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大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

岡田監督が残るか否かは、サッカー上での問題だけだ

2012-09-21 07:24:54 | 中国サッカー
書こうと思っていてなかなか書けなかったことだけども、杭州緑城の岡田監督のことについて。

尖閣問題のせいで1試合延期になったけども、基本サポの間では岡田監督に対する信頼は厚い。こないだの中止の一報にも、サッカーと政治は関係ないという書き込みがネットにあったくらいだったし、彼らはホームゲームにおいて変わらず「ガンティエン(岡田)」コールはしてくれる。

想像なんだけども、岡田監督はいたって普通に過ごしておられるんじゃないですかね。ACLでもガンバサポがお世話になったS氏が通訳を務めておられて、小野剛さんもコーチとして行っておられるから一応気にしているんですが。彼らは恐らく公安からは一応忠告めいたことは言われたかもしれないが、殆ど変りない生活だろう。このことは在中の日本人のツイッターなどを見ていけば判るのだが、多くの在中日本人が普通に過ごしておられて、むしろ日本から安否を気遣う連絡に戸惑っているというところかもしれない。だからまあ、安全に関する情報を流しておられる在中日本人が居るとしたら、それはむしろ個々の判断に任せる為の判断材料をその人の立場から提供しているんじゃないかと個人的には理解しています。

その岡田監督なんだけども、クラブとは来季の去就について話し合っており、ここ3,4試合がリーグ残留の為の天王山と位置づけられており、残留が来季続投の条件とも考えられている。ただ、続投となると岡田監督は当然クラブに補強を求めるところだが、去年にクラブの身売り話が出てくるくらいだからクラブにはお金はなく、セルティックで俊輔のチームメイトだったDFの要の杜威(ドゥー・ウェイ)が夏に山東に移籍してしまう始末。

となると補強出来るとしたら今のマゾヘナのサイドハーフの強化版というところか。J経験者のブラジル人であれば、代表監督時代にくまなく視察し、退任してからも恐らくはテレビなどでチェックしていただろうから、大体能力は解っている。ただ、ブラジル人は日本でやれるところがあるなら、日本へ行くということも考えられるわけだから、岡ちゃんの名前でどれだけ引っ張ってこれるか、というところかもしれない。

岡田監督が残るか否か、というのは恐らく今季の結果とクラブとの来季の構想について話し合った結果次第というところだろう。ただ、クラブの場合、選手にカネをかけられないから岡田監督の力でやりくりして欲しいと思っていたら、あの人はあっさりやめてしまうかもしれないが。

杭州緑城の試合を観戦して~中国へ来てから色んなものを諦めた岡田監督

2012-08-19 23:59:09 | 中国サッカー
筆者が泊まるホテルでは、過去の映画、ドラマにスポーツの試合などが録画されており、オンデマンドで視聴することが出来る。お陰で、現地で観た試合だけでなく、直近の数試合分とも比較して、今の岡田監督のチームを分析する事が出来たのが大きい。

全体的には岡田監督はスカウティングを重視し、相手に応じてやり方を変えているように思える。基本は4231の形なのだが、前節のホームでリッピ率いる広州との対戦では、低い位置でブロックをしいて、マゾーラを前に残すのが形をとっていたが、今回対戦した天津泰達相手には、マゾヘナ(とあの二人を呼ばせて頂きます)をサイドハーフに起用するのは、前々節のアウェー上海申花戦と同じ(ちなみにこの試合もホテルのテレビで観戦したが、上海申花はマジで戦術がない。確かにドログバの前を振り向くスピードやボールの起き方は上手いけども、連携が全くとれておらず、むしろもう一つの有名でない方の上海の方が同じ縦に速いサッカーでもまだ連携が取れていた)。

まあ、マゾヘナのサイドハーフなんかはJでやるには時間限定でしか出来ないだろうけども、それを頭からやるというのは、岡田監督が中国で試行錯誤して来た結果なのだろう。因みに岡田監督は、試合中に頻繁に自らメモをとっていて、その都度修正を指示していました。

そういう修正は、試合中例えばマゾヘナのポジションにも現れていて、スタートは、マゾーラが右でヘナが左サイドでスタートしたけども、前半途中で2人の位置を入れ替えたと思いきや、後半また元に戻す形で相手の目先を替えようとしていた。

