホッケー通です)をペナルティで潰しては結局数的同数となる。まあ、5対5のフルストレングスだと勝ち目はないため、チャイナドラゴンが決めたゴールは1ピリのパワープレーぐらいだったというのはうなずけるけども・・・

同じ日に開かれたガンバのサポミについてはツイッターでのTLを追うだけでしか内容は把握出来ていないけども・・・その中でスタジアム建設の募金という話は、何も本当に足りていない建設費を賄うというよりは、メッセージを伴ったシグナリングだと思うわけです。

即ち、吹田市民の税金を使っていないで、サポーターが望む形でスタジアムを建てたというメッセージを発したいのが一つ。もう一つには、これはパナ内部の問題なんだけども、業績が悪い時になんでサッカースタジアムに金掛けるのかという批判を想定して、一部をサポーターに出してもらいましたということにしておきたいということだろう。そう考えると募金の多寡というのは問題ではなく、あくまでもサポーター一人一人が自分の懐具合と相談しながらというスタンスでこの件はいいと思います。

最後に今日の五輪予選のシリア戦。BSで解説を務めていた人間力さんの解説にはちょっと不満がある。貴方は戦前、関塚監督の功績として最終ラインの大型化を評価しておられましたが、結局のところラインを押し上げられないでズルズル下がってしまって最後にミドルでズドンとやられたのをどう思っておられるんですかねえ?オマケに試合中にラインが下がっていることを指摘しておられましたが、鈴木と濱田だったら自然と低めのラインで跳ね返すという守備になってしまうじゃないですか?U-19で韓国のパワープレーにやられたというのがトラウマになっているかもしれないんですが、CBの背が低いんならラインコントロールで補うという発想は貴方にはあったんですかね?

というのが山本氏に対して言いたいことなんだけども、でもまあ、山本氏の解説というのも結局は読者や視聴者の理解レベルに合わせたものでしかないんだろうな。

多分、大型のセンターバックなら低いラインでの跳ね返す守備がメインになるということも、大きくないセンターバックが起用されていたのも、低い位置での跳ね返しが厳しくてもビルドアップやラインコントロールには長けているからだという理屈ぐらい、山本氏は解っているんだとは思うし、CBの大型化というのは一長一短ありながらも、長所のところにスポットを当てたに過ぎないのだろう。それは切り口の問題なのかもしれない。過去日本がパワープレーに屈したという場面だけを見て、「だから大型センターバックが必要だ」という声が上がってきたり、はたまた体格差を言い訳にする代表監督というのが過去に居たりするという環境だとしたら、山本氏もそれに見合ったレベルでしか解説をしなくなるのかもしれない。このぐらいにまでレベルを落とさないと誰もついて来ないよね、というところまで本人は降りてきているつもりなんだろう。

本来なら、パワープレーで競り負けた状況を見て、なぜそうなったのか?なぜ小さなセンターバックが起用されていたのか?といった背景をもう少し掘り下げる必要があるんだけども、今のところ、現象面だけを捉えた表層的な批評しか目にしない。

だからまあ、サッカーメディアにおける批評のレベルというのはあくまでも、批評を見聞してもらう対象の人たちの大半が意識を変えないと上がっては行かないのだろうけども・・・