ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

眠りから連想ゲーム的に

2012-05-13 | Weblog
眠くてたまらない。
この眠たさは現実逃避だ。何かから逃げたいというのではなく、考えることをしたくないので眠りに逃げ込んでいるという感じ。
ひまだなあと言われそうだけど。まあひまなんですが。
作品を書き上げたり、関わった公演が終わった後、いつもこういう感じになる。
達成感と虚脱感は、言ってみれば背中合わせだ。

背中合わせといえば、好きな人と、背中を合わせることか見つめあうことか、どちらかしか出来ないとしたら、どちらを選ぶだろうか?なんてふと考える。
見つめあえば笑顔をみることが出来るけど触れることはできない。背中をあわせていればそのぬくもりは伝わってくるけれど表情はみえない。
うーん、難しい選択だ。

難しい選択といえば、去年の秋に葉を落として以来、枯れ木のようになっていて、それでもずっと水だけはあげていた木が、今日、小さな小さな葉っぱをつけた。水遣りもいいかげんなのにいつも元気で葉をモフモフさせている木の横で、ひっそりと。
どちらの木が素敵?
そりゃあ、知らない人が見たらモフモフのやつに決まってるけど、私にとっては手をかけた木が可愛い。
そういえば「星の王子さま」に、「あんたがあんたのバラを大切に思っているのは、そのバラのために時間を無駄にしたからだよ。面倒をかけられた相手には、いつまでも責任があるんだ」という言葉があったっけ。

面倒といえば、最近の面倒は母だ。
昨日は母の調子がよかったので、京都に連れ出した。
電車で街に出て、買い物をして、食事して、お茶を飲んで、ということを、ほんの少し前までは普通にしていたのに、最近はひとりで出来なくなってしまった。
昨日は満面の笑顔。うきうきとおしゃべりし、私に腕を絡ませて楽しそう。
でも今日はそんな昨日のことはすっかり忘れている。ただ、楽しかったという気分だけは覚えていて、それが不思議。事実よりも気分なんだ、今の母にとって。
だからすぐに忘れてしまうけど、私はいつも約束している。いいかげんといえばいいかげん。
ーまた京都行こうね。夏になったら花火観に行こうね。秋は温泉に行こうねー
約束は人を楽しい気分にさせる。
達成してしまったら楽しみはその時点で終わる。
そうか、それで達成感と虚脱感は背中合わせなんだな。

と、またまた眠気の襲ってきた頭で、だらだらと思いを巡らせている私です。











 





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