大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

日本という国に住んでスポーツを見ることの利点~ルーニーのツイッター発言から得られる教訓

2012-02-17 07:29:17 | Weblog
最近忙しくて、コワいせいかw、ブログを更新するにも旬を逸してしまったのが、NFLスーパーボウルにおけるルーニーの発言。まあ、改めてダイジェストでも見直してみると面白い試合だったとは思うんだが、ルーニーにはその面白さが理解出来なかったようで。ただ、ルーニーを責められないのは、何を面白いと思うのかは個人の趣味の問題に行き着くのだが、英国人の彼にはそもそもアメフトを理解するバックグラウンドがなかったからだろう。サッカーやラグビーの国に生まれ育った彼にしてみれば、アメフトのように1プレー毎に止めては仕切り直すという競技の何が面白いのか、ということになるのかもしれない。

その意味では、北米生まれの競技の中でバスケットやホッケー(アイスホッケーだが)が欧州で普及したのも、或いは室内競技としてドイツでハンドボールが考案されて広まったのも、それらの競技がサッカーとの親和性が極めて高いからだという事実を思い出してしまうんだけどもね・・・

ただ、ルーニーの発言で、「なんでこんな競技をフットボールと言うんだ」というのは、ちょっと引っかかるかな?そもそもフットボールというのは足で扱う競技だからフットボールというのではなく、使用するボールを指していたという説がある。まあ、それにしても足でボールを扱うからそういう風に呼ぶのだと言えば、ニワトリタマゴ論になってしまうんだが・・・原始古代のフットボールの中から派生してサッカー、ラグビー、はたまたアメフトとかオージーボールのような様々なフットボール系の競技に派生していったわけで、これも見方の問題だがどちらかと言うとラグビーやアメフトの方が古来のフットボールが持つ雄々しさを残しているとも言えるわけです。まあ、現代の英国人がそこまで解って言っているわけではないよね、ということを象徴しているのがルーニーのツイッターでの発言だったとは思うが。

しかし、ツイッター上で何か好き嫌いを公言するって、ある意味地雷踏むようなもんですなあ。

なんでこういう話をしたのかと言えば、日本という国は、北米生まれの競技と欧州生まれの競技というのが上手に共存している、世界でも稀有な国であるということを言いたいわけです。これは他のどの国に住んでいいても得られない大きなアドバンテージであって、それをもう少し生かしていくことを、スポーツ観戦する上でも大いに役に立つんじゃないか、と思ったりもするわけですし、実際自分もサッカーでの見方に、他競技での事例というのを大いに役立てたりもしているわけですね。

だからまあ、ガンバ、というかサッカーを理解する上では、

・他クラブの事例を知る
(その為に他サポと交わることを厭わない。ただ、ここで重要なのは自分が交わる他サポのクラブに対して持っている理解程相手が自分の応援するクラブを理解しているとは限らないということだろう。私なんかは相手には過度の期待はせずに、あくまでも自分の理解を深める為だと割り切っている。これは特にセレサポと付き合うガンバサポが留意しておく点かもしれない)

・海外サッカーのフィードバックを得る

・他競技の事例にあたっていく(サッカーと親和性のある競技には競技そのものから得られるものがあるし、全く水と油である野球にしても組織論という点では格好の教材になりうる)

・更にはスポーツ以外の他分野にも関心を持つ

ということを普段から意識しています。ま、基本仕事持っている社会人なのでこれがいつも完璧にできているかは怪しいんだけども、常に心がけては居ますけどもね。