大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

超覇杯 大阪鋼巴4-0浦和紅宝石

2007-02-25 01:17:21 | ガンバ大阪
この試合を振り返ってみると、浦和は明らかに去年までの浦和ではないとは思う。阿部はフィットしていないため、啓太とは連携が取れていない。4バックで守っている割にはサイドはボロボロ。そしてワシントンも不発。審判だって去年とは違ってOやKやNが吹いてくれているわけではない(まあ、それでもポンテに2枚目のイエローが出なかっただけでもラッキーだっただろう)。

しかし、浦和は去年までの浦和と変わっていない部分もあったからこそ敗れた、ということも言える。サイドからの攻撃を封じられたらワシントンにボールを預けるしか攻撃の術がないとなると、コンディションや、風の強さ云々以前の問題で、浦和の攻撃は結局個人頼みでしかないんじゃないかと思えてくる。

逆にガンバはマグノにしても播戸にしても本当によく献身的に右に左に献身的に動いてボールを貰い、2列目からの飛び出しに向けてスペースを作り出してボールを供給してくれる。誰かが播戸を評して「動く電柱」と言っていたのだけども、この試合での彼は得点こそないもののサイドでポスト役となって攻撃を支え続けて来た。バレーだってこういう動きをして欲しいとは思うわけで、その意味ではガンバの攻撃戦術は本当に高度だ。昨年の甲府の得点マシーンでさえもスーパーサブに押しやるのだから、ガンバのFWの連携レベルの高さには本当に恐れ入ってしまう。

DFにおいては、今日の4バック守備は危なげない、というか逆に相手のサイドバックを完全に押し込んでいたし、左サイドバックに入っていた安田はキャンプと同様危ない場面というのを見かけることがなかったし、積極果敢に攻め上がっていた。

結局のところ、両者の明暗を分けたのは確かにコンディションやモチベーションの違いという側面は確かにあったが、チームの攻撃戦術において両者の間に歴然たる開きがあるというのは事実だろう。

最も赤い皆さんにとってACLはさほど悲観する必要はないかもしれない。何故って同じグループにおいてガンバ程の攻撃力を兼ね備えたチームは存在しないと言っていいからである。上海申花もシドニーFCも恐らくガンバほどではないだろう。従って、このゼロックス杯での敗戦を糧に浦和が立ち直ってACLのGL突破を果たしてくれれば我々も対戦した甲斐があるというのも。期待してまっせ。

ただ、ACLでの各対戦後に赤い皆さん以下のお約束の科白を忘れずに:

「何だ、ガンバの方が全然つえーじゃん」