み群杏子短編集「なつしろぎくのお茶」、無事終了。
6つの短編を6人の出演者が語った朗読会、お客様の感想もとても暖かく、演者のみんなも精いっぱいの朗読を披露してくれたと思う。
自分も出演していて、みんなの朗読をちゃんと聞けなかったことが唯一の心残りだ。
一人一作品ということで、自分に与えられた作品を、それぞれがそれぞれの個性で、とても愛して育てて成長させてくれていた。
6つの作品には、以前書いたものと新たに書いたものがあって、古い作品と新しい作品の間には10年ほどの月日が流れている。
「もりお君のこと」と「透馬くんのこと」と「トモヨリさんのこと」の3作品は、星みずくの第一回公演の時に書いたものを一人読み用に書き直したものだ。
今回、星みずくを一緒に立ち上げたといってもいいかっきーさんが広島から観に来てくれていた。
記憶があいまいなのでこのブログを辿ってみると、星みずくの第一回目の公演「甘やかな十字架」の公演は、2008年3月だ。あれから11年も経っているんだとあらためて思う。
かっきーさんは、以前の作品と現在の作品を比べて、昔の作品はとんがってたねと言う。
とんがって…うん、確かに。
東京からお客さんで観に来てくれた金沢さんは、「新宿2丁目のおカマたちの世界を、自分では仲間に入らずに、でも好意と尊敬とあこがれの目で見ている女の子の作品」というようなことをおっしゃった。
うーん、上記の三作品については結構あたってる。
私の作品はふんわりと見えてこっそり毒を仕込んでいる。その毒の部分を発揮できるが、芝居作品よりも短編じゃないかと思うのだ。
今回も観に来てくださった川野さんの劇団大樹では私の芝居をずっと上演してくれて、み群作品のファンを増やしてくれている。そういった芝居作品とは別に、こういった毒や陰を忍ばせた短編も、また書いてみたいなと思ったりした。
朗読を始めたきっかけの一つに、自分の声で自分の作品を読みこんでいけば、作品が書いた時点と変わっていくかどうかを確かめたかったというのもあった。
今のところ、自分の中ではあまり変化はないみたいだ。むしろ、書いた時点の感動が、読み込むうちになぜか薄れていく。まだ朗読の勉強が不足しているのだろう。
ただ、今回発見したことがあって、物語の「意味」ではなく、ことばの「響き」を表したくて書いた作品は、
読んで楽しかったことだった。
アフタートークで金沢さんと読んだ「カバンの中の夜」は、ラ行の音にこだわって書いた作品だった。
それが文字を目で見るよりも自分の声に出すことで効果的に表現されていたんじゃないかと思ったのだ。
………………………
いろいろ個人的な発見や思いつきのことばかり書いてしまったけど、オトナの倶楽部活動主催の今回の公演、メンバーのえびちゃんとゆうこちゃんなしには実現できなかった。ほんとうに感謝だ。
そして、出演者のかばさん、肉戸さん、あやこさん、アコーディオンのみーちゃん、月心庵のマスター、感謝です。
そしてそして、来てくださったお客様、感謝です。
またこのような機会がもてたらと思っています。
さあ、次は来年の大樹さんとの共同プロデュースだ。
新作の手直しに、そろそろ取り掛からなくちゃ(-_-;)。
6つの短編を6人の出演者が語った朗読会、お客様の感想もとても暖かく、演者のみんなも精いっぱいの朗読を披露してくれたと思う。
自分も出演していて、みんなの朗読をちゃんと聞けなかったことが唯一の心残りだ。
一人一作品ということで、自分に与えられた作品を、それぞれがそれぞれの個性で、とても愛して育てて成長させてくれていた。
6つの作品には、以前書いたものと新たに書いたものがあって、古い作品と新しい作品の間には10年ほどの月日が流れている。
「もりお君のこと」と「透馬くんのこと」と「トモヨリさんのこと」の3作品は、星みずくの第一回公演の時に書いたものを一人読み用に書き直したものだ。
今回、星みずくを一緒に立ち上げたといってもいいかっきーさんが広島から観に来てくれていた。
記憶があいまいなのでこのブログを辿ってみると、星みずくの第一回目の公演「甘やかな十字架」の公演は、2008年3月だ。あれから11年も経っているんだとあらためて思う。
かっきーさんは、以前の作品と現在の作品を比べて、昔の作品はとんがってたねと言う。
とんがって…うん、確かに。
東京からお客さんで観に来てくれた金沢さんは、「新宿2丁目のおカマたちの世界を、自分では仲間に入らずに、でも好意と尊敬とあこがれの目で見ている女の子の作品」というようなことをおっしゃった。
うーん、上記の三作品については結構あたってる。
私の作品はふんわりと見えてこっそり毒を仕込んでいる。その毒の部分を発揮できるが、芝居作品よりも短編じゃないかと思うのだ。
今回も観に来てくださった川野さんの劇団大樹では私の芝居をずっと上演してくれて、み群作品のファンを増やしてくれている。そういった芝居作品とは別に、こういった毒や陰を忍ばせた短編も、また書いてみたいなと思ったりした。
朗読を始めたきっかけの一つに、自分の声で自分の作品を読みこんでいけば、作品が書いた時点と変わっていくかどうかを確かめたかったというのもあった。
今のところ、自分の中ではあまり変化はないみたいだ。むしろ、書いた時点の感動が、読み込むうちになぜか薄れていく。まだ朗読の勉強が不足しているのだろう。
ただ、今回発見したことがあって、物語の「意味」ではなく、ことばの「響き」を表したくて書いた作品は、
読んで楽しかったことだった。
アフタートークで金沢さんと読んだ「カバンの中の夜」は、ラ行の音にこだわって書いた作品だった。
それが文字を目で見るよりも自分の声に出すことで効果的に表現されていたんじゃないかと思ったのだ。
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いろいろ個人的な発見や思いつきのことばかり書いてしまったけど、オトナの倶楽部活動主催の今回の公演、メンバーのえびちゃんとゆうこちゃんなしには実現できなかった。ほんとうに感謝だ。
そして、出演者のかばさん、肉戸さん、あやこさん、アコーディオンのみーちゃん、月心庵のマスター、感謝です。
そしてそして、来てくださったお客様、感謝です。
またこのような機会がもてたらと思っています。
さあ、次は来年の大樹さんとの共同プロデュースだ。
新作の手直しに、そろそろ取り掛からなくちゃ(-_-;)。