マゾヘナのサイドハーフの意図は何かと言えば、恐らくは、

・相手のサイドを制圧する(即ち、相手SBの上がりを牽制する)
・攻撃において、下がってボールを繋ぎ、更にデフェンスラインの中に入る動きをする

といったところか。これについては、マゾヘナはよく調教されており、マゾーラは一度前半に相手の左サイドバックとセンターバックの間を抜け出してGKと1対1の場面を創り出したが、左足しか使えないのが災いして惜しくも外れた。まあ、確かにこういうのを見てるとヘナの方が、まだ右足は使えたりするんだけどもね。

中超を見ているとゾーンの間を狙うという、プレミアでもよく見かける光景が再現されたりもする。マゾーラの抜け出しもそうだったけども、天津が挙げた先制点も杭州の左サイドバックとセンターバックの間に抜け出したものだ。この他のサイドバックが上がった裏などのケアも日本なら一方のサイドに絞る形で対応するチームが多い中でこちらはヤヤ甘い。まあ、だからこそ、スペースを広く使えると生きるFWにはあっているわけで、マゾヘナもその典型というわけか?

全般的には、戦術がドログバと化している上海なんかと比べたら、チームとしての形を持とうとする杭州の方が希望は持てる。

だからこそ、勿体無いのはセットプレーからの失点ということになる。相手のコーナーからのカウンターで得たFKから同点にして、相手も点を取りにきた状況を逆手に取り、杭州もスピードに乗ったカウンターも出だしてさあこれから、という時にセットプレーで折り返されて決勝ゴールを決められた。どうも、ゾーンで守ってるせいか、マークの責任が曖昧になる所を相手にも狙われてるように思える。まあ、山東に移籍した、俊輔のセルティック時代のチームメイトだった主将の杜威(ドゥー・ウェイ)が抜けてから、跳ね返す力のある個が不在なのを補うという発想から来ているようなんだが。

翌朝の新聞記事では三連敗だけども、絶対に降格はしない自信がある、という岡田監督のコメントがあったが、何処まで続けさせて貰えるだろうか?中国では負けが数試合込むとどんな実績のある監督でもすぐにクビが飛ぶのは珍しくないが、ここは正念場ですね。折角地元のサポーターからは、ガンティエン(岡田)コールして貰えるんだから、何とかクラブには思い留まって欲しいですがね。

個人的な見立てではあるが、岡田さんが中国へ来てから色んなものを諦めているとは思う。日本ではJ1から地域リーグにまで確率されているコンパクトな中盤とかショートパスを繋ぐスタイルとかいうのは諦めた。バックラインの押上げが上手く行かずに裏を取られてしまう為に、日本代表時代にやっていたハイプレスも諦めた(もっとも代表監督時代はハイプレスとセンターバックのミスマッチを放置してやっていたんだがw)。そして、主将を務めていた元代表のCBも放出して後ろの跳ね返し力も諦めた。そういうナイナイづくしの中で彼が懸命にやりくりしている様子が、昨日の試合でメモを取る姿に見て取れたわけです。

昨日の国安戦を観て

2012-08-18 17:54:21 | 中国サッカー
只今杭州のホテルの一室から更新してます。こちらへ来てようやく大阪並の暑さを思い出しましたけども、今やこの町は武漢を差し置いて4大かまどと呼ばれる町の一つらしいです。

しかしまあ、あれですね。ゴンティにこだまする、北京国安のサポ見ていると、歌万に鎮座しているヤジ将軍様たちが可愛く見えてくるわw 相手の応援に対しても、リャオニンシャー○と被せてしまうわけやからね。

以前北京に在住しておられた、国安ファンの知人の方が昨日北京に着いたので一緒に観戦に出かけたんだけども、購入した席が入場ゲートは同じでも一階と二階に分かれてしまい、しかも公安が各階の入り口に張り付いていたので、別々で観戦せざるを得なかったのは残念。私の方は、一階の席であったけども、ゴンティの一回席は、座席の位置が低すぎて、全体を俯瞰出来るアングルが確保できないのが残念な所やね。

まあ、そんな中でも二年前にACLの河南遠征の翌日にきた川崎の試合の時程の厳戒態勢という雰囲気はなく、今回は街頭のバッタもん売り場もスマホケースから、かつてRYOBIが胸スポだった時のユニまでもが売っていたw 自分が購入したのは、この日の為に作られた隊刊(ドゥイガン)というマッチデープログラムで一冊10元のもの。ここのところ勝てておらず、前節アウェーで山東魯能相手に惨敗していたこともあって、監督インタビューから、歴代の国安監督や元選手らの提言なんかも載っていたのはなかなかのものだった。

