わたしは、自分のブログを私有化することに決めた。
これは、至極あたりまえのことである。
自分の家を、自分で好きなようにすることにした、というのとは少し違う。
一人住まいなら、それでもいいけれど、家族がいる場合、そういうわけにはいかない。
家族間で、意見も取り入れ、協力もし、共存共栄。
ブログは、自分だけのものだ。
だれかと二人三脚で、シェアしながら書いているわけではない。
ただ、読んでくださる方が、ほんの少しでもいてくださるということ、
これは、ほんとうに、とてもありがたい。
わたしは、人との接し方、距離のとり方が、ちょっと独特なせいで、友人は少ない。
あまり、マメではないし、自己完結型で、ゴーイングマイウエイ・タイプ、
(こんなに大人になっても)恥ずかしがりで人見知りもするし、
そこへもってきて、面倒くさがりが致命傷となって、非常に社交的ではない。
(ただし、見た目とのギャップは、大きい)
と、これは、本日の前置きで(ああ、長い・・・)
今からが、発したいこと。
あるブロガーさんの告白を読んだ。
その方は、小説を若い頃に書かれ、情熱を注ぎすぎ、倒れるまで書いておられたそうだ。
倒れるまで・・・!!
すごい!!
わたしは、目をまんまるくして、倒れそうになった。
わたしには、ありえない!!
わたしは、・・・・倒れた経験といえば、
20歳の時、デパートでワインの試飲販売をやっていて、ほんの一口、口にして、その場で倒れた。
天井が宙に浮いて、ふわりと体が浮いた。
これって、めちゃめちゃ、かっこ悪い。
そのあと、どうなったんだろう??
なんか、周りはガヤガヤしてたような気がする。
20代前半の頃、アルバイトしていた、とある権威ある職場の、
(わたし自身は、権威とかとは無関係の、単なる日雇い)
飲み会で、急性アルコール中毒で倒れた。
ああ、これも、けっこう大騒ぎ。
権威ある職場だったので、お偉い方々は、世間体を考え、皆さんドッキリされたようす。
カッコわる。
これって、ハードで純粋な若い頃を思い出そうとしているのに、
たんに、かっこ悪い自分を思い出しただけになってしまった。
もっと、ほかにも、倒れるほど頑張ったことがあっただろう? そうでしょ?
うーーん・・・考えてみる・・・
油モノを食べ過ぎて、倒れた。
義母の揚げてくれる、とんかつが美味しすぎて、際限なく食べ、ムネヤケを通り越した。
ジョークではないところが、虚しく哀しく痛ましい・・・
ああ、なんで、こんな話ばっかり・・・
もっと真剣に探してみよう。
倒れるほど、一生懸命打ち込んだことを・・・
えーーっと、えーっと、えーっと・・・
あ、掃除をしなさすぎて、ハウスダストが原因で喘息で倒れた。
あの頃は子供が、1才、2才、3才(3人年子)だったので、子育てに支障をきたし、とても困った。
これは、もっとヒドイ。
なんで、こんなことばかり。
もっと、マシなものはないのだろうか。
人さまに胸を張って堂々と言える、もっと一生懸命、倒れるほど頑張ったことはないのか???
大切な試験前の徹夜勉強は、夜中に意識を失い、朝まで意識が戻ることがなかった。
(寝てしまっているだけ、とも言える)
恋愛は、一生懸命しすぎて(裏目に出て)、相手に逃げられた。それも、何度も。
振り返ってみると、一生懸命しなくて、手を抜きすぎて、サボりすぎて、困ったことは、たくさんあるが、
一生懸命やって、実を結んだことは、あまりない。
なんで、こんなにいい加減な人生をへらへらと歩んできたんだろう。
それなりに、自分では頑張っていたつもりなのに、思い返せば、けっこう、ダメだったんだ、わたし。
根をつめる、ということが出来ないのだろう。
オーバーワークする、ということが出来ないのだろう。
というか、オーバーワークしても、そのまま、次の日や、またその次の日を迎え、
どんどん体が丈夫になっていってしまって、対応してしまって、受容能力、キャパが増えるか、
あるいは、自然に制御されて、頑張りがスローダウンしているか、どっちかだ。
自分で、ここ一番、ということ、以外は、全然どうでもよかったので、
頑張らない人生なんだろう。
ここ一番とは、なにか?
自分が生きていくために、死ぬほどイヤであろうが、苦しかろうが、ぞっとしようが、めんどくさかろうが、
この、大ばかやろう、と思おうが、軽蔑しようが、軽蔑されようが、
どうしても、しなければいけないことを実行すること、だろうか。
ひとにとっては、どうってことない事柄かも知れないけれど。
それ以外のことは、ほんと、どうでもいい。