ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

最強のトリオ

2010-08-06 | Weblog
実は、来年7月に芝居をする。まだ先のことだけど、準備は着々と進んでいる。ダンサーのヤザキタケシさんと私の共同プロデュース公演だ。

第一稿を書きあげた。芝居作品を書くのは三年前の森陰アパートメント以来だ。
公演場所は京都の「アートコンプレックス1928」に決まった。1928年に建てられた三条御幸町にあるレトロなビル。地下はカフェバー、1,2階はおしゃれなお店が入っていて、3階が劇場スペースになっている。かねてから、そこで公演をしたいと思っていたのだ。
共演者にはぜひこの人をと、ヤザキさんが声をかけたのが、怪優(!)平岡秀幸さん。そして、平岡さんとヤザキさんと私を結びまとめられるのはこの人だけと、演出をお願いしたのが、幸(さいわい)晃彦さんだ。昨夜、はじめて4人が顔を合わせることになった。

待ち合わせの河原町阪急デパート前。きょろきょろしていると、存在感たっぷり、オーラ出まくりのプロフェッショナルなナイスミドル(言い方古い?)達が手を上げている。思わず一歩後ずさりしてしまった。こわっ。ヤザキさん一人でもいつも緊張するのに。何、この三人。お酒なしには目を合わせるのも怖いじゃないか。
というわけで、適度にアルコールが入ったところで、作品についてのあれやこれやがはじまった。

例によって盛り上がりも葛藤もないみ群ワールド。案の定、「おもろない」「物足らん」「これは芝居やない、詩や」と、メッタギリにされていく。くしゅん。書き直しだ。
でもまあ、ポイントは私が書き直したいと思っていた方向と同じだったので、頭切り替えてなんとかがんばって直してみよう。...打ちひしがれる私とはうらはらに、舞台プランを出し合いつつ、「芝居はやってる本人達が楽しまなあかん」と、飲むほどにごきげんな最強(恐)の三人組。
ああ、私は素人だ、アマちゃんだと、つくづく思い知らされた夜でした。

(写真は、向かって左から、ヤザキさん、幸さん、平岡さんです)