試合の方はと言えば、北京が勝てない理由を探ろうとして観察していたけども、あまり開始からビルドアップがあまり良くなかった。センターバックとサイドバックが大きく開いて幅を取り、ボランチが降りて来る形は如何にもポルトガル人の監督が考える事だが、前から誰かが降りて来るわけでもなく、かといってミドルレンジの繋ぎが出来る技術もあるわけではないので、前線に運ぶ手段はロングボールか、1トップのレイナウドの裏への抜け出しに限られてしまう。

従って、対戦相手の遼寧宏運にしてみれば、国安の433に噛み合わせるように、4231で、ラインを深めに設定して裏をケアしつつ、バイタルエリアにはボールを入れさせず、ミドルは打たせておいてもどうせ宇宙開発だからほっとけ、という守り方で十分。なお、この試合では横浜FCから移籍してきた、キム・ユジンが先発のセンターバックで、前半は左CBで、後半は右の方で相手のエースに着いていたが、あんまり難しい事をさせずに、引いた状態で跳ね返す分には韓国人としての対人の強さを遺憾なく発揮していた。

流石に北京もこれではダメだという事が解っていたせいか、ビルドアップの距離感を縮め、442の2トップにして、中盤と前線の距離が近くなればバイタルエリアで繋げられ、右サイドも効果的に使えるようにはなってた。

試合の方はと言えば、遼寧がオフサイドギリギリを抜け出してクロスに対してヘディングで合わせて先制。この時自分の周りでやたらと副審に文句言う連中はいたが、前半から的確にオフサイドの旗を挙げてる副審に文句はおかしい。けど、彼らにしてみれば、前半旗挙げてたのに失点場面で挙げなかつたのはなんでやねん、というところで、この辺は何処かでも良くない、見かける光景ですw

まあ、遼寧は割り切った戦いをしていればACLのプレーオフで勝ち抜いて来た時には結構やりにくい相手だったかな、と思う。でも、試合はともかく遠征地としては瀋陽よりアデレードが良かったけどもねw 北京は確かに縦への速さはFWにあるけども、国内で引いた相手の崩し方を模索しているように思えた。多分それがイ・ジャンスに替えてラテン系の監督にした理由かもしれないが。

電光掲示板の上には、「文明観賽事 理智対輸赢 」と書いてあるけども、裏返せばそれはどんな現実があるかはわかるようなスローガンですな。

ところで今日はガンバか。サイドバックにもし岩下を起用するというのは、攻め上がりという視点からなら、岩下>今野と正信が考えてるのかもしれない。ただ、これは前にも書いたけども、フロントの強化のベクトルとはやはりズレがある事は否めない。正信をサポートするとしたら梶居氏との話し合いが上手く言っていないということかもしれない。まあ、フロントにしてみれば、監督を替えようにも、実はこの時点で目ぼしい候補に断られてる、という事なのかもしれないな。

となると、正信には現実の戦力に見合った戦い方やメンバー選びというのが求められると思うんだけどもね...彼を支えると言っているフロントにしてもなんか考え方にズレがあるように思えるし。

さて、ガンバの試合が見られないのはもどかしいけども、岡田さんの試合を観に行きますかね。なんかこちらも今日負けたら3連敗とかいうところなんで正念場らしいです。北京から杭州までの飛行機の中で読んだ新聞観たけども、岡田さんが記者会見上に記者よりも早く来たんでガラガラの記者席のところで本読んでた写真が載ってたのにはワロタw

大雨の中で、岡ちゃんはリアリズムを発揮したか?

2012-07-22 22:24:59 | 中国サッカー
昨日北京のゴンティ(SMAPがコンサート開いたところでもある)で北京国安と杭州緑城の試合が行われたので、動画でチェックしてみたが・・・ゴール前の水たまりがMOMでしたねw まあ、杭州見ていると、守備時においては2トップを前に張らせて後ろ8人でブロックで固めるっていう前後分断サッカーっていうのが伺えますな。実際0-2で勝った試合だったけども得点したのがマゾーラとヘナであったわけですから。

まあ、この二人なんかには変に下がらずに前線で待ちに徹して貰って後の選手らで守りを固めるのが戦力構成からすると極めて現実的な戦い方ってことになるんだろう。

その辺のスタイルについては来月現地に行った時にその全貌を拝ませてもらいます。今日は眠いのでここまでw ドログバでデビュー戦とか他にもネタはあるんだけども、全部を追いかけてられません。てか、上海申花って獲得してくる選手と現実にやりたいサッカーっていうのが合っていないように感じるんよね。だからまあ、ティガナの次にバティスタを監督に連れてきても正直何がしたいんかな、っていう疑問はありますけどもね。

