先日、立命館大学芸術劇場さんの公演、「ポプコーンの降る街」を観させてもらった。
20年近くも昔に書いた本を、若い人たちが今の感覚で上演してくださる。私にとっても勉強になる。
上演の依頼を受けて、ここを変えたいとか、ここをカットしたいとかの申し出があれば、私は大抵OKする。ただし、どこをどういう風に変えるのか教えてほしいとお願いする。
なるほどと思う時もあるし、うーん、それってどうだろうと思う時も正直ある。
今回も最後の男の登場をカットしたいと言われた時は、ちょっと考えてしまったけれど、理由を聞き、実際に観させていただいて、納得できたし全体にとてもいい演出だと思った。役者さんたちの演技にも好感が持てた。
なによりも、客席の暗闇で自分が書いた作品をこういう形で観させてもらうことは、自分がプロデュースする時の緊張感とは違って、もう無条件に楽しくて幸せな気持ちになれる。
8月に、富山大学の劇団ふだいさんが「パセリの木」を上演してくださるという。
何年か前にもポプコーンの降る街を上演してくださって、そのチラシの一言がとても印象に残っている劇団さんだ。
8月なら旅行を兼ねて観に行けるんじゃないかなと思ったりする。
やはり古い作品なのでいろいろと変えたいところもあるようだ。どんな風に料理してくださるのだろうか。
作品にたいして、ここは変えてほしくないなと思うところは、私だってもちろんある。
そこに手を入れられると、これは自分の作品じゃないと思ったりする。
私の考え方の根底に触れるところは変えてほしくない。でもそこはとても微妙で、考え方の違う人には、そんなところが大事なのかと思われてしまうかも知れない。
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さて、12月に上演する「絵葉書の場所」のHP。
もうとっくに川野さんが作ってくださってたのですが、お知らせが遅くなりました。
劇団大樹さんのHPから観ることが出来ます。
私のHPからもここに行けるように、佳葉さんにしてもらいました。チラシも予約もまだですが、とりあえす公演詳細です。
また決まり次第お知らせしますね!
(写真は、前回HPの絵を載せてしまったので、今回は内容とは関係ないベランダのエーデルワイス。バラ園でお土産に買った新苗のつぼみが開きました。いい香り♪)。