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蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

人に言えない、倒れるまで頑張ったこと

2012-05-29 | わたし

わたしは、自分のブログを私有化することに決めた。

これは、至極あたりまえのことである。

自分の家を、自分で好きなようにすることにした、というのとは少し違う。
一人住まいなら、それでもいいけれど、家族がいる場合、そういうわけにはいかない。
家族間で、意見も取り入れ、協力もし、共存共栄。

ブログは、自分だけのものだ。
だれかと二人三脚で、シェアしながら書いているわけではない。
ただ、読んでくださる方が、ほんの少しでもいてくださるということ、
これは、ほんとうに、とてもありがたい。

わたしは、人との接し方、距離のとり方が、ちょっと独特なせいで、友人は少ない。
あまり、マメではないし、自己完結型で、ゴーイングマイウエイ・タイプ、
(こんなに大人になっても)恥ずかしがりで人見知りもするし、
そこへもってきて、面倒くさがりが致命傷となって、非常に社交的ではない。
(ただし、見た目とのギャップは、大きい)

と、これは、本日の前置きで(ああ、長い・・・)

今からが、発したいこと。


あるブロガーさんの告白を読んだ。
その方は、小説を若い頃に書かれ、情熱を注ぎすぎ、倒れるまで書いておられたそうだ。

倒れるまで・・・!!
すごい!!

わたしは、目をまんまるくして、倒れそうになった。
わたしには、ありえない!!

わたしは、・・・・倒れた経験といえば、
20歳の時、デパートでワインの試飲販売をやっていて、ほんの一口、口にして、その場で倒れた。
天井が宙に浮いて、ふわりと体が浮いた。
これって、めちゃめちゃ、かっこ悪い。
そのあと、どうなったんだろう??
なんか、周りはガヤガヤしてたような気がする。

20代前半の頃、アルバイトしていた、とある権威ある職場の、
(わたし自身は、権威とかとは無関係の、単なる日雇い)
飲み会で、急性アルコール中毒で倒れた。
ああ、これも、けっこう大騒ぎ。
権威ある職場だったので、お偉い方々は、世間体を考え、皆さんドッキリされたようす。
カッコわる。

これって、ハードで純粋な若い頃を思い出そうとしているのに、
たんに、かっこ悪い自分を思い出しただけになってしまった。

もっと、ほかにも、倒れるほど頑張ったことがあっただろう? そうでしょ?
うーーん・・・考えてみる・・・

油モノを食べ過ぎて、倒れた。
義母の揚げてくれる、とんかつが美味しすぎて、際限なく食べ、ムネヤケを通り越した。
ジョークではないところが、虚しく哀しく痛ましい・・・

ああ、なんで、こんな話ばっかり・・・

もっと真剣に探してみよう。

倒れるほど、一生懸命打ち込んだことを・・・

えーーっと、えーっと、えーっと・・・

あ、掃除をしなさすぎて、ハウスダストが原因で喘息で倒れた。
あの頃は子供が、1才、2才、3才(3人年子)だったので、子育てに支障をきたし、とても困った。

これは、もっとヒドイ。

なんで、こんなことばかり。

もっと、マシなものはないのだろうか。
人さまに胸を張って堂々と言える、もっと一生懸命、倒れるほど頑張ったことはないのか???

大切な試験前の徹夜勉強は、夜中に意識を失い、朝まで意識が戻ることがなかった。
(寝てしまっているだけ、とも言える)

恋愛は、一生懸命しすぎて(裏目に出て)、相手に逃げられた。それも、何度も。


振り返ってみると、一生懸命しなくて、手を抜きすぎて、サボりすぎて、困ったことは、たくさんあるが、
一生懸命やって、実を結んだことは、あまりない。

なんで、こんなにいい加減な人生をへらへらと歩んできたんだろう。
それなりに、自分では頑張っていたつもりなのに、思い返せば、けっこう、ダメだったんだ、わたし。

根をつめる、ということが出来ないのだろう。
オーバーワークする、ということが出来ないのだろう。
というか、オーバーワークしても、そのまま、次の日や、またその次の日を迎え、
どんどん体が丈夫になっていってしまって、対応してしまって、受容能力、キャパが増えるか、
あるいは、自然に制御されて、頑張りがスローダウンしているか、どっちかだ。

自分で、ここ一番、ということ、以外は、全然どうでもよかったので、
頑張らない人生なんだろう。


ここ一番とは、なにか?

自分が生きていくために、死ぬほどイヤであろうが、苦しかろうが、ぞっとしようが、めんどくさかろうが、
この、大ばかやろう、と思おうが、軽蔑しようが、軽蔑されようが、
どうしても、しなければいけないことを実行すること、だろうか。

ひとにとっては、どうってことない事柄かも知れないけれど。


それ以外のことは、ほんと、どうでもいい。

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