今年も行きます中超視察~現代の首都と宋国の首都へ

2012-07-05 07:51:46 | 中国サッカー
ということで、每年恒例の中超視察に今年も行ってきますが、盆明けに出発して、なぜか金曜開催になっている、ゴンティでの北京国安の試合見た後に、かの信西入道が行きたがっていた宋国の首都臨安、じゃなかった杭州に飛んで、杭州緑城の試合を視察するスケジュールを組んでみましたが、杭州で8月って言うと大阪並の暑さと考えていいかもしれない。まあ、中国において過酷なのは移動であって、移動距離もさることながら、南北間の気温差が激しいということですよ。その意味で北方のチームが南方に移動する厳しさを今回は筆者も体験することになるんだけども。

その意味では、杭州のホームゲームは、出来れば夏場は避けたかったというのが本音ですけども、ガンバのホームゲームと重ならない時期を選ぶとなるとここしかなくなるんですわ。名古屋アウェーはすっ飛ばすことになりましたけどもね。

杭州にこだわったというのは、やはり岡田監督がどんなサッカーをやっているのか、というのは現地で実際に見てみないと分からないことがあるんで、実際この目で確かめて見ようと思ったから。金満クラブが夏に大型補強に動く中で、敢えて補強に出ずに現有戦力で戦う決心をした(あるいは金がなかった?)岡田監督がチームをどう熟成させているかが興味深い。まあ、実際は理想と現実のギャップに悩みながら懸命にやりくりしているんじゃないかって思うんですが、そこんところも含めて生で見てこようと。

なんで北京経由なのかって?一応北京には買いたい書籍とかがあるということと、あと上海はこの時期台風が直撃しやすいんで飛行機の結構を避けたかったということ。ま、今回はマイル使って、大阪ー北京ー杭州ー大阪というルートで便を押さえましたけどもね。

金かけてるからってそんなに中国が脅威なのか?

2012-06-02 00:40:09 | 中国サッカー
仕事を終えて帰宅し(別に煮干しラーメン食べてませんよ。今回は回鍋肉だけどもw)、最近1話から連続放送されているコールドケースを見てからブログたちあげてロペスのインタビューに関してブログに書こうと思い、PCを立ちあげてから暫くネットを徘徊したたら毒殺日記さんが、有名なブロガーさんの記事を引用されておられましたな。ということで内容変更しますって、ロペスのインタビューなんて別に後回しでもええやんw まあ、一つだけ書いておくと、なぜセホーンではなくロペスが選ばれたのかというのを考えたら、単に日本語喋れるというだけではないということが判るだろうね(FOOTでインタビューしている藤原さんが聞き手だからポル語でも良かったし)。

ところで毒殺日記さんが引用されたブロガーさんの、金にまつわる話はある意味正しいことは認めるし、Jリーグにお金を落とす為にスカパーに皆さんもっと入ってくれというのも正しいでしょう。ただ、その管理人さんも解っておられるとは思うんだけども、今のJリーグの枠組みの中で出来ることって極めて限られているんよね。

あ、そうそう毒殺日記さんのエントリに絡めてですが。

実は中国や中東の金満クラブにてっとり早く対抗する方法というのがあって、それは外資を解禁することと、チーム名前に企業名をつけることを解禁するということだろう。あと、プロ野球みたいに税制上赤字を親会社の宣伝費として処理することを認めて貰うこと。

ま、まずあり得ないことでしょうね。てか、仮にそういうことが認められたとしても、大阪パナソニックとか、大阪ヤンマーとか、或いは浦和三菱に大分キヤノンとかいう名前だったとしたらサポは応援するチームに愛着が持てるだろうか、という話やしね。ただ、このやり方が認められたら大分の借金問題は半分以上解決するかもしれないが・・・てか、こういう都市名(または地域名)+企業名というのは、中国人からすると「理所当然(リースオダンラン、至極当然」なわけです。

実は以前、中国人から、鋼巴っていうのは何を造っている会社なのか、という風に真顔で尋ねられたことがあるわけです。名前からして鉄鋼会社のようなイメージを持たれていたのかもしれないが。「加油」という意味がある日本語にイタリア語の脚という言葉をかけ合わせたものだと言うと先方は余計分からん顔してたから、元々はパナソニックが親会社なんだと言うと、じゃあなんで大阪松下という名前にしないんだと畳み掛けてくるわけよ。

