ねむたいむ

演劇・朗読 ゆるやかで懐かしい時間 

表現は、いろいろあってみんないい

2012-06-04 | Weblog
って、なんだか金子みずずの詩のタイトルのようだけど、土日、3つステージを観てきて、思ったことだ。

土曜日はアトリエ劇研で劇団足軽公演「試練ジャー」。去年「モクレンの探偵」を上演した時に舞台監督をしてくれた酒井くんが演出・出演している。
正義の味方・試練ジャー。私は客入れの音楽からすでにワクワク。酒井くんが何日も徹夜して作ったという衣装。どんな衣装かしら。お、意外とかっこいい。シュワッチ(とは言わなかったけど)と出てきて、舞台を駆け巡るのを、ほほゆるみっぱなしで観ておりました。これって、韓流イケメンファンのおばさんと一緒かも(苦笑)。でも、初めてだという演出もちゃんとまとまっていました。ひたむきで真っ直ぐな酒井くん、いろいろ他からも誘われている様子。でも、星みずく、見捨てないでね。

日曜日は大阪と京都を掛け持ち。
大阪は阿波座にオープンしたばかりの府立江之子島文化創造センターで行われたダンスユニット・セレノグラフィカの新作プレビュー公演。そこに「モクレンの探偵」に出演してくれたダンサーの鈴木みかこちゃんが出演している。
初めてガッツリ観るみーちゃんのコンテンポラリーなソロダンス。みーちゃんのダンスは、パワフルでしなやか。包容力があり品もある。機会があれば、私の言葉と彼女の身体をコラポさせて表現することもやってみたいなと、強く思ったのでした。
江之子島の会場はとてもきれい。その会場のカフェ~スタジオ~テラスと場所を移しながらのダンスはとても楽しかったです。

そして京都は出町柳Pアクトで上演された飛鳥井かヾりさんの二人芝居。芝居のような、朗読のような、掛け合い漫才のような、禅問答のような。
作家である女と、俳優である女が、それぞれのプロフィールをセリフにのせて語りあう。物語の間間に、素のそれぞれがみえて、半ば架空半ば現実の、作品構成も面白いなと思いました。

3作品を観て思ったのが、「表現は、いろいろあってみんないい」。
安くて美味しいハンバーグ定食を食べたあとで、洒落たバーでカクテルを飲み、締めに老舗料亭で軽く作ってくれた鯛茶づけを頂いたような、満足感。

写真は、江之子島文化芸術創造センターのカフェ。このカフェでコーヒーを頂いている時に、突然みーちゃんのパフォーマンスが始まって、「あれ、もう始まったの?」とつぶやいたつもりの私の声が、みーちゃんに届いてしまったのでした。

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