この咬み合わない話を理解して貰う為に、日本ではあくまでも「自給自足」が原則なんだということを等々と説明するはめになったんだが、今同同じことをやれと言われても中国語が出て来ませんw 

これに対して中超の場合には都市名(または地域名)+オーナー企業名という組み合わせになるんだけども、これが出来るのは税法上の問題をクリアしている(いや、元々不透明かもしれんけどw)というだけでなく、かの国が日本や欧米諸国以上に広告依存社会であるという現実を踏まえておく必要があるだろう。日本だとスカパーやケーブルテレビに加入することでやっと視聴出来る欧州各国リーグやUCLの試合は地上波で視聴出来、しかもインターネットで無料視聴も可能になる。これは、そうしたコンテンツに対して広告を出せるスポンサーがいるからこそ放映権も買えるわけなんだけども、そのスポットCMにしても日本円で1本10億円以上で権利が落札されるのが現実である。ここに中国が広告社会であることの一面を垣間見ることが出来るんですわ。中国なんかに行かれたことのある人ならお判りだろうけども欧米だと町の景観を損なうんじゃないか、というような場所に対しても広告が溢れすぎている。そうした延長線上に中国ではサッカークラブに企業名がついているというわけ。

なんかそういう現状を見ると、お金の話をするとホンマに虚しくなるばっかりですなあ・・・
ただまあ、サッカーって確かに金のあるところが強いというのはある意味正しいが、全てそうだと言い切れないところがあるからこそ面白いわけで、日本にはマネー以外のところで勝負するという発想が欲しいところだけども。

第一広州が今回勝ち上がったとして、それが代表の強化に繋がっているなんてことは誰も思わないんでないかい?あの国はまだ、学校体育にサッカーすらなく、部活制度も体育推薦もなく、殆どの親はサッカーなんかやってる暇があるんならもっと勉強せいと、子供に尻を叩くことしかしていない。スポーツというのがごく限られた一部のスポーツエリートだけにしか許されていないのが現状でしかないのに、そんな国が果たして羨ましいとか、将来サッカーにおいて日本を脅かす存在だと言えるだろうか?

また、ACLでは広州恒大が勝ち上がったが、金だけという側面で見すぎていないだろうか?実は広州のことを唯一認められるとしたら、同じ金満でもやりたいサッカーに合っているとは思えないアネルカやドログバに触手を伸ばしている上海申花と違って、やりたいサッカーに合わせて選手を獲得し、彼らを戦術にマッチングさせているというところではあるんだけども。

岡田監督の通訳の人について

2012-05-23 07:37:02 | 中国サッカー
サラリーマンが仕事を終えて、帰宅するとたいていの人は殆どそこで何かをするということを放棄してしまうもんで(だからまあ、家でお笑い番組を見てリラックスする人が多いんだろうけども)。ただまあ、筆者はその分知的作業というのは朝目が覚めたら手を付けるということにしているけども。テレビ番組というのは大体撮り貯めておいて、時間のある日に消化していくことになるわけなんだが、欠かさず録画しているのがNHK総合でやっている「プロフェッショナル 仕事の流儀」という番組。

ただ、今週は岡田武史氏を取り上げていたので久々に生で見ることにしたが・・・本当に苦労してはりますわ。その苦労は大体想像出来たけども、大きく蹴ることの多い中国において細かいパスを繋ぐサッカーを志向しようと思えば、全体で共有出来ていないイメージを作り出すところから始まるわけで。日本でのキャンプでの練習試合なんかでも、その葛藤の連続で中にはヘナみたいに個人プレーに走りだす選手もいたわけで。

その番組の中で個人的に気になっていたのは、岡田監督の通訳だった人。最初見た時には、あれ?この人どこかで見たことあるな、という既視感に襲われた。後で色々とググってみると、その人は、日中双方のメディアで取り上げられているから名前を出すと、鈴木稔という方だったことが解った。そうか、ACLアウェーで我々の案内役を務められた、あの鈴木さんだったのか。経歴といい、サッカー審判員の資格といい、通訳には申し分ない人だろう。

中国メディアの記事を拾っていくと、岡田監督が通訳で重視したのは自分の言葉を伝えてくれる上でニュアンスを解ってくれる人ということで、日本人通訳にこだわったらしい。そこでその鈴木氏に白羽の矢が立ったらしいけども、最初面談した際に岡田監督からはサッカーの話は一切出ずに過去中国でやってきたこととかを色々と訊かれたとか。

で、実際に通訳していて一番苦労されておられるのは、岡田監督の言葉が極めて抽象的すぎて日本人でも理解しにくい点があるということらしいが・・・まあ、この点は少し補足が必要だろう。岡田監督は、というよりは日本人は概して一から十までを全て事細かく言葉で言い表すという表現方法はとらない。まあ、その中で岡田監督は特に細かくは言わないで、短い言葉で伝えようとする。ただ、その言葉の言外に含まれた意味まで咀嚼して中国語に訳すというのが一番鈴木氏が苦労されておられる点だとか。

その中国メディアの記事を読んで思ったのは、そら難しいやろな、ということ。中国では逆に空気を読むとかその場の雰囲気を察するというような文化がないだけに、言いたいことをきちんと言葉で伝達しないといけないわけなんで。番組の中でも岡田監督が答えを与えてやったという練習場面があったんだけども、そこでもスペースがどこに空いてくるかを選手が考えろという風に言いたかったんだけども、当の選手たちは、もっと具体的にスペースがとこにあって、そこへ出すにはこうしろ、ということを言ってくれないと判らない状態だったんじゃないかと想像するわけです。

ただ、それでも岡田監督は選手らが自主性に目覚めてくれることを期待しているんですな。実はまあ、そうした指導法というのは日本代表においてもなされていたという風に感じ取ることが出来る。デンマーク戦での試合途中での布陣変更というのは正に選手の側から出た提案なんだけども、選手がそれを提案出来る土台というのはきちんと造っていたのは確か。それがジーコの時にはまったくそれがなかったわけではあるんだけども・・・選手にヒントを与えて答えを導かせる、というのが岡田監督の持ってる隠し味だったりもするわけです。

こう理解していると、選手にヒントを与える為に敢えて発信量を絞っている岡田監督の言わんとする意味を理解して中国語に訳すという鈴木氏の仕事ぶりには本当に頭が下がるわけですがね。

ところで、この間のACLにおいて、広州と柏の試合では、中方の方のポル語の通訳が選手についていた為に、ポル語から中国語への通訳がままならずに柏のネルシーニョ監督の会見が打ち切られたらしいですな。まあ、ラウンド16で鈴木氏を助っ人に読んだらどうかと思うけども、今は立場上チームを離れられないでしょうね・・・多分今度は上手くやってくれるとは思うんですが。

え、お前がやれって?いやいや、ワタクシ一方の言葉がまだまだ不自由なもんでw

中国がこんなに難しいと思わなかった、とこぼす岡ちゃん

2012-05-08 07:39:52 | 中国サッカー
毒殺日記さんとは、禁断の交換日記ですか(オイオイw)・・・まあ、人間って、自分だけの意見だと不安になることがあって、どこかで誰かが似たようなこと書くと結構安心したりするってことがあるわけで、そこら辺私と氏との間である種繋がっているように感じるのかな。

ま、基本今のガンバに対する見立てというのは青黒系のブロガーさんらの間ではあまり大差はなかったりするわけですがね。コンちゃんを外すか、それとも彼を活かすか、という中で考え方が別れるわけですから。

ところでツイッターでも取り上げた、公衆浴場、じゃなくてw 杭州緑城の岡田監督が苦戦している件。チームが今降格圏にいる中で、岡田監督は、中超がこんなに難しいとは思わなかったとこぼしているらしい。本来はボールを繋ぐポゼッションサッカーを目指していたが、かの国ではむしろロングボール主体のチームが多くて戸惑っている、って正に去年トルシエが挫折したパターンですなあ。DFラインにスピートがなく、かつGKの守備範囲が狭いと裏取られまくってズルズルラインを下げるというパターンで前プレも効かなくなるという悪循環。

と書くと、岡田監督は正にかつて率いていたマリノスみたいなサッカーにやられているということが言えるんだろうけども、多分マリノスで初期にやっていたことって、彼の監督人生の中では、日本代表や札幌では志半ばで(特に代表監督としてはバッシングも受けていた)去った後に結果を出さないとこの先ずっとダメ監督だという危機感みたいなものがあったのかな、とも思える。つまり、まず結果を出して、それから自分のやりたいスタイルというのを出していこうみたいなものをマリノスでの監督時代に感じていたわけです。

だからまあ、初期のマリノスでのスタイルって確かに一部ではおもんないという批判はあったけども、そういうことはやっている本人が一番解っていたんじゃないかって(こういう反応は去年マリノスの監督だった人物もしていましたが)思うんですね。だから今回は最初から理想に走っていったら、それが中国での現実に即していなかったという壁にぶち当たったということ。

そこから先に岡田監督がどう軌道修正するかですね。まあ、現実路線への転換はこの人が一番得意とするところなんだけども、それを続けることに本人がどこまで持つか・・・南アでも、デンマーク戦のスタートの布陣には監督としての理想主義みたいなものを垣間見たんですが、試合中にヤットの進言で救われたというところがある。まあ、残留が目標というのに切り替わればそれなりに修正は出来るんだろうけども、途中で投げ出してしまわないかな・・・あ、選手を欲しいというのならウチの外国人選手なんかはどうですかw

アネルカとドログバは上海申花でも通用するのか?~単純にレベル云々だけでは予想しにくいテーマ

2012-01-22 00:09:51 | 中国サッカー
冬にアネルカの移籍が決まったのに続いて、今シーズンプレミア終了後にもドログバが上海申花へ移籍するという話で、今季の中超が俄然注目を浴びてきた。まあ、話題作りとしてはいい移籍ではあるけどもね・・・なんか移籍する時期というのがアネルカとドログバとで違うというのが両者の現在置かれている立場を浮き彫りにしているというか。アネさんは完全にチームの構想から外れていて、最近彼のプレーを見たのがアウェーでのサンダーランド戦で先制点となるフリーキックを貰う為の苔プレー(後述するが審判の笛をあてにしたのがチェルシーは結構目に付く)ぐらいかな・・・

一方のドログバは1月の残り試合はアフリカネーションズカップで離脱するけども、一応年明け早々までは試合には出ていたわけで、今季で契約は切れるけども一応戦力として使い切るという判断をされているようですな(あと、本人が以前日本の専門誌に語っていたように、冬の移籍は極力避けたいというのもあったかもしれないが)。

で、今回のブログエントリのテーマはズバリ、この二人が上海申花へ行ってもバリバリ活躍出来るのか、というものである。これは、ひいてはワールドクラスなFWだけでどこまでチームの戦力の底上げが出来るか、という点において個人的には結構興味深い。という風に書くと、アホ抜かせ、全然レベルがちゃうやんけ、という反論が帰って来るのは充分予想出来る。けれども、筆者の考えでは活躍出来るかと言えば?だし、アネルカに至っては夏ごろには不良債権化してしまいそうな気配すら感じる。それは単にレベル云々というだけでなく、彼らが活躍出来るだけの前提条件というのが中国においてあまり揃っていないからなんだけども。

一応このテーマを検証するに辺り、ここ数試合のチェルシーの試合のダイジェストの数試合分を見なおした。私は普段テレビをあまりリアルタイムで見ることは少ないのだが、一応相当数の番組を録画してはBDに焼いている。そして何かのテーマについて考える時に参考の為に必要なものをピックアップしては見直すようにしている(まあ、プレミアのダイジェストは毎週チェックはしているけども)。

で、その成果なんだけども、アネルカはここんところ試合には出られていないが大体過去の試合映像などで想像はつくけども、ドログバが出ていたウィガン戦やアストン・ヴィラ戦で目についたものは、

1.裏に抜け出るスペースがある
2.前を向いてDFと勝負出来る余地がある(きれいなゾーンで守っている分、その間のスペースを使って1対1がやりやすい)
3.ドログバに限らずチーム全体が審判に結構助けられている

といったものだ。ちなみに3なんだが、ヴィラ戦のPKの場面もドログバ自らゲットした割にはダイブっぽいところがあったし、その後同点にされた場面でもテリーはハンドで一発レッドプラスPKでもおかしくはないが同点ゴールの方を審判は取っている。まあ、スタンフォード・ブリッジでやっていたら基本チェルシーに不利な判定というのはそうないだろうし、またウルブス戦のようにランパードが足の裏を当てるタックルをしてもイエローで済んでいることから判るように、誰もホームチームの主力選手が退場になる場面なんて望んでは居ないわけやしねw

まあ、かようにチェルシーネタって歌万の間では結構取り上げられたりするわけですよw

で、話を元に戻そう。一方の中国へ行くと、

1.基本蹴り合いになる為、中盤は緩い反面両軍のボックス付近での攻防がメインとなり、ラインは低め
2.従ってラインは低い為、裏へのスペースは消される
3.今まではサムソンのロゴが入った青いユニだからこそ審判の庇護を受けていたが、今度はカンフーの餌食になりうるし、彼の国の審判が守ってくれるとは限らない
4.フィニッシュに行くまでのラストパスの質量の低下。今まではチェルシーと他クラブの圧倒的な力の差が前提となっていたが、これからはあまり決定機を作ってもらえず、自分で何とかしなくてはならなくなる

といったことが考えられるだろう。とりわけ4というのは今回のテーマを考える上で重要であるかもしれない。ゴールを量産させる為に点の取れるFWを連れてきても肝心な決定機の質量が上がらないと、伝家の宝刀を抜く以前で勝負がついてしまうのではないか、という風に考えられるわけです。この点は、ガンバサポなら理解出来るのではないか?Jの他クラブからガンバに移ってきた外国人のFWは大体皆得点が増えているんだけども、これはガンバの中盤が彼らに対して得点しやすい状況をお膳立てしていたからこそだというものであることが忘れ去られてると思う。

あと、気になるのが上海申花というチームのスタイルだろう。今までACLや中超の試合でこのチームを見てきた限りにおいては、プレミアで言うならストーク・シティのようなロングボールの放り込みとロングスローに頼っていた。そのスタイルならばお二人はお呼びではないんだけども。

ただ、今季から監督に就任したフランス人で、プラティニやジレスと共にレ・ブルーにおける黄金の中盤の一角を担ったジャン・ティガナ(現役時代は好きな選手でした)は決してそんなサッカーをやろうとは思っていないだろうし、上海申花も彼を招聘したということはパスサッカーへの方針転換を目指しているのかもしれない。

まあ、そういうコンテクストで、かつ同じフランス語を話すティガナ監督となら二人は人間関係においてはストレスを貯めることなく上手くやれるかもしれない。ただ、サッカーに関しては未知数ではありますけどもね。それがあるから二人が中国に来てすぐバリバリ活躍出来るものなのか、と疑問を投げかけているし、カネ持っているんならもうちょっと生きたカネの使い方すればいいんじゃないか、と思ったりもするわけですね・・・

想定外だった、杭州の岡田監督

2011-12-10 10:51:46 | 中国サッカー
岡田氏がまさか中国で監督を引き受けるとは思わなかった、というのが正直な感想ではありますね。中国メディアによると、杭州の幹部が岡田氏は、「吃苦」チークー、つまり苦労を引き受ける準備ができていると語ったいたのだけども、そこが自分が見落としていた点かもしれない。あとは、補強方針かな。年俸は浦和の方が良かったんだけども(今回岡田監督の年俸は100万ドルにも達してないと言われている)、あそこは堀之内が退団する以外はぼぼ来季は現有戦力で戦うということを明言しているらしいし。そうなるとウチの元カントクは軸になるFWを連れてきてからチーム作りをするのを得意とするだけに、苦労はするかな・・・(もっとも、ペトロと違い、現有戦力でやりくりをするということを考えられ人だというのがせめてもの救いだが、だからこそガンバと同じものを求めるのではないと応援する方は理解すべきだろう)。

話を元に戻すと、岡田氏は杭州とは一応補強については話をしているみたいですが、交渉の席上でヤットの名前を出したってorz まあ、名前を挙げて頂いたのは光栄ですけどもw だからまあ、報知のあの記事は、名前が上がった選手を獲得するとなれば10億円ぐらいかかる、という想定を絡めて記者が話しをふくらませたんじゃないかという気がする。杭州は緑城が不動産の乱開発で投資資金を回収できずに、倒産の噂が流れているから、そんなに金は出せないと思うんだが・・・それで西安の企業が買収8000万元で買収するかもという話も出ているわけで。

その意味では、岡田氏は随分と冒険をするもんだと感心したりもするが、本人がそれを望んだとしたら頑張って欲しいとは思います。補強の話で言うと、ヤットやラファエルは違約金が高すぎるんで、現実的に可能なのは、年俸のみで済むジュニーニョぐらいかな、と。荷造りが間に合わなかったんだから、まあ、川崎かその近辺(てどこまでを指すのでしょうw)にいるんでしょうね・・・

ただ、ACLに再来年出てきた場合、岡田監督とジュニーニョというのは、条件付きで手強い存在にはなるかもしれない。それは、岡田監督が自軍のアジアにおける位置というものを現実的に見定めて、堅守速攻型のスタイルで立ち向かって来た場合というものだ(その場合、ジュニーニョはカウンターで最強の飛び道具となる)。

まあ、来年の中超視察には、杭州絡みというのを考えてみようかと